トップページ戦略的企業家養成プログラムベンチャーファイナンス実践塾ビジネスプランニング実践塾超入門 企業価値経営 ~実践ワークショップ~成長型中小中堅企業育成フォーラム

ビジネスプランニング実践塾

第I期生の紹介



氏名
稲場義尚
所属
東果大阪株式会社 経理部 課長補佐
志望動機

私は経理部門に所属しておりますので、今回のプログラムを受講する機会を与えられ、即座に申し込みを決意いたしました。新規ビジネスプランに対してアクセルを踏むのか、ブレーキをかけるのか、判断する術を学びたいと思っております。また、会社役員の方々にお話を伺ったり、自分の考えを申し述べることができる大変有意義な機会も楽しみにしております。


氏名
植松栄司
所属
三木楽器株式会社 取締役総務経理部長
志望動機

大変厳しい経済環境の中、弊社も同じく厳しい推移を重ねています。その中にあって総務経理部部長という大変重い職責にあり、今回 弊社専務の古山より紹介がありました。履歴書にも簡単に書きましたが、少し詳しく職歴について書きます。三木楽器に入社以来、管楽器ビジネスに特化し約四半世紀にわたり従事してきました。その間、専門家から子供さんにいたるまで、長いお付き合いを重ね、関西におけるそれなりの地位を確立させるまでに至りました。その後7年前に、突然本社勤務を言い渡されました。ちょうど「野村監督」が「生涯一捕手」という言葉がマスコミを賑わせていた時期にあたります。もちろん、突然のこともあり、周囲の演奏家もお取引のあった輸入業者も大変驚くとともに、会社の意図がみえず、不本意な思いのまま本社勤務となりました。経理業務・会計業務も始めてという状態からのスタートで大変でしたが、今では全社の予算策定をはじめ、全社の「見える化」にも対応するべく、会計手法なども改善し、部下の努力のおかげで、月次締めも営業日5日で締まるようになりました。現在まで、一般業務に関しては、それなりに勤めあげてきました。今回この実践塾を知り、今後の知識の習得や業務の実践に対する刺激になればと思い参加希望します。そして、会社のため、あるいは今後の会社にとって大事な若い経営陣を育てる端緒にできればと思います。 


氏名
追田尚幸
所属
株式会社ダイドー 専務取締役
志望動機

今年で60期を迎え、2010年の10月に社長交代をするにあたり、自社のビジネスモデルを再構築したく参加させていただきたいと思っています。主な志望動機としては下記になります。
1.ユーザー1社依存型からの脱却
2.商品群の整備及び経営資源の投入の優先順位の決め方
3.IT技術を駆使して、直間比率の見直し
4.現在ある5工場体制及び人員配置の見直し
5.現在、製販分離している会社の統合のメリット、デメリットの検討
6.ビジネスプランニングの基礎を勉強
7.ビジネスプランニングのリスク分析の勉強
8.異業種の経営者間ネットワークの構築


氏名
大島久典
所属
ダイキン工業株式会社 テクノロジー・イノベーションセンター推進室
志望動機

現在の業務として、当社の新しい研究開発センターと研究開発テーマの企画推進を行っており、新しい研究開発領域・テーマに対し、技術に加え事業の視点からも評価・育成が必要との思いから参加希望しました。


氏名
金明淑
所属
有限会社アンクシステムズ 代表取締役
志望動機

ソフトウェア/システム開発、WEBコンテンツ制作を主業務に創業し、7年が経過しました。小資本で始め、「受注を受けたソフトウェアを作る」というスタンスで、発注者ありきの開発、制作のみをしてきたのですが、会社としては、今後、受注ありきの「開発」ではなく、自社発の「技術商品」を世に出していきたいという思いが強くなっています。実際、2010年にはスマートモバイル向けのアプリ開発にも着手しようと思っていますし、その他、いろいろとWEBサービスをしたいという思いはありますが、そのビジネスプランニングを行うにあたって、もう少し客観的に学びたいと思って参加することにしました。また、以前、忽那先生の実践塾を受講しまして、本当にいろいろ刺激を受けて学ぶところがたくさんありましたので、是非、また忽那先生のもとで勉強をしたいと思って志望しました。先生から「様々な業種の方々が来られる」と伺っておりますので、普段あまりお会いする機会のない業界のみなさんのご意見などもお伺いして、いろいろと糧に出来ればと思っています。


氏名
小栁智義
所属
カルナバイオサイエンス株式会社 事業開発部マネージャー
志望動機

現在、私はバイオベンチャーにおいて事業開発の職に就き、主に他社との創薬のための共同研究の契約交渉、進捗管理、あるいは創薬支援のためのカスタマイズドサービスの提供を行っております。業務の一環として新規事業の立案、企画、遂行を行っておりますが、様々なアイデアは浮かぶものの事業として定量的な評価をし、客観的にプランを提示し、実現することの難しさを感じております。現在の職に就くまでは、アメリカの大学で基礎医学研究者として薬理学の研究を行いましたが、その時の上司が大学の技術を元にして起業し、事業を軌道に載せたことを間近に見ました。その熱意は一重に自らの技術を活かして人類の健康に役立ちたいという思いからであり、私が最先端のバイオ技術を事業化するバイオベンチャーに身を投じる強いきっかけとなりました。しかし実際にバイオベンチャーにおいて基礎技術の事業開発をするにあたり、これまで自分は技術的な面でしかベンチャー企業を評価していなかったことに気付きました。これは多くの技術者に当てはまる傾向ではないでしょうか。特に「良い製品が売れる」という曖昧な概念では事業化には程遠く、そもそも「良い」製品とは何か?売れる製品を生み出すにはどういう環境が必要か?という事について自問し始めました。特に、バイオベンチャー業界としては、価値のある製品、サービスを作り上げるために必要とされる投資と時間についての概念と知識がもっと必要ではないか、と疑問を持ちました。日本では多くのベンチャー企業が欧米のBiotech企業をモデルとして事業を計画しておりますが、実際には得られる投資額は期待されるほど大きくなく、それに見合った戦略を作り上げる必要があります。自らが携わる企業のオペレーションにおいては事業ごとに正しい価値とリスクを評価し、実現可能なビジネスプランを立案することにより、日本型のバイオベンチャーの成功モデルを築き上げたいと熱望しております。そのためには技術開発と表裏一体である投資戦略、そしてマーケットを見据えた現実的な経営戦略の立案について知識と能力を深めたいと考えております。


氏名
徳宮太一
所属
株式会社シンワテクノ 代表取締役
志望動機

私は大学卒業後、外資系化学会社にて5年間勤務し、2004年4月に父親が創業した会社の取締役に就きました。父親が創業した現会社に入社して間もなく、自社は競合との相対的な経営資源において質・量ともに低く、事業の効率は追求できるものの、人材派遣業界の大手による寡占状態の環境下では躍進は難しく、また現在のサービスそのものが今後の日本の雇用ニーズにも適用できなくなると感じました。その経営資源の不足を、知恵とそこから創造される新しいコンセプト、アイデアで補うべく、経営全般にわたる知識を基礎から実践までを体系的に学び、今までの経験を踏まえた上で、これからの人材ビジネスのビジョンや方向性を新たに策定し、具現化されたビジネスモデルを実行に移したいとの考えから神戸大学大学院MBAプログラムに入学しました。MBAプログラムにおいて「同属企業の後継者育成」をテーマに修士論文(加護野忠男論文賞銀賞受賞)を作成しましたが、その中で改めて先代から引き継いだ事業について、自分自身の代で業態の変化を伴う新たな事業展開を図る必要性を感じました。また昨今の人材ビジネスにおける事業環境の変化のもとで自社にとっての新規事業開発は最重要課題となってきています。現在の事業領域である人材ビジネスから大きく外れる領域への事業展開は考えておらず、既存の事業はそのままに並行しながら新たな事業を作りたいと考えています。ただそのためにどのようなプロセスを踏まえ、チェックし、実行に移すかということについてまだ漠然とした考えしかもっておらず、ビジネスプランニング実践塾で学びたいと思いに至りました。MBAプログラムにおいて新規事業に関する授業は、野村総研が講義を担当した「事業創発マネジメント応用研究」のみでした。また在学中に忽那教授の授業を受講できなかったことを大変後悔しています。ビジネスプランニングに関する知識の習得とグループ討議を通して今後の自社のビジネスモデルを洗い出し、自社の経営に展開したいと考えています。


氏名
長岡謙一郎
所属
東果大阪株式会社 ITマーケティンググループ
志望動機

弊社は、青果物の卸売業でありますが、さまざまな関連事業を立ち上げています。食育やインターネット通販、栽培履歴管理システムの構築・運営など新しい事業にチャレンジしています。現在の部署名は、IT・マーケティンググループですが、以前の部署名は経営企画部でしたので、様々な意志決定をする部署でもあります。この機会にビジネスプランニングを学び、今後の事業に役立てる事ができれば、会社にとっても自分にとってもプラスになることだと考えています。


氏名
新井川真佐子
所属
医療法人おさきレディスクリニック 事務長
志望動機

私は貝塚市にある(医)おさきレディスクリニックで勤務をしております。昨年の1月から事務長としてクリニックの経営管理、財務、経理、人事等の職務に就いております。昨夏にCFO実践塾に参加させて頂き、自分自身の職務に対しての考えの甘さに気付かされました。また経営管理の難しさも痛感しております。事務長として1年経ってやっとみえてきたこともあります。再度実践塾を受講させていただき、もう一度自社の過去を振り返り、そして10年後を想定してのリスク分析やプランニング等ができるように勉強させていただきます。昨今、産婦人科施設が減少していく中で、少しでも地域の皆様のために貢献できるクリニックでありたいと思います。ご縁がありこのセミナーに参加される方々とも交流をはかり、いろいろな意見や情報をお聞きしたいと思います。


氏名
福田香枝
所属
株式会社ビジネスインテリジェンス 総務部
志望動機
私の勤務する(株)ビジネスインテリジェンスの社業は、人材派遣、M&A・企業再生支援、ビジネスマッチング、事業承継支援、財務体質の改善・強化支援、人材教育等、多岐に渡ります。社内では、主に経理・総務を担当し、同時にクライアント様の会社の経理・総務業務のお手伝いを担当しております。また、弊社に入社する前は税理士事務所で中小企業様の経理・決算、税務申告業務等を担当しておりました。そんな中でこれまで、経理や決算・申告はできるが、財務の知識がないのが私の悩みでありました。勉強しなければいけないと思ってはいるが、何からはじめればいいのか分からずそのままになっており、今日に至ってしまいました。今後の私の仕事の領域を広げる為、またクライアント様に対して付加価値あるサービスを提供するために、今回この実践塾を通じてファイナンスの基礎知識を一から学びたいと思っております。また、今回講義に参加される皆様から色々な意見を拝聴させていただけることも、これからの自分にとって貴重な経験になると思っており、大変楽しみにしております。

氏名
松本裕二
所属
ちぐさ技研工業株式会社 営業部
志望動機

わが社は本年4月に事業継承が行われ、新社長のもと人事についても新体制を敷き、また事業についても旧来の事業形態を見直し、再編を図るべく今期のスタートを切りました。そんな中、私自身も一営業担当から営業責任者へと抜擢されチャンスと責任を同時に与えていただくこととなりました。弊社の事業内容は、急傾斜(みかん山や工事現場)での資材運搬を目的としてモノレールのメーカーで、販売およびレンタルが主な事業となります。今後、私どもが傾注している事業としては、より収益性の高いレンタル事業を選択し、今期が始まりました。かつて私が在籍していた建設機械のレンタル業での経験を生かすことのできる職責をいただくこととなったわけですが、いくつかの不安材料もあります。その1つには、私自身のレンタル業での経験が10数年経過していて考え方や手法が現在でも通用するものなのかどうかという点と、残念ながら、経営に不可欠な財務の知識が乏しいことです。さらには、事業選択したレンタル事業をどれくらい伸張が期待できるものなのか、また、新規事業についても近い将来に模索が必要である事などがあげられます。今回の講義では、私自身の足りないものを習得し会社を正しい方向へ導くための自信をつけることと、それを社内で実践していくことを目的として、参加を希望しますのでご指導宜しくお願いいたします。


氏名
山田直樹
所属
株式会社デリバリーサービス 取締役総務部長
志望動機

今回、この実践塾に参加させていただくことにした動機は、現在は父親の経営している運送会社でとして業務を行っている中で、新たな事業を始めることになったためです。運送業だけを行っている分には、浅いながらも経験があるため、色々な案を考えることができました。しかし、今回新しく行う事業とは、商品の販売とサービスです。全く違う分野に飛び込むことになり、自分自身、本当に進めていけるのか不安でいっぱいです。そこで、お世話になっている知り合いからこの塾のことを紹介して頂きました。商品を販売するためには、先に仕入れというものがあります。私自身今まで必要なかったので、ビジネスモデルを考える上で当たり前のことが理解できていない状態です。甘い見通しで成功するほどビジネスは甘くないと思いますが、何をどうしてビジネスプランを構築すれば良いのか、是非この実践塾で基礎から学びたいと思っています。 


氏名
山本進
所属
株式会社キャピタルメディカ 投資開発事業部 不動産部
志望動機

私は今まで主に不動産関係の仕事に携わっていましたが、今年から、事業再生の分野にも携わることになりました。事業再生においてはビジネスモデルの再構築が必要となってきますが、しかしながら、不動産以外の経験に乏しいため、今回のビジネスプランニング実践塾を通じて、いろいろな知識を吸収し今後のビジネスに役立てたいと考えています。また、異業種の方々とのネットワークもできればと思っています。


氏名
脇坂勇輝
所属
DNA CUBE 代表取締役
志望動機

現在の仕事の加速があり、本格的に7月1日に事業登記(株式登記)をし、さらなる発展を視野に日々邁進させていただいている際に、神戸大学大学院経営学研究科の忽那先生とお会いし、ビジネス実践塾の存在を知りました。もともと、会社を展開していく上で、もっともっと基礎的なスキーム、高レベルな思考レベルやビジネス感覚、その他ケーススタディやフレームワークを通して自己研磨に励みたいと思い、神戸大学大学院経営学研究科MBAコースへの進学も考えていました。今後、本格的にビジネスの世界で生きていく上でよいスタートを切れるきっかけになると思案、確信し、今回ビジネス実戦塾への参加の意思を固めました。どうぞよろしくお願い申し上げます。


受講後の感想

稲場義尚
利益構造図に興味を持ちました。私自身、費用の分析は十分に行っておりましたが、講義の中で、売上の分解の方が難しいとおっしゃっているのを聞き、売上の分析を簡単に考えていた自分自身の分析が不十分であると知りました。

植松栄司
今後の事業戦略の策定及び新規投資計画の為のフォーマットの作成。従来は職種・市場の狭さ等から、ご指摘のように「常識」「ヒラメキ」「個人的特性」等の要素が皆無ではなかったと反省します。今後、事業戦略構築の仮定・検証にまずエビデンスの追及と数値化を重要視し、分析のツールを習熟し、精度アップにつとめ、リスク管理を常に考慮にいれながら、検討していきたいと思います。上記のフォーマットが、役員あるいは現場で共有できるようになることを、1stマイルストーンと考えます。

追田尚幸
現在、決して業績が悪いわけでもなく、利益も確保できてはいるのですが、ユーザー1社比率の高い受注構成になっております。今回のように、建築基準法の改正そしてリーマンショックのような状況になると、俄然不安定な状況になってきます。そんな中、当社のビジネスモデルが完全なるB to Bのみなのですが、B to Cのモデルの分析・検討をしたいと思っています。実際にどこまでできるかわかりませんが、もし悩んだときには相談させてもらいたいと思っています。

大島久典
事業モデル分析のフレームワークと、クリスタルボールによる事業モデルの定量的評価法という、2つの知識のインパクトが大きかった。自社の研究開発にてこれらを、より具体化に筋の良いテーマを判断するものさしとして用いたい。

金明淑
自社で「請負からの脱却」を目指しています。いろいろと新規事業を考えていますので、それらを今後、具体的に検討していきたいと思います。

小栁智義
創薬ベンチャーのシステムは特異ではありますが、今回習得したスキルを今後の新規企画を検討する際のツールとして応用し、提案の際にはよりしっかりした理論的な裏打ちを持って望みたいと思います。

徳宮太一
先代から引き継いだ事業について、自分自身の代で業態の変化を伴う新たな事業展開を図る必要性を感じており、既存の事業はそのままに並行しながら新たな事業を作るため、今後の自社のビジネスモデルを洗い出し、自社の経営に展開したい。

長岡謙一郎
弊社は青果卸売業ですが、卸売業以外にも積極的に取り組むことが多いので、今後の新事業に活かしたいと思います。

新井川真佐子
基本にかえり利益率をあげるという課題を持ち、売上・費用の分析をしていきます。また10年後、医師の高齢化・医師不足を想定して助産院併設の事業計画を考えていきたいと思います。

福田香枝
私自身がこれまで行ってきた財務分析や事業計画書の作成はやはり甘かったと痛感しています。様々な分析を多角的に、また体系的に行うことが、理論的裏付けのある分析結果につながるのだと思いました。まずは今回の講義で学んだ分析ツールを習熟し、常にキャッシュフローやリスク管理を意識した財務分析や事業計画を立案することが課題です。

松本裕二
理想は講義で得た全ての分析ツールを駆使したいところですが、現状、私の習熟度からは直ちに望めないところです。社内にて今回の講義内容を共有した上で来期の事業計画を策定するところまでを実施したいと考えています。今期の計画と実績を照らし合わせ、整合性の不一致部分の検証を実施することで策定根拠の矛盾を浮き彫りにすることができると考えました。それらを鑑みて、まずは利益構造図の作成から着手し事業計画書の完成までを課題とします。

山田直樹
新規事業を行うにあたってのビジネスモデルの構築について学習するために実践塾に入塾しましたが、厳しくなってきている現在の運送事業についても、利益構造の見直しに活かせるので、まずは本業のほうの売上と費用の分解から行いたいと思います。

山本進
今まで不動産投資において、投資前にIRRがいくらになるかということをシミュレーションしていましたが、今後は事業再生の分野でも、今回勉強したことを生かしていければと思っています。

脇坂勇輝
人材雇用とアライアンス。営業を専門としたコンサルティングを主業務としていく中で、人材の重要性は常々思考しております。採用スタイル、教育、制度などガバナンス観点の分析を推進してまいります。また、現在お声掛け頂いているアライアンスの件もございます。アライアンスのタイミング、求めるもの、提供するもの、そのアライアンススタイルなど、今後この2点に注力したいと思っております。

 


受講後の感想


稲場義尚
今回私が受講を終えて感じたことは、論理の組み立て、分解という思考の進め方の手順イメージが、起業家の皆様と優秀な学生さんとの討論を2日間拝聴しているうちに、意識したわけではないのに自然と残っており驚いております。今後、復習によってこのおぼろげなイメージを固めたいと思っております。その他、皆様の巧みなディベート技術を目の当たりにし、自分自身に刺激と課題をいただいて帰ることができたのも大きな収穫であったと感謝しております。

植松栄司
今回の講義は、ある意味では「若きアントレプレーナーのための・・・」の趣があり、私としては非常に刺激を受けましたが、頭もしっかりもつれました(笑)。近年とみに実業の世界において、いいふるされた「顧客満足」「社会的意義」等が、より大きく企業の発展に影響し、また「被雇用者満足」も大きな要素となっています。是非若い経営者(或はなろうとする素晴らしい仲間)に、今回の講義と併用して「事業成功の鍵は、いかに顧客との距離を近くとれるか?事業者をとりまく、ステークホルダーに対する共感能力をどう高めるか?」というような視点を理解して頂く機会があればと少し思いました。この講義が大きな体系の中の一部分であると理解していますので、あえて感想というレベルとご理解下さい。講座・打ち上げを通して「おじさま」を疎まず、楽しく接して頂いた全ての皆様に感謝!!

追田尚幸
今回、ビジネスプランニング実践塾に参加させて頂き、大変勉強になりました。元々営業あがりなので、ビジネスプランにおける可変要素が半分以上どんぶり勘定と経験でおこなってきました。がしかし可変要素のバラツキをシュミレーションできること、またリスクの数値化、それに基づく対応策。経営者として、意思決定が数値で見れることに感動しました。(勉強不足ですいません。)ベンチャー企業の起業家はもとより、中小企業の2代目経営者も是非受けられることをお薦めします。

大島久典
事業構想に対する知識・経験が乏しく、実動のため具体的な手法を知りたいという意識から今回受講した。結果、シンプルなフレームワークを具体的に運用することで、十分に機能することに改めて気付かされた。一方、クリスタルボールの存在は知っており、使い方をマスターしたいと考えていたので、実際に触ってみることができたのは大きな収穫。なお技術開発は商品開発と異なり将来の広がりをハッキリ予見しにくいので、その橋渡しに少々知恵出しが必要と感じている。

金明淑
今回、ちょうど「アイディアの種」段階のビジネスプランがありましたので、それを当てはめて考えることができました。具体的な数値は、まだ細かいところまで自分が出せていないこともあり、検証というレベルまでには達しませんでしたが、プロセスとしては学ぶことができましたので、今後、自社の新規事業の検証を行う際に、是非、具体的な検証ができるようにしたいと思いました。全く違う業界の方々は集まっていたので、意見交換も大変有意義で、2日間があっという間に過ぎたように感じ、大変充実した時間になりました。

小栁智義
ビジネスプランのイメージを具体化し、さらに現実の数字に落とし込んでいく手法を学ぶことができ、大変有意義でした。特にバイオベンチャーという少し特異的なビジネスモデルでも応用できそうだということが実感でき、大きな収穫となりました。ロールプレイを通じて議論の中から出てくるほかの受講生からのご意見が、現実の問題点、実際の問題に近いところをついている点において、よくできたプログラムであると思います。ぜひ次のステップも受講したいと思います。

徳宮太一
ビジネスプランニングという新しいコンセプトやアイデアを実践に移すために必要なプロセスや確認項目を2日間という短い時間であったが端的にかつ効率的に学ぶことができた。特に私自身が持っているビジネスアイデアについて講師の忽那教授や同じような志を持つ実践塾の参加メンバーから講義時間内だけにとどまらず懇親会の場でも様々な角度から多くのアドバイスや批判を頂けたことは、普段一人で考えたり仲間内で議論する場ではなかなか得られるものではなく、今後新規事業を検討していく上で大変貴重な経験となった。

長岡謙一郎
私は、一会社員ですが、参加された方々は事業主さんや経営に携わっている方が多く刺激的でした。アメリカと日本では、ベンチャー企業に対する環境が違いますが、日本でもこれから多くの起業家が出てくることを楽しみにしております。

新井川真佐子
今回は2度目の忽那先生の実践塾でした。1度目はビジネス用語すら理解できずてんてこ舞いでした。この2日間は忽那先生の講義を冷静に受講できたとおもいます。みなさんとはかけ離れた業種で、日頃は閉ざされた世界にいる自分を勉強不足で人間が小さいなと改めておもいました。受講された皆さんが若くて優秀で積極的で、私も気合を入れなおして頑張らねばと励まされました。有難うございます。2日間、新鮮で楽しく過ごせました。経営者がドクターで、日頃はとても忙しくしているので財務関係で片腕になれるようもっとしっかりと勉強をしていきたいとおもいます。この出会いを大切にしたいと思います。今後もいろいろと皆様からアドバイスをいただければ嬉しいです。また宜しくお願いいたします。忽那先生、出来の悪い私を引っ張ってくださり有難うございました。学生のアシスタントのみなさんお疲れ様でした。素敵な3人でしたよ。将来がたのしみですね、頑張ってください。

福田香枝
ファイナンスの知識を一から勉強したいという気持ちで今回参加しましたが、単なる数字の分析ではなく、ビジネスモデルの検討・見直しからスタートし、ビジネスモデルの分析、利益構造図・財務モデルの作成、ビジネスプランのリスク分析へと進むことで、ファイナンスの知識や手法を体系的に学ぶことができました。また、自社の課題にあてはめながら進めていけるので、理論的でありながら、非常に実践的な講義でした。また、それぞれのテーマごとに何度もグループ討議・全体討議を行いますので、他の受講生の様々な意見を聞くことができ、新たな発見や気付きを得ることができました。みなさんが積極的に意見を述べられていたのでとても刺激を受けました。私自身、圧倒されて積極的に討議に参加できなかったなと反省しております。と同時にディスカッションがいかに大事かということを再確認することができました。これから事業を始めようと考えている方、ビジネスモデルを再検討したいと思っている方、私のようにファイナンスの基礎知識を一から学びたいと思っている方など、それぞれ目的は違うメンバーが一緒に学ぶことができるのも、この実践塾の魅力だと思います。

松本裕二
中小企業においても、今回のような講義内容の実践的な取組みが必要になるということ。大変驚きましたし、不可欠であると確信もしました。講義内容について、残念ながら詳しく感想を述べることのできる状況にありませんが、もっと復習して身に付けていく考えですので今後もご指導いただきたくお願い申し上げます。講義以外では、異業種の方たちとの交流が何より印象に残ります。普段の業務ではまず知り合うことのできない方たちと直接ディスカッションできる機会に恵まれ、違った視点から自社を見つめることができました。また、ゼミ生についても感謝です。席替えのめぐり合わせで3名ともに関わることができ、ともにご迷惑をお掛けしましたが、色々とフォローいただきありがとうございました、この場をお借りしてお礼申し上げます。皆さんの眼の輝きが印象的でした。(私は必死で涙目になっていましたが・・・)最後に、唯一残念だったことは、2日目の懇親会に参加できなかったことです。

山田直樹
最初は、現役の経営者の方や経営に携わっている方たちが集まる中で、ろくな知識もない私が話についていけるのかと不安に思っていました。しかし実際に講義が始まってみると、忽那先生の説明がすごく解かりやすかったので、落ち着いて講義を受けられました。内容についても、本に載っているような一般的なことだけではなく、自分を含めた参加者の皆さんの会社の実情を議題にして議論などを行うため、他業種の状況や仕組み等、普段なかなか知り得ないことまで聞けました。やっぱりこういう現実の話のほうが理解しやすいと思いました。また、懇親会では、以前の参加者の方たちともお会いできとても楽しかったです。自分自身にプラスになることがたくさんありました。もう少しレベルアップしましたら、ベンチャーファイナンス実践塾にも参加してみたいと思います。

山本進
内容が名前の通り実践的で、PCを使用したり、ディスカッションしたりと大変面白く、勉強になったと思います。今まで頭の中でなんとなく考えていたことが整理されて良かったです。また、異業種の方々と交流できたのがとても刺激になりました。しかしながら、現実は厳しく、受講後、現在行っている再生事業の事業計画を見直してみると、計画は良いのですが、売上の数字が当初の目標を大きく下回る結果となり、四苦八苦しています。計画と資金調達は重要ですが、十分条件ではなく、営利企業として利益を出すことの大切さをひしひしと感じております。

脇坂勇輝
高い意欲と能力をお持ちの方々との濃密な2日間は、若く稚拙な私にとって何より刺激的でした。新規事業への参入切り口等を学び、また、科学的な観点や、リアルな数値等を踏まえた講義内容に、納得するとともに、生かすも殺すも今後の私の行動次第ということも強く感じさせていただきました。一方的な講義形式ではなく、ワークや、ケーススタディなど多側面でのスタイルにも満足しております。特に、学術的観点と、それに伴うケース観点の提示がわかりやすく、スムースに目的との整合性をとれたように思います。本当にありがとうございました。

 


開催趣旨

中小企業やベンチャー企業の経営者は、不確実性の高い事業環境下で高度な経営的意思決定を行うために、ビジネスプランニングとそのためのファイナンスに関わる知識の習得が不可欠です。いくらすばらしい事業アイデアや技術を持っていても、ファイナンスの知識なくしては、リスクマネジメントを行いながら成長のための資金を調達することも、調達した資金を有効に投資することもできません。
しかし、こうしたビジネスプランニングやファイナンスに関する知識を、多忙を極める中小企業やベンチャー企業の経営者が、日常の業務の中で自ら時間をねん出し学習することは容易ではありません。ビジネスプランニング実践塾では、中小企業やベンチャー企業の経営者が自社のビジネスモデルを再検討するための場を提供することと、御社におけるCFO人材や新規事業を担える人材を育成するための場を提供することを目的としています。中小企業やベンチャー企業経営者の勘と経験に頼った経営は、高いリスクをはらんでいます。経営者の右腕となり、事業のリスクについて分析しアドバイスできる能力を持つCFO人材の育成が、中小企業やベンチャー企業においても欠かせなくなっています。
したがって、可能な限り、社長のみならず、御社において企画・財務を担当している役員(CFO)もしくは今後こうした役割を担当させたいと考えている社員と一緒に参加することを推奨します。中小企業やベンチャー企業を対象とするコンサルタントや顧問税理士・会計士の方々についても、顧問先である中小企業やベンチャー企業の社長と一緒に参加することを推奨します。もちろん、どちらか1名の参加でも問題はありませんが、ともに参加することでビジネスプランニング実践塾の修了後に、御社での実践へとスムーズに移行することができるでしょう。
ビジネスプランニング実践塾は、このような基礎知識の習得にとどまるものではありません。習得した基礎知識を元にして、自社が抱える実践的課題に関して各自で分析を進めるとともに、グループ討議と全体討議を通じて意見交換を行います。こうした討議を通じて、今後ますます不確実性の高まる事業環境下においても十分競争力を持つビジネスモデルへと再構築していくことが可能となるでしょう。自社の現在のビジネスモデルと今後目指すビジネスモデルを想定しながら、グループ討議および全体討議を行うことを通じて、中小企業やベンチャー企業の経営者およびCFOにとっては、自社のビジネスモデルを練り直すための貴重な機会となるでしょう。
参加する中小企業やベンチャー企業の経営者やCFOにおいて、現状の知識レベルには差があるかもしれません。しかし、初級、中級、上級レベルのテキストとして何を読めばよいのか、どのようなプロセスを経てレベルアップを図れば自らの知識の向上が達成できるのかについて、よくわからず困っている人も多いかもしれません。ビジネスプランニング実践塾では、参加者のレベルに応じて、「どのようなテキストを使って、どのように勉強すればよいのか」という疑問に対しても、丁寧に指導していきます。
最後に、中小企業やベンチャー企業経営の実践においては、異業種の経営者間でネットワークを構築しておくことが、将来の事業展開において貴重な資産になります。人的ネットワークの形成、お互いが高い目標に向かって高めあうことのできるコミュニティを構築することも、ビジネスプランニング実践塾の大きな目的です。

対象者

ビジネスプランニング実践塾は、下記に示すような中小企業やベンチャー企業の経営者とCFO(企画・財務担当者)、新規事業担当者、金融機関の中小企業向け融資等の担当者、コンサルタントや顧問税理士・会計士を対象としています。
  • 自社の現在のビジネスモデルが成長可能なものなのかをチェックしたいが、そのためにどのような点に注意してチェックすればよいのかよくわからない方。

  • リスクをマネジメントしながら高成長を模索したいと思っているが、それを実施するためのファイナンスの基礎知識が不足していると感じている方。

  • 独自の方針でこれまで成長を模索してきたが、他の中小企業やベンチャー企業の経営者から幅広く意見を聞いて、ビジネスモデルをもう一度再検討したいと感じている方。

  • 今後の自社の成長戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得した財務担当役員を育成する必要があると感じている方。

  • 現在検討もしくは既に実施している新規事業が利益を生み出すものなのかをチェックしたいが、そのためにどのような点に注意してチェックすればよいのかよくわからない方。

  • 融資先の中小企業やベンチャー企業に対して付加価値あるサービスを提供するために、ビジネスプランニングやリスクマネジメントに関する知識の習得が必要であると感じている金融機関の中小企業向け融資等の担当者の方。

  • 顧問先の中小企業やベンチャー企業に対して付加価値あるサービスを提供するために、ビジネスプランニングやリスクマネジメントに関する知識の習得が必要であると感じているコンサルタントや顧問税理士・会計士の方。


プログラム


ビジネスプランニング実践塾では、ビジネスプランニングとリスクマネジメントに関する基礎知識を、土日2日間の短期集中コースで習得できるように、基礎理論の習得(個別講義)と、実践へのフィードバックが可能となるように自社課題に関する分析、参加メンバー間での意見交換(グループ討議と全体討議)を組み合わせて、プログラムを設計しています。講義では、エクセルとシミュレーションの専用ソフトウェアを使いますので、ソフトウェアがインストールされたノートパソコンを持参して参加して下さい。専用ソフトウェアのインストールの方法については、改めて指示します。
より高度な知識の習得をしたい方は、ビジネスプランニング実践塾を修了後、ベンチャーファイナンス実践塾への参加をお勧めします。詳細は、下記をご参照下さい。
http://www.b.kobe-u.ac.jp/~kutsuna/entre/vf.html

個別講義

  1. ビジネスプランニングの基礎(1)
    競争力のあるビジネスモデルを構築するにあたって、どのような要素を検討する必要があるのか。
    競争力のあるビジネスモデルかどうかを、どのような理論・方法を用いてチェックすればよいのか。

  2. ビジネスプランニングの基礎(2)
    顧客セグメントの明確化と自社の製品・サービスの差別化を、どのような理論・方法を用いてチェックすればよいのか。

  3. ビジネスプランニングのリスク分析(1)
    ビジネスプランが利益を生み出すものかどうかを、どのようなプロセスで、どのような方法を用いてチェックすればよいのか。

  4. ビジネスプランニングのリスク分析(2)
    シミュレーションの技術(専用ソフトウェア)を使って、どのようにビジネスプランのリスク分析を実践すればよいのか。また、そうした分析の結果に基づいて、ビジネスプランの改善をどのように行えばよいのか。

グループ討議
個別講義で習得した基礎理論を元にして、自社が抱える実践的課題に関して分析を進めるとともに、4名程度で1グループを編成し意見交換を行います。

全体討議
グループ討議を受けて、全体討議を行います。


スケジュール

開催日、場所

福岡会場 2010年2月6日(土)-7日(日)
場所 : 福岡商工会議所

東京会場 2010年2月20日(土)-21日(日)
場所 : TKP東京都八重洲ビジネスセンター

大阪会場 2010年3月13日(土)-14日(日)
場所 : 大阪産業創造館

開催時間 : 合計12時間(+意見交換・懇親会4時間)

<1日目> <2日目>
10:00-12:00 セッション1
10:00-12:00 セッション3
13:00-17:00 セッション2
13:00-17:00 セッション4
17:30-19:30 意見交換・懇親会
17:30-19:30 意見交換・懇親会

※両日とも、講義終了後、メンバー間での交流や講義内容に関する質問や意見交換のために懇親会を予定していますが、これらについては自由参加(参加費は自費負担)です。

募集人数 : 各会場ともに20名(開催最少人数10名)

費用等


費用 : 1人8万円(消費税5%と講義資料代を含む)
 ※ 初回開始までに全額納入をお願いします。

必要書類 : 以下3点を添えて申込をお願いいたします。
(1)履歴書
(2)参加動機(A41枚程度)
(3)事業内容がわかる会社パンフレットもしくはウェブのアドレス

応募締切
福岡会場 : 2010年1月25日(月)
東京会場 : 2010年2月8日(月)
大阪会場 : 2010年3月1日(月)

事務局 : 特定非営利活動法人 現代経営学研究所(RIAM)
神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学経営学研究科第3学舎内
担当:柏原(かしはら)・若命(わかめい)
E-mail:bi@riam.jp  TEL:078-803-6985  FAX:078-805-1624

現代経営学研究所(RIAM)の詳細は、HP<http://www.riam.jp/>をご参照下さい。