アンカー・シップ・パートナーズ株式会社と包括的な連携推進に関する協定書を締結しました

神戸大学大学院経営学研究科(研究科長 國部克彦、以下神戸大学経営学研究科)は、アンカー・シップ・パートナーズ株式会社(代表取締役社長 篠田哲郎、以下同社)と包括的な産学連携推進に関する協定書(以下本協定)を、2025年4月1日に締結いたしました。

本協定締結の目的

神戸大学経営学研究科は、わが国における経営学研究と教育の中心として、産業界の発展において重要な役割を担ってきました。このたび、本研究科は、地域経済の活性化に向けた観光ビジネスの活用と、地域経済の土台となる金融機関の果たすべき役割や将来のあり方について、経営学的見地から取り組むことを目的として、地域創生と観光経営研究教育センターを新たに設置いたしました。本研究科に所属する経営学に関する多様な分野の研究者が、分野横断的に研究・教育を推進することで、地域創生と観光経営に関する国際的な研究・教育拠点となることを目指します。本取り組みは、『学理と実際の調和』という建学の理念、また産業界や地域等との『共創と協働』を通じて異分野共創研究教育拠点を目指す神戸大学のビジョンとも合致するものです。

アンカー・シップ・パートナーズ株式会社は、船舶保有・資金調達に関するコンサルティング、国内船主の経営課題に対する解決策の提案など、海運業界へ向けたソリューションを多数提供しています。地域創生と観光経営に関する豊富なネットワーク・ノウハウを有する同社と、経営学に関する専門知識を有する本研究科が連携することによって、産学連携的な観点から地域創生と観光経営に関する研究と教育を推進することを目的として、包括連携協定を締結することといたしました。

本協定の概要

1) 地域創生と観光経営に関する共同研究

2) 地域創生と観光経営に関する教育プログラムの開発

3) 各研修並びに経営指導に関する事項

4) その他産学連携の推進に関する事項

なお、本協定の活動は、神戸大学経営学研究科内に設置される「地域創生と観光経営研究教育センター(アンカー・シップ・パートナーズ寄附センター)」を活用して実施いたします。同社からは、本研究科による社会課題解決に向けた活動に賛同していただき、客員教授やゲストスピーカーの派遣、寄附金の提供など、この活動を支援して頂きます。

記者会見の様子
調印式の様子

当センターの活動について、もっと詳しく知りたい方は以下のファイルをご笑覧ください。

※本記事のサムネイル画像、及びスライドページのサムネイル画像に掲載されている「飛鳥Ⅲ」のイメージCG画像は、郵船クルーズ様に掲載の御許可を頂いております。