2026.07.08
【開催報告】研究力開発国際セミナー「海外への研究発信に向けて研究をアップグレードする」
- 日時
- 2026年6月12日(金) 14:00〜16:30
- 場所
- 神戸大学 六甲台第1キャンパス 経営学研究科 本館3階 大会議室(オンライン視聴参加可)
- 形式
- ハイブリット開催
神戸大学大学院経営学研究科
人的資本経営研究教育センター長
上林 憲雄
皆様ご承知の通り,経営学においても,他の学問領域と同様で,海外へ向けて自身の研究を発信していく,ということが昨今益々求められるようになってきていますが,今回のセミナーでは,そうした研究成果の海外発信の趨勢を捉えまして,日本でやっている研究と,どういうように変えないといけないか,ということが,中心的なテーマの1つになっています。
経済学や,あるいは経営学でもファイナンス系の領域など,わりと普遍性の高い領域では,最初からグローバルな国際標準に沿って研究をされている場合がこれまでも多かったとは思いますが,こと経営学,狭義のマネジメント領域では,必ずしもこれまで,最初からグローバルを目指すということではなくて,はじめは日本企業,日本社会を前提とした議論がされてきていたとし,そういうスタイルで研究されてきた方々も多いかと思います。そこから,グローバルに発信しようとすれば,そもそも研究に対する考え方(マインドセット)を変える必要があるかどうか,変えないといけないとすれば,どう変えていかないといけないか,ということです。こうしたことを中心に,今回のセミナーでは参加各位と一緒に考え,有意義な意見交換をすることができました。
まず第1部では,Emerald出版社東アジア地域ダイレクターのWan Yat Seng様に「変化する学術出版の世界」と題して,主にAIの登場によって,研究活動や出版がどう変わってきたか,我々はこれから何を意識しないといけないかについてご講演をいただきました(このご講演は,同社日本代表の江口剛史様に逐次通訳いただきました)。それから2つ目のご講演として,中央大学教授の磯村和人先生に「研究の取り組み方を見直す」と題しましてご講演をいただき,研究のマインドセットの切り替え方という論点を中心に,研究を取り組むにあたっての貴重なアドバイスについてご講演をいただきました。
そののち,休憩を挟んだ後の第2部では,若手研究者による海外学界やジャーナル投稿への取組み事例として,神戸大学大学院経営学研究科博士課程3年で特命助教の堂西晴香先生と,白鴎大学経営学部准教授の高木孝紀先生に,それぞれのご経験を基に,貴重なご報告をいただきました。ご自身の研究の海外発信へ向け,まさに今取り組んでおられるバリバリの若手研究者にご登壇いただき,若手ならではのお悩みや,あるいは生々しい現状などをお話しいただくことができ,とても有益かつ有意義なディスカッションが出来たと感じております。
ご参加各位におかれましては,本セミナーで得られた知見やヒントをもとに,今後ますます国際的な舞台でご活躍いただくことを願ってやみません。
動画について
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講演動画
変化する学術出版の世界 - 最新動向と今後の展望 -
WAN YAT SENG REGIONAL DIRECTOR, EAST ASIA, EMERALD PUBLISHING
逐次通訳 江口 剛史(EMERALD PUBLISHING 日本代表)
研究への取り組み方を見直す
磯村 和人(中央大学理工学術院 教授)
海外ジャーナル投稿への第一歩:挑戦と直面した課題
堂西 晴香(神戸大学大学院経営学研究科 博士課程後期課程3年・特命助教)
海外学会報告から海外ジャーナル投稿を目指して
高木 孝紀(白鷗大学経営学部 准教授)
