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トップページ戦略的企業家養成プログラムベンチャーファイナンス実践塾ビジネスプランニング実践塾超入門 企業価値経営 ~実践ワークショップ~成長型中小中堅企業育成フォーラム

ビジネスプランニング実践塾






氏名
咲間博之 咲間博之
所属
恵和株式会社 MCセンター経理ユニット財務グループ グループリーダー
志望動機
社会経験としてはじめに公認会計士事務所に8年勤務いたしました。キャリアとして社会人の基盤を構築できました。若年である身から様々な経営者へ助言をするのが業務になりますので、結果いかなる変化にも常に迅速に備えることで克服することを学びました。
その後税理事務所に3年間勤務致しました。税理士事務所では、事後整理型業務から事前提案型業務へ業務は変貌していきました。医業を中心に起業に関する相談をはじめ、店舗開発からファイナンスまでのスケジューリング、開業案件として友人の歯科医師の起業に携わり、地域医療に密着した歯科医院開業に貢献できました。ここで専門職としての確立とサービス業として提案型ノウハウを習得することができました。
その後、一般企業の財務経理室に税務担当として入社し3年間経理全般につき従事。中堅企業(当時年商800億円規模)で資金、予算、税務、M&Aなどの案件に対応し、上司である取締役の後任候補として厳しくご指導頂きました。特に全国に30名程度の職員を対象としたマネジメントを経験しました。様々な業務を少数人数で対応処理しました。特にSAP社のERPシステム導入プロジェクト等の案件に対応することを経験し、個人的に事務生産性を向上できたと実感しております。しかし、経営者からの依頼である業績悪化による回復策作成の課題を解決できずに退職しました。
引き続き企業分析に自己課題を設定し、財務系コンサルテイング会社に勤務しました。財務諸表から経営指標を多変量解析し、問題点を抽出するノウハウを習得しました。ベンチャー事業としての財務分析システムの開発と営業を体感しながら分析実務を実施しました。そこで、有価証券報告書を分析素材として有価証券報告書を目にするにつれ、当該資料の作成に興味を持ち、その後上場準備企業に勤務し現在は、株式公開や内部統制に必須である経営管理体制の構築をしております。
企業での経験として、従業員3,500名、連結ベースでは5,000名規模の企業の管理担当取締役として、業務執行にあたり経営の立場になりました。経営者には、過去大手メーカーの経営に従事されていた方がおり、経営学の書籍では感じられない、生きた言葉でマネジメントとはなにか、組織はどうあるべきかなど、貴重なお話を伺う機会が増え経営について考えることが多くなりました。
続いて、未上場企業の製造請負業から公開企業のメーカーへ転身し経営管理部長職として公開企業の管理レベルで品質を維持する業務に従事し、内部統制上の重要な欠陥を改善。現在は、「元気なモノ作り中小企業300選」に選定された企業で管理系の仕事をしております。間接金融や直接的な調達も必要な経営環境です。
基本的に一貫して会計に関する知識をベースに社会貢献しつづけることが、自分の使命であると認識しており、自分自身の強みと、弱みを理解し残された社会活動の時間を有効的に使いたいと考えております。そのためには、社外で情報を収集し研修を受けることが必要であると感じ応募致しました。

氏名
島森俊央 島森俊央
所属
株式会社グローセンパートナー 代表取締役
志望動機
現在、グローセンパートナーでは、研修・人事制度構築・組織活性化というコンサルティング事業を展開しています。その中で、役員研修・中堅社員研修という場で、戦略を描くというテーマが増えてきています。同様にビジネスプランをきっちり考えた上で、組織の活性化を進めるというパターンが増えてきています。現在は、理念の軸と、ビジネスモデル(楽して儲ける)という軸を高めることにより、良いビジネスプランを描く、描いたビジネスプランを収支計画に落とし込むなどのことを支援しています。一方で、一度ビジネスプラン作りについて学術的に学びたいと思い、今回応募を決めました。研修・コンサルティングの場で、伝えるべき内容がブラッシュアップされることを期待しております。そうは簡単に行かないと思いますが、戦略を考えるフレームワークなども学ぶことができれば良いと思っています。経営者ほど視座が高くなく、情報も少なく、外部との接点も少ないメンバー(役員・管理職・中堅社員)で、戦略を考える過程で、①戦略のアイデアを思いつくこと ②それをビジネスプランに落とし込むこと ③その過程で視座・視点の切り替え ができればと思っております。また、自社のビジネスプランもブラッシュアップしたいと思い、自社のため、お客様のために学びを深めたいと考えております。将来的には、お客様の社長にお集まり頂き、5~6名程度でディスカッションしながら、お互いの戦略・ビジネスプランについて磨きあげる会なども発足したいと考えております。以上です。よろしくお願いします。

氏名
長島栄作 長島栄作
所属
株式会社オー・ド・シエル 代表取締役
志望動機
現在、FPという肩書きは税務業界・保険業界・不動産業界でも使われていて、ライフプランという考え方がようやく広がってきているように思います。私は、金融商品の実行支援をさせて頂く立場にあり、証券会社の投資信託や生命保険会社の年金や保険の商品を取扱いしています。数や利用方法が非常に多く、時代の流れに合わせたアドバイスが必要な金融商品なのですが、顧客の立場に立った中立的なアドバイスが出来る業者が、少ないのが現状です。金融商品の案内に特化したビジネスプランを創る為、試行錯誤していたところ忽那教授のMBAの考え方に基づく“ビジネスプランニング実践塾”の開講を知り、急ぎ応募させて頂きました。金融商品は法律上も対面販売が基本なので、地域に根ざしたマーケティングや集客方法が必要です。利益構造もしっかりと考えていかなければなりません。MBAの考え方を学び、一拠点の成功を確実にしてさらに世間の認知も深めていくという夢を持っていますので、どうぞよろしくお願い致します。


受講後の感想


咲間博之
不安定な経済環境下で資金調達力を維持しなければならないこと、米国では自己資本比率も高くファイナンススキルも高いこと、日本企業でもすぐれた企業にはCFOが存在することなどを学習した。受講生は少数で、特に経営者が多く、自社の事業環境の整理に大変有効なカリキュラムである。また自社に関する分析においても、為替リスクを予算化する等のシミュレーターとしてすぐれたプログラムであった。実務から理論を振り返る学習では、アカウンテング以外はご無沙汰でしたので、貴重な機会となった。ぜひ時間をつくり理論書を読んでみたくなりました。

島森俊央
最初に受講生が3名と知った時に、「なんて贅沢な研修」と感激しました。テキストの内容もビジネスプラニング実践塾という名称通りに、理論的な背景はありながらも、実務としてビジネスを整理しながら進めていけるところが、実践に役立ちしました。普段は講師の立場として、①理論を伝え ②受講生に検討させ ③最後にフィードバックというスタイルを取っていますが、全く同じスタイルで教わることにより、受講生がどこに気づいて、どんな説明が分かり易いかを再認識することができました。経営者の立場としては、ビジネスモデルのことを日々考えているために、頭の中で整理できない部分がきっちり整理され、いくつかの重要な漏れも発見できたことが大きな収穫です。やはり、理論的なフレームで整理することの重要性を再認識しました。特に、顧客セグメント+アトリビュート分析+バリューチェーンの演習はとても整理が捗りました。また利益構造図という考え方が財務を苦手とする人向けに分かり易い説明ができるので、いい武器を頂きました。このような機会を頂き、本当に感謝しております。同時に、このような機会にもっともっと多くの方が参加できるように情報発信をしていきたいと思います。一方で、余りに贅沢な研修なので、人には教えたくない「自分の隠れ家」的な感じもします。

長島栄作
2日間の講義を終えて、「これがMBAの考え方か!」と嬉しくなりました。理論と数字に基づいた考え方、また図式化することと、他者の意見を聞くことで、自分では気付かなかったことや、暗黙知となってしまっていたことを、再度確認することが出来ましたし、講義をサポートされる学生の方の着眼点も新鮮でした。どの業種でも、現場は想定外のことが起こります。その時に基本があるのかないのかで、相当な違いが結果に出てくると思われます。ビジネスプランを図や表にして、数値を入れていく作業は、ベンチャーキャピタルへの出資依頼という観点からだけでなく、業務を委託している方々への“仕事の流れ”を示す、分かりやすいマップと成りました。頭は大変でしたが、グループ討議や懇親会も雰囲気が良く、お蔭様で楽しい時間を過ごすことが出来ました。 



開催趣旨

中小企業やベンチャー企業の経営者は、不確実性の高い事業環境下で高度な経営的意思決定を行うために、ビジネスプランニングとそのためのファイナンスに関わる知識の習得が不可欠です。いくらすばらしい事業アイデアや技術を持っていても、ファイナンスの知識なくしては、リスクマネジメントを行いながら成長のための資金を調達することも、調達した資金を有効に投資することもできません。
しかし、こうしたビジネスプランニングやファイナンスに関する知識を、多忙を極める中小企業やベンチャー企業の経営者が、日常の業務の中で自ら時間をねん出し学習することは容易ではありません。ビジネスプランニング実践塾では、中小企業やベンチャー企業の経営者が自社のビジネスモデルを再検討するための場を提供することと、御社におけるCFO人材や新規事業を担える人材を育成するための場を提供することを目的としています。中小企業やベンチャー企業経営者の勘と経験に頼った経営は、高いリスクをはらんでいます。経営者の右腕となり、事業のリスクについて分析しアドバイスできる能力を持つCFO人材の育成が、中小企業やベンチャー企業においても欠かせなくなっています。
したがって、可能な限り、社長のみならず、御社において企画・財務を担当している役員(CFO)もしくは今後こうした役割を担当させたいと考えている社員と一緒に参加することを推奨します。中小企業やベンチャー企業を対象とするコンサルタントや顧問税理士・会計士の方々についても、顧問先である中小企業やベンチャー企業の社長と一緒に参加することを推奨します。もちろん、どちらか1名の参加でも問題はありませんが、ともに参加することでビジネスプランニング実践塾の修了後に、御社での実践へとスムーズに移行することができるでしょう。
ビジネスプランニング実践塾は、このような基礎知識の習得にとどまるものではありません。習得した基礎知識を元にして、自社が抱える実践的課題に関して各自で分析を進めるとともに、グループ討議と全体討議を通じて意見交換を行います。こうした討議を通じて、今後ますます不確実性の高まる事業環境下においても十分競争力を持つビジネスモデルへと再構築していくことが可能となるでしょう。自社の現在のビジネスモデルと今後目指すビジネスモデルを想定しながら、グループ討議および全体討議を行うことを通じて、中小企業やベンチャー企業の経営者およびCFOにとっては、自社のビジネスモデルを練り直すための貴重な機会となるでしょう。
参加する中小企業やベンチャー企業の経営者やCFOにおいて、現状の知識レベルには差があるかもしれません。しかし、初級、中級、上級レベルのテキストとして何を読めばよいのか、どのようなプロセスを経てレベルアップを図れば自らの知識の向上が達成できるのかについて、よくわからず困っている人も多いかもしれません。ビジネスプランニング実践塾では、参加者のレベルに応じて、「どのようなテキストを使って、どのように勉強すればよいのか」という疑問に対しても、丁寧に指導していきます。
最後に、中小企業やベンチャー企業経営の実践においては、異業種の経営者間でネットワークを構築しておくことが、将来の事業展開において貴重な資産になります。人的ネットワークの形成、お互いが高い目標に向かって高めあうことのできるコミュニティを構築することも、ビジネスプランニング実践塾の大きな目的です。


対象者

ビジネスプランニング実践塾は、下記に示すような中小企業やベンチャー企業の経営者とCFO(企画・財務担当者)、新規事業担当者、金融機関の中小企業向け融資等の担当者、コンサルタントや顧問税理士・会計士を対象としています。
  • 自社の現在のビジネスモデルが成長可能なものなのかをチェックしたいが、そのためにどのような点に注意してチェックすればよいのかよくわからない方。

  • リスクをマネジメントしながら高成長を模索したいと思っているが、それを実施するためのファイナンスの基礎知識が不足していると感じている方。

  • 独自の方針でこれまで成長を模索してきたが、他の中小企業やベンチャー企業の経営者から幅広く意見を聞いて、ビジネスモデルをもう一度再検討したいと感じている方。

  • 今後の自社の成長戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得した財務担当役員を育成する必要があると感じている方。

  • 現在検討もしくは既に実施している新規事業が利益を生み出すものなのかをチェックしたいが、そのためにどのような点に注意してチェックすればよいのかよくわからない方。

  • 融資先の中小企業やベンチャー企業に対して付加価値あるサービスを提供するために、ビジネスプランニングやリスクマネジメントに関する知識の習得が必要であると感じている金融機関の中小企業向け融資等の担当者の方。

  • 顧問先の中小企業やベンチャー企業に対して付加価値あるサービスを提供するために、ビジネスプランニングやリスクマネジメントに関する知識の習得が必要であると感じているコンサルタントや顧問税理士・会計士の方。


プログラム


ビジネスプランニング実践塾では、ビジネスプランニングとリスクマネジメントに関する基礎知識を、土日2日間の短期集中コースで習得できるように、基礎理論の習得(個別講義)と、実践へのフィードバックが可能となるように自社課題に関する分析、参加メンバー間での意見交換(グループ討議と全体討議)を組み合わせて、プログラムを設計しています。講義では、エクセルとシミュレーションの専用ソフトウェアを使いますので、ソフトウェアがインストールされたノートパソコンを持参して参加して下さい。専用ソフトウェアのインストールの方法については、改めて指示します。
より高度な知識の習得をしたい方は、ビジネスプランニング実践塾を修了後、ベンチャーファイナンス実践塾への参加をお勧めします。詳細は、下記をご参照下さい。
http://www.b.kobe-u.ac.jp/~kutsuna/entre/vf.html

個別講義

  1. ビジネスプランニングの基礎(1)
    競争力のあるビジネスモデルを構築するにあたって、どのような要素を検討する必要があるのか。
    競争力のあるビジネスモデルかどうかを、どのような理論・方法を用いてチェックすればよいのか。

  2. ビジネスプランニングの基礎(2)
    顧客セグメントの明確化と自社の製品・サービスの差別化を、どのような理論・方法を用いてチェックすればよいのか。

  3. ビジネスプランニングのリスク分析(1)
    ビジネスプランが利益を生み出すものかどうかを、どのようなプロセスで、どのような方法を用いてチェックすればよいのか。

  4. ビジネスプランニングのリスク分析(2)
    シミュレーションの技術(専用ソフトウェア)を使って、どのようにビジネスプランのリスク分析を実践すればよいのか。また、そうした分析の結果に基づいて、ビジネスプランの改善をどのように行えばよいのか。

グループ討議
個別講義で習得した基礎理論を元にして、自社が抱える実践的課題に関して分析を進めるとともに、4名程度で1グループを編成し意見交換を行います。

全体討議
グループ討議を受けて、全体討議を行います。


スケジュール

開催日、場所

開催日: 2011年7月16日(土)-17日(日)
場所 : 神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ(梅田ゲートタワー8階)

開催時間 : 合計12時間(+意見交換・懇親会4時間)

<1日目> <2日目>
10:00-12:00 セッション1
10:00-12:00 セッション3
13:00-17:00 セッション2
13:00-17:00 セッション4
17:30-19:30 意見交換・懇親会
17:30-19:30 意見交換・懇親会

※両日とも、講義終了後、メンバー間での交流や講義内容に関する質問や意見交換のために懇親会を予定していますが、これらについては自由参加(参加費は自費負担)です。2日目の懇親会は、実践塾の卒業生との交流を予定しています。

募集人数 : 15名


費用等


費用 : 1人8万円(消費税5%と講義資料代を含む)
 ※ 初回開始までに全額納入をお願いします。

必要書類 : 以下3点を添えて申込をお願いいたします。
(1)履歴書
(2)参加動機(A41枚程度)
(3)事業内容がわかる会社パンフレットもしくはウェブのアドレス

応募締切
2011年7月8日(金)

事務局 : 特定非営利活動法人 現代経営学研究所(RIAM)
神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学経営学研究科第3学舎内
担当:西橋(にしはし)・若命(わかめい)
E-mail:bi@riam.jp  TEL:078-803-6985  FAX:078-805-1624

現代経営学研究所(RIAM)の詳細は、HP<http://www.riam.jp/>をご参照下さい。