ワークショップ「経営学、エコシステムで対話する」のご案内

12月20日(土)11時から、神戸市東灘区にございます弓弦羽神社にて、ワークショップ「経営学、エコシステムで対話する」を開催致します。政令指定都市である神戸市内で我々の身近にどのような問題が生じているかを理解し、いかなる連携によって新たな価値創発が実現できるのかを、生物学由来のエコシステム・マネジメントの視点から考えていくワークショップとなっております。先着30名までの参加となっておりますので、ご興味のある方は是非お早めにご応募くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

ワークショップ「経営学、エコシステムで対話する」のご案内

話題提供者:中田英一氏(兵庫県議会議員・三田食肉公社取締役)

ディスカッサント:KOBE NOURISMのみなさん、神戸市猟友会のみなさん

実施場所:弓弦羽神社
住所:兵庫県神戸市東灘区御影郡家2丁目9-27
https://maps.app.goo.gl/dhNrkcvHHUfuirqP9?g_st=ic
日時:12月20日(土)11:00-15:00
※現地集合となります。
参加定員:30名(先着順)
参加費:なし
※駐車スペースはございますが、台数が限られておりますので、できる限り乗り合わせてお越しください。阪急御影駅からも徒歩圏内です。

主催:地域創生と観光経営研究教育センター×対話型価値共創人材養成プログラム

参加申し込みは、こちらからGoogleフォームにご記入ください。

ワークショップの内容について

近年、経営学で注目されているビジネス・エコシステムでは、新たな価値共創を目指して多様な企業がお互いの強みを活かして連携するための仕組みが議論されています。これに対して本ワークショップが対象とするのが、生態系そのもののマネジメントであり、少子高齢化とともに増える耕作放棄地、生活スタイルの変化とともに手入れされなくなった里山、これに追い討ちをかけるように農業や生活に甚大な影響を及ぼしている獣害、これらがトータルとなって現れる地域経済の弱体化という大きな社会問題が生まれています。経営学は、これまでこうした自然や環境について、企業の社会的責任として議論をすることはあっても、マネジメントの中心に据えることはなかった(それゆえに、経営問題としてではなく、社会問題として考えて来た)と言えるでしょう。

本ワークショップでは、自然や環境を人間社会から切り分けて社会問題化するのではなく、むしろ人間社会を生態系の一部として位置付けて積極的にマネジメントしようとする、生物学由来のエコシステム・マネジメントの視点から、政令指定都市である神戸市内で我々の身近にどのような問題が生じているかを理解し、これを解決するためにいかなる連携によって新たな価値創発が実現できるのかをめぐり、さまざまな取り組みを行っている個人や団体との対話を仕掛けていきたいと思います。

本ワークショップは、対話型ビジネス価値共創人材養成プログラム(BVCCプログラム)と、地域創生と観光経営研究教育センター神戸経営地域連携プロジェクト「学生イニシアティブで推進する「こどもMBA(Mountain Based Activities)」を通じた、社会課題の解決に挑む地域団体と連携した体験型環境教育プログラムの開発と、ツーリズム商品としての収益化に向けた大学院教育体制の整備」における「伝統的な田植え・稲刈り・奉納餅つきで日本の食文化を考える」イベントとの共催で行います。

「伝統的な田植え・稲刈り・奉納餅つきで日本の食文化を考える」イベントでは、結弦羽神社にて奉納餅つきを行います。オルタナティブビレッジさんより、神戸市北区で栽培された有機米を使ったお餅つきを行っていただきますので、是非家族でご参加ください。

奉納餅つきでは炊き立てのもち米を、臼と杵を使ってつきます。臼と杵でつくことで、もち米本来の甘味や香りが最大限に引き出されます。つきたての温かいお餅にあんこやきな粉などをつけてみんなでいただきましょう。

横田真由美さま(オルタナティブビレッジ理事)
エコビレッジや持続可能なコミュニティ創りを基盤とした環境活動、教育活動、農的な暮らしに関わる事業を行うことで、地域間のネットワーク創り、循環型社会の形成や環境保全に寄与することを目的とした活動をしております。