神戸市立鶴甲小学校で会計教育授業を実施しました
2025年6月17日、神戸大学経営学研究科の髙田知実教授の指導のもと、本学の学生が主体となり、神戸市立鶴甲小学校の6年生を対象とした会計教育授業を行いました。この取り組みは、未来を担う子どもたちの金融リテラシー向上に貢献するとともに、学生自身の学びを深めることを目的としています。
学生が企画・運営した実践的な学び
この授業は、経営学部で前期に開講されている「企業分析の教育実践」の一環として実施されました。経営・経済学部に所属する学生たちが、教材の企画立案から作成、そして当日の授業運営に至るまで、そのすべてを担当。日頃の専門的な学びを、小学生にも分かりやすく、かつ興味を持ってもらえるよう、学生たちは試行錯誤を重ねました。

「損益計算書」を身近な例で楽しく学ぶ
当日は小学校の3・4時間目を使って、「損益計算書の読み方」をテーマに授業を行いました。前半の講義パートでは、子どもたちにとって身近なハンバーガーショップなどを例に挙げながら、会計の基本的な考え方や損益計算書の仕組みを解説。イラストや図解を効果的に活用することで、会計の考え方や専門用語も直感的に理解できるよう工夫を凝らしました。

「すごろく」で実践!活気あふれる授業に
後半は、学んだ知識を定着させるための「すごろく」を実施しました。グループに分かれた児童たちは、学生たちのサポートを受けながら、すごろくを通じて班ごとの損益計算書を作成。教室のあちこちで活発な意見が飛び交い、各班の損益計算書を発表する際には大きな歓声が上がるなど、大変盛り上がりました。
今回の会計教育授業が、子どもたちの未来に役立つ一歩となることを願っています。