初航海シンポジウム が開催されました
2025年7月23日(水)、出光佐三記念六甲台講堂にて、地域創生と観光経営研究教育センター “初航海”シンポジウム「クルーズ船「飛鳥」で仕掛ける地域イノベーションの新たなスキーム:企業家、地域金融、そして大学は何ができるか」を開催いたしました。
シンポジウムでは「飛鳥Ⅲ」船上から実況生中継を繋ぎまして、神戸にいる参加者様と船上(シンポジウム開催時は小樽にいらっしゃいました)にいる篠田様とで、様々なディスカッションを行いました。
シンポジウム後半に行われたパネルディスカッションでは、学生からの質問や地域創生に関する提案など意見交換も行われ、非常に有意義なシンポジウムとなりました。




登壇者の登壇内容と登壇者からひとこと
松嶋センター長

シンポジウムでは,日本全国を寄港する飛鳥を基盤として,地域課題の解決に挑む意義ある取り組みに光を当て,地域創生に資するツーリズム開発を支援していくという本センターの狙いを,様々な角度からお話しいただきました.そして.学生の皆さんもまた,地域イノベーションを仕掛ける立役者になりえます.今後,学部学生の皆さんの素晴らしいアイデアの事業化を支援するための受け皿をセンター内に用意していく予定ですので,ぜひ積極的にご参加ください.
柴崎客員教授

観光経営に関係する最先端の理論と実務を双方向に学ぶことができる素晴らしいシンポジウムに参加できたことを大変うれしく思います。皆さんのアイデアは神戸への愛情に溢れており、事業計画が描ける内容も多かったのではないかと思います。これからの日本にとって、産官学金労言士/師が強みを生かしながら、地域の新たなエコシステムを生み出すことは不可欠です。柔軟なアイデアを実現するためのヒントを本センターが提供できることを期待しています。
篠田客員教授

参加いただいたみなさまの、しなやかなアイデアに目から鱗の連続でした。いただいたものの多くが「地域創生と観光経営」にふさわしい、すぐにでも実現できそうな鮮度の高く深め甲斐のあるものばかりで感銘を受けました。学問の現場とビジネスの最前線を、経験豊富な教授陣の舵取りで結びつけていく醍醐味。益々新たな化学反応が楽しみです。どんどん魅力ある講師陣を招聘しますので、新たな刺激にご期待ください。
吉田准教授

様々なパートナーを巻き込み、地域に新しい価値を生み出そうとするクルーズ船「飛鳥」のビジネススキームや本センターの取り組み自体が、エフェクチュエーション的な実践であることが良く実感できたシンポジウムでした。エフェクチュエーションは、新しい取り組みを生み出すために有効で、学習可能な思考様式ですので、ぜひ皆さまの今後の活動にも活かしていただけたら嬉しいです。
シンポジウム特別編の開催
さらに後日行われましたシンポジウム特別編では、篠田客員教授と学部生を中心とした本学の学生とで、サンドウィッチを一緒に食べながら、様々な意見交換を行いました。


シンポジウム、及びシンポジウム特別編にご来訪いただいた皆さま、誠にありがとうございました。