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中小企業のためのCFO人材育成実践塾

第I期生の紹介



氏名
馬田仁
所属
株式会社ビジネスインテリジェンス
志望動機

弊社の創業は2002年8月に金融機関出身の社長を始め、現在の取締役3名により中小企業の経営コンサルティング事業を主体として発足いたしました。今年で8期目を迎えようとしております。現在は、企業再生や経営支援、またFC展開の支援などのコンサルティング事業の本部と中堅、中小企業の社長の右腕人材の派遣や紹介の番頭さん派遣部、また一般人材の派遣、紹介の人材派遣部の3事業部が主体となり事業展開しております。その中の人材派遣部の責任者として営業から管理、また事業部の計画などに取り組んでおります。2004年に事業部発足から前期までの4期間は増収を図っておりましたが、今期は減収が予測されます。昨今の市場情勢や派遣業界の衰退期感など将来に向けた方向性を模索しております。CFO人材育成実践塾に参加する事により、再度人材派遣部のビジネスモデルの現状の確認方法や今後の方向性、また新規モデルの考え方や手順法など学びたいと考えております。また、それに伴うリスクやファイナンスの考え方も知識を高めたいと考えます。


氏名
木村正泰
所属
株式会社アンドリュー
志望動機

私は、現在経営しております学習塾「志学館ゼミナール・予備校」を、この10年で塾生数1万人を擁する強力な塾に成長させたいと思っておりました。そのためには、ビジネスモデルを明確にし、強化することが必要です。学習塾のビジネスモデルについては2つの方式が考えられます。1つは、多くの生徒が通い易いように、週当たりの通塾日数を軽減したり、授業時間数の少なくしたりする、東海地域を中心とした方式であり、もう1つは東京や関西で見られる特訓式の方式があります。奈良県においては、後者型の学習塾がすでに先発し業績を上げているため、弊塾も後者型のビジネスモデルを構築し、その上でさらに他塾には無い特徴を出す必要があると思っております。なぜならば、他塾の後塵を拝して進学塾ではなく補習塾のスタイルになってしまうと考えるからです。この契機に、新たなビジネスモデルを再構築いたしたいと考えております。


氏名
下湯北直也
所属
株式会社生駒開発
志望動機

CFO人材育成実践塾を受け、今思い描いている将来のビジョンは弊社の成長に本当に繋がるのか、それによって起こるであろうリスクをどのように分析し対応していくのか、という自らの疑問の解決に少しでも近づければと考えています。また、このセミナーを通して、多くの先輩方のご意見を聞かせて頂ける貴重な時間と思い参加させていただきました。


氏名
冨浩一郎
所属
株式会社ダイヤモンドソサエティ
志望動機

父親が役員になっている関係で入社し、現在に至っておりますが、入社以来、経営に関する特別な勉強もしておらず、近い将来予定されている経営者の世代交代に向けて不安を抱いておりました。そんな時に今回の塾の事をお聞きし、参加することを決めました。


氏名
仲田尚史
所属
株式会社メディプラン
志望動機

100年に一度の経済不況と言われる現在の経済状況、また中世における産業革命以来、重厚長大産業から、軽薄短小、ソフト時代、IT時代など変遷の中で、止めどもない大波が押し寄せて来ており、日本経済とビジネス環境の転換点が間近に迫っていると感じております。この様な時代変化におきましては、従来の各産業領域のビジネスモデルと商品、サービスの寿命が非常に短くなり、常に新たな商品、サービスの開発と異業種の垣根を超越したビジネスモデルの開拓が必要であり、それには、ファイナンスがどうしても追随しなければ発展は望めません。今回のCFO人材育成実践塾は、当社の領域以外の業種との接点を広げ、産学協同の新規事業の立ち上げ、新金融商品の開発、新産業の育成など多数のメリットがあると感じ応募いたしました。自社のビジネスモデルの再考と新ビジネスモデルの創造、ファイナンス手法など勉強できればと思っております。


氏名
新井川真佐子
所属
医療法人尾崎クリニック
志望動機

私は、大阪府貝塚市にある、産婦人科を標榜する、「おさきレディースクリニック」に事務長として従事しております。昨今、社会問題となっている、授産施設不足のなか、当院は平成15年開業し、現在まで約6年で、3500人以上の新生児を誕生させてきました。私は、開業時より勤務し、開業前の準備室や平成17年の法人化を経験し、昨年10月より、事務長に就任いたしました。しかしながら、今までの職歴の中で管理職経験は多少あったものの、実際の経営管理の要となる、財務・経理は未知の領域に近い状態でした。事務長に就任以来、人事教育もさることながら、法人の資金の管理・有効な資金投入・調達といったスキルの重要性を痛感しており、今回ぜひとも経営要素の財務・経営企画といった知識をこの機会にできるだけ多く習得し、病院経営の基盤安定にぜひ貢献したいと思い、受講を志望いたしました。またこの実践塾で異業種の多くの方々と交流を持ち、人脈・見聞を広め、自身の仕事領域をもっとワイドに拡げられたら、と期待を持っています。


氏名
西原真理子
所属
株式会社ビジネスインテリジェンス
志望動機

私の勤務しております、㈱ビジネスインテリジェンス(コンサルティング業2002年設立)には「社員全員が、1.経営者になれる人材になる」という課題があり、今回CFO塾への参加を希望いたしました。私は、ファイナンスはもとより企業人としての知識もまだまだ足りない状態ですので、ついていけないのではという不安もありましたが、レベルに応じての指導、また人的ネットワーク・コミュニティの構築も参加への動機となりました。「1.経営者になれる人材になる」という課題・目標へのはじめの一歩として参加し、10年後、20年後のビジョンをもち実行できる力をつけたいと思っています。


氏名
森下義仁
所属
奈良ロイヤルホテル
志望動機

CFOの何たるかもわからず、上司の勧めもあり参加を決めました。CFOとは何かを調べていくうちに、現状、社内の立場や仕事内容から見て役に立つか否かより、将来的な観点から学ぶべき要素が多いと判断した。一部門の運営から、会社全体の運営へと視点を変えるべき時に、また今般の100年に一度の経済状況の中で運営サイドの判断をするべき時が来た時、色々な基準を持ち、それを生かし、そして決定する。その裏付けとなる知識は必ず必要となり、科学的な分析や検証ができるようになればと思います。仮に、将来自営の道を進むことがあったとしても、今回のような基礎から学ぶ機会があれば、個人的にも大きな力になるのではとの想いです。目標数値に対する強いこだわりを持ち、達成するための方法が曖昧な今、先述した科学的検証の観点から判断し実行に移す。ビジネスプラン無くして目標数字も無く、闇雲な数字を並べることになりかねない。当然、ビジネスにリスクはつきものであるが、リスクマネジメントの基礎でも理解していれば大いに役立つと思い応募を決意いたしました。将来、やりがいのある業務につき、今回の人材育成塾とは畑違いの仕事からスタートした、私に可能性を見いだし、過去の経験を生かせることができたらとの想いです。


氏名
山下明
所属
奈良ロイヤルホテル
志望動機

弊社・奈良ロイヤルホテルは、シャロンの一事業所でしたが、シャロンの倒産以来、管財人のご尽力によって、雇用の場の確保等の目的で発足させ、その後土地建物を借入金の調達で取得しシャロンより独立しました。その際、資金調達に関する知識がもう少しあれば、色々なことを主体的に考えることができたと反省しています。私は、弊社に就職する前、酒井鉄工所で民事再生手続きの経験をしました。その倒産までの2年間、銀行と事業計画について協議したことや倒産後に事業売却を担当しましたが、専門家の方々の知識の広さに感心していました。これからの弊社の経営者としての任務は、管財人のご尽力で独立することができたこの会社を自助努力で継続発展させていくことです。幸い奈良では遷都1300年祭があり、その波に乗ってしっかりと稼ぎ、再来年以降の事業展開につなげて行くことが課題です。事業展開の検討に当っては、専門家のお知恵をお借りすることが大事だと考えており、自前で専門家の提案を咀嚼し判断できる人材を育てておきたいという気持ちがあります。事業計画立案に必要な知識なり考え方の基本を次に繋げたいという想いから、私とこういった分野の才能を持っている可能性のある森下の2名で参加したいと考えました。


氏名
鷲本康次
所属
大興リース株式会社
志望動機

私は遊技場に特化したリース会社に勤務し、総務・経理・財務部門を担当しております。我が社のビジネスモデルは、繁盛している遊戯業店とリース契約を締結するという簡単なものですので、色々な業種のビジネスモデルを勉強し、我が社のモデルのレベルアップに役立てたいと思っております。又、資金調達に関しましても、銀行からの直接調達しか経験がありませんので、リスクを考慮した、多様な資金調達方法について知識を深めたいと思い、応募させて頂きました。


受講後の感想

馬田仁
弊社は、一般派遣部の減収(売上減収に伴い早急な対応策が必要である)、自社独自の一般派遣・紹介サービスの確立、新規開拓の遅れ(自社の特色・差別化)という問題点を抱えており、顧客に選ばれる派遣会社の確立(顧客・求職者・既存顧客のシェア拡大)が不可欠です。そのためには、第1に、医療・福祉業界に対する女性求職者に特化した一般派遣・紹介・サービスの展」と、第2に、派遣部営業専属員の増員を図ることによる新規顧客の拡」が課題としてあると考えています。
第1に関しては、医療・福祉業界は他産業の中でも最も人材が不足している業界であり、また業務の多忙さなどから採用人材の定着率は低いと言われています。以前は、福祉業界の介護職などは、サービスの低下から経験者(資格取得者)の採用を優先して進めてきました。しかし、最近は、未経験者でも採用企業の風土や業務に対する意識などを優先する採用手段の動きが現れてきています。医療・福祉業界は女性が活躍できる産業の1つです。雇用情勢の悪化から主婦層などを中心に女性の働く機会が減少しており、特に限られた日程や時間での求職者にとっては厳しい社会環境です。このような状況の企業と求職者を結びつけるサービスを確立することにより社会貢献に繋がると考えています。
第2に関しては、事業は常に拡大を図る目的であり、3年・5年後を考えたうえで体制強化を図る事が重要です。今期は営業1名の体制で展開してきましたが、今後は既存シェア拡大と新規市場の開拓、顧客サービスの充実を図るためには増員が必要です。リスクを最小限に考え、先ずは1名の増員を行ないたいと考えています。業界の経験は問わず、弊社の理念や風土などベクトルの合う人材採用を実施していく予定です。実践塾では、上の事業の実現可能性とリスクについて検討しました。

木村正泰
弊社・学習塾の課題は、組織を構築すること、業界として集団授業が縮小していることへの対応、業界として個別授業が拡大していることへの対応、営業所(教室)が5ヵ所になり管理が困難になってきていることへの対応があります。こうした課題を克服するために、ナンバー2(塾長補佐)の獲得、校舎長(教室責任者)の育成、生徒募集担当者の育成、個別授業責任者の育成、学生アルバイト講師の育成(1年間の訓練)、管理ソフトの検討、既存各校舎への個別指導教室の開設とその責任者の育成の検討が必要と考えています。実践塾では、これらの実施における損益分岐点と実施法を明らかにしたいと思っています。

下湯北直也
我が社は、物件稼働率を上げて、収益UPを考えています。そのために、維持投資と新たな設備投資とを検討し、より稼動効果をあげられる資金配分を分析したいと思います。

冨浩一郎
私の勤務しております「ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル」は築20年が経過しておりますが、客室についてはこれまで目立ったリニューアルを実施しておりませんでした。ここ最近(特にこの2~3年)客室の設備・備品についての苦情が増えており、お客様からのアンケートでもご指摘を受けることが増えてきました。それと並行するように宿泊者数も減少傾向にあり、客室の改装は最大の懸案事項となっております。この計画を実施することで、ホテル全体に対する相乗効果も見込めますが、この機会にテーマとして取り上げることで、リスク分析やどれほどの効果が出るのかを検証してみたいと思います。

仲田尚史
弊社の課題をリストアップすれば、本業の収益率の低下、薬剤師の人件費の高騰、ビジネスモデルの陳腐化、新規店舗展開の限界、競合他社との差別化があります。こうした課題を克服するためには、シナジー効果のある周辺事業への進出、新しいビジネスモデルの構築、在宅医療分野のマーケットの構築、財務体質の強化、資金調達が必要となります。実践塾では、入居者数における収益性の変化、ケアプラン作成請求金額による収益性の変化、人件費における直間比率による収益性を分析したいと思っています。

新井川真佐子
開院して6年を迎え、産婦人科のドクター及び産科施設の相次ぐ閉鎖などに伴い、おかげさまで財務関係ではとても順調なスタートがきれ、現在にいたっていると思われます。しかしながらそれは表面上のことだけであり、実際のところは計画性もなく分析もしないまま6年を迎えたように思います。経営者をはじめ職員の誰もが把握しきれていないという財務の細かい中身に手をつけないと、明日はどうなることやらのレッテルを貼られた職場であり、職員の不安をあおる原因にもつながり安心して働けないという環境で悪循環だと思います。自社課題としては、原点にもどり利益構造の現状を把握し、分析をして月間計画をたて年間計画をたてることから実行していきます。具体的にまず1カ月の利益の分析をし、売上を上げるための課題をあげていきます。診療所ということもあり、分娩数を増やすことは不可能なので、コスト削減対策や商品販売計画などが中心になるでしょう。それができるようになれば次は長期(5年~10年)計画をたてていきます。一人医師が高齢になっていくというリスクの改善になんらかの計画をしたいです。また施設内の補修や修理への資金調達計画や改装計画もたてていきます。

西原真理子
自社の差別化戦略(教育、交流、サポート、ビジネスマッチング)を実現する場として「番頭さんサロン(企業や求職者の研修・交流等と目的とした施設)」を活用し、「番頭さんサロン」の存在をサービスの決定的特長として位置づけたいと考えています。なので、費用対効果のある「番頭さんサロン」の活用法を検討することを実践塾の課題として設定しています。また、赤字幅を少なくできる利用法を検討することも課題です。具体的には、検討中も含め現在の番頭さんサロンの利用方法を分析し、稼働率があがり、また収益のあがる利用法を明らかにしたいと思います。

森下義仁
ホテル事業の成功へ向けて、利益率の高い宿泊部門の売上強化が必要です。宿泊棟を増やす、または部屋の改装にあたり、同一仕様の部屋を減らし、各客室に個性を持たせ、宿泊客の多様な個性とニーズに対応させる必要があります。一定の宿泊特化を推し進めることも重要です。こうしたことを実現するには、検討事項として、1.個性的でかつ、カジュアルでフレンドリー、そしてリーゾナブルプライスの新業態開発を実現し、安定的な来客数、収入の確保、2.料飲店舗の一部テナント化を視野に入れ、安定的な家賃収入、3.ホテル併設の大駐車場も立体化なども考え、平城京へのアクセスを利点に独自運用の検討をする必要があります。これらを実現するために、宿泊部の稼働と利益確保を分析し、これがなしえなかった場合、総合的な現状の業態を変更すべきであるかどうか明らかにしたいと思います。

山下明
当社は宿泊、宴会、婚礼、和洋中のレストラン3店舗、ラウンジ、温泉施設と多くの施設を直営しています。現在は、おかげさまでキャッシュは廻っているし、収益面ではプラスを確保しています。しかしながら、倒産以来改善はしてきたが、ここから先は、安定して継続する姿になるため、根元に戻った検討による改革でもっと大きな利益を創り上げなくてはならないと考えています。温泉施設の現状に関して、1.どういう課題を抱えているのか(お風呂の収益が悪いが事業を廃止できない)、2.何を実施しないといけないのか(魅力ある設備への改良)、3.どういうことを検討する必要があるのか(設備投資の回収可能額)、4.何を分析する必要があるのか(追加売上の構成と可能性)、5.何を明らかにしたいのか(こうした事業展開のリスク)などを分析したいと思っています。

鷲本康次
我が社の現在の商圏は近畿圏のみであるので、たとえば、愛知県に営業を新設することを想定し、契約規模、人員数などのファクターと収益の関係をシミュレーションし、営業所新設の意思決定をしたい。

受講後の感想

馬田仁
CFO実践塾への参加動機は、事業部の売上減、現在の社会環境から将来に向けた取り組み方また新規ビジネスモデルの考え方、またそれらに伴なうリスク分析の知識や手法を習得するためです。5回の講義の中でビジネスプランニングの基礎では事業部のフレームワーク(人材・機会・環境・契約)を分析することにより、これまでの感覚的な意識から、より深く、また具体的に検討課題の抽出する方法を学びアトリビュート分析、マトリックスを用いて、強みや弱みを再認識する事により今後の方向性が具体的なものになりました。ビジネスプランのリスク分析においては、利益構造図を用いての売上、コストの予測分解、数値化することにより実行に伴うコストやいくら売らなければならないか、目標から逆算する考え方、またクリスタルボールのシミュレーションなど多角的な分析手法を学びました。実践塾は、グループ討議から全体討議、また課題の提出など毎回心地よい緊張感の中で受講し、内容は実践的なことでしたので今後の自分にとって大きな知識の修得となりました。今後は分析結果から実践、実行へ取り組む事が重要であり、その中で新しい問題や課題が発生した場合は講義で学んだ手法を用いて繰り返し分析、実行を遂行いたします。また、講義の中で参考文献の紹介がございました。まだ読み終えていない書物もございますので継続して知識の修得を目指し取り組んで参りたいと思います。

仲田尚史
株式会社メディプランは調剤薬局を母体とし、介護、看護事業を手掛けています。CFO人材育成塾に参加いたしました動機は、平成16年に介護付有料老人ホーム事業に進出した際、大阪府より事業計画及び決算書の提出を依頼されました。 事業の性格上入居者様、地主様への信用の必要性から事業の確実なる計画性という責任を感じておりました。また、事業内容が今までの医療業界のビジネスモデルから不動産業の様相を呈してまいりました。事業資金の都合など、金融機関からの信頼される企業になる必要性を感じておりました。受講して感じましたことは、クリスタルボールを使った事業リスクの分析など、今までに経験したことのない事業分析に非常に勉強になりました。忽那先生には大阪商工会議所からのご指導もあり、これからも勉強の機会には是非参加していきたいと思っております。

新井川真佐子
私は医療事務として14年間仕事をしてきました。もともと人と接する仕事が好きで医療業界にも大変興味がありましたので医療事務を志願しました。近所の診療所のパート勤務からはじめ平成15年からおさきレディースクリニックにご縁があり正職員として採用していただきました。以来5年間は事務主任として現場で指揮をとらせていただきました。産婦人科の事務は特殊で、ある意味サービス業に近いのではないかと思います。その中で患者さんからは若いパワーをいただき、無事に出産されたら共に喜び、感動が味わえる素敵な職場です。近年は産婦人科医、分娩施設の不足により当クリニックはおかげさまで業績も少しずつですが伸びている次第であります。今年に入り院長の方からクリニックの財務をまかせたいと言われまして事務長に就任いたしました。正直、全く経験のない私に務まるのか?私でいいのかな?と疑問と不安でした。縁がありビジネスインテリジェンスの方に事務長の仕事に対してのご指導いただきまた今回のセミナーの紹介もしてくださりました。私は常にポジティブな考えを持つことを心がけていますので少しでもクリニックの為になるなら頑張って勉強したいと思い受講を決意しました。第1回目の講義を受講した後は「わからない事だらけのビジネス用語。私にはついていけないかも!!!」と意気消沈です。それもそのはず、まともに(とも言えるかどうかも??)経済の事を勉強したのは学生時代だけ。こんな私がクリニックの財務を担当するなんて本当に申し訳ないと悔しい気持ちで一杯でした。めげずに2回目、3回目、4回目とビジネスプランニングの基礎、ビジネスプランのリスク分析を受講していくごとにクリニックの現状がだんだんとわかりこれを機会に過去の分析、今後のプランニングをしていくことがどれだけ重要か気づきました。忽那教授の熱心な講義にだんだんとおもしろさを覚えるようになってました。5回目の講義を終えて今までの自分よりは少し進化したように思います。しかしまだまだ未熟ものです。もう一度機会があれば先生の講座を受けて今度は完璧に習得したいです。他にも積極的にセミナーに参加して自分磨きをしながらクリニックに貢献していきたいです。この度はとてもいい機会を設けてくださり本当に有難うございました。感謝いたします。

西原真理子
私は、入社してまだ3年という財務の知識もなければビジネスまた経営用語の知識さえも浅いこの時期に、CFO実践塾を受講し、“仕事”“会社経営”への視野(取組みへの思考)が格段に大きくなったと感じています。なぜなら、このCFO実践塾がまさに実践の場(自社のビジネスモデルについて具体的に検討する場)となり、 自社の現状把握 ~ 課題の明確化(リスク分析)~ 対応策の検討 にいたるまで、「講義で知識を習得→グループ討議→全体討議→課題提出」を繰返すことによって、より理解を深め1つの戦略を様々な角度から考えることができ、全5回の1回終了ごとに階段を1段上れていたと思うからです。事業を成功させるための経営者としての意識、またCFOの役割を知ることからはじまったCFO実践塾を受講したことは、自身の(同年代との)差別化になり、今後の仕事へのとり組みにおいても、とても意義あるものになると確信しています。この実践塾は、若手社員研修としても推薦したいと思います。早い時期に、CFO人材だけでなく全ての人材にCFOの知識を身につけることは、企業の高成長につながると強く感じました。

森下義仁
CFO人材育成塾を通じ、今まで感覚で処理していた分析を科学的にどのように分析すればよいかについての考え方を学べ、また他業種の方の意見が聞けて非常によかった。私の知らない用語や知識に見聞きし、徐々にではあるが理解できたことが良かった。特に今回アトリビュート分析とアトリビュートマトリックスが目から鱗でした。今回、ご教授いただいた内容や考え方をいかに今後に生かすか、未だ苦手意識がありますが、これを機に少しずつ勉強していき、新しい側面から今の事業機会や自身の仕事をアプローチできればと考えています。

山下明
当社のこれから先を考えていくための基礎技術を私自身が持ちたいこと、また、そう云う技術を持った人材を増やしたいのが参加動機でした。5回の講義はいずれもスピードが非常に速いがわかりやすかったです。これは忽那先生の説明が良かったことと、具体的に自分の会社の課題に当てはめて考えさせてもらえた為だと思います。研修成果は基礎技術の向上です。基礎技術向上とは、考える系統だった手順を知ったことと、もっと深く考える時にどんな文献を見たら良いかの引き出しが出来たことです。受講しているうちに、こう云った思考技術を社内に広めたいと思うようになりました。特に伝えたいと感じたのはアトリビュート分析の「何だこれは」と「だから何なの」のフレーズからでした。そこで、7月の初めから一緒に講義を受けた森下さんと私が講師になって部門の責任者(希望者だけ9名)を対象に今回の研修のポイントの勉強会をしています。勉強会の講師になって判ったのは、講義のテキスト書かれている言葉には深い意味があることです。他人には何回も読み込まないと伝えられません。あの時先生が言ってた意味はこう云うことだったのか!です。最初は5回の研修で知った手順による検討~分析指標の洗い出しまで2ヶ月程度かけてやろうと目論んでいましたが、素人の講師ではうまく伝えきれないこともあり、もっとかかりそうです。実は最終レポートを提出していません。全く言い訳ですが、当社のメンバーとの勉強会を通じて検討を深めてから提出できたらな~と思っています。最後に、これから受講しようか迷っておられる方に一言アドバイス「独学では無理!!講義を受けたからこそ文章の意味が理解出来ています。お金を払う値打ちは十分有ります!」です。

鷲本康次
実践塾で学んだことの中で最も役立ったことは、クリスタルボールによるシミュレーション分析です。これまでは、新規事業を展開するかどうかの意思決定の手法としては、数パターンの仮説に基づき収益予想を立てることぐらいしかできず、自分自身が納得できる分析ができませんでした。今回、クリスタルボールによる分析手法を学んだことにより、不確実な事象を定量化し、分析結果を視覚的に表現することが可能になり、説得力がある分析ができるようになったとともに、自分自身が分析結果に納得できるようになりました。また、講義の題材として自社のビジネスモデルを取り上げて頂いたので、あらためて冷静に自社のモデル分析ができたことも良い機会になりましたし、何よりも実践に基づいた講義を受けることができ、今後の事業展開等を検討する上で、非常にプラスになる経験ができました。ありがとうございました。

開催趣旨

中小企業の経営者は、不確実性の高い事業環境下で高度な経営的意思決定を行うために、ビジネスプランニングとそのためのファイナンスに関わる知識の習得が不可欠です。いくらすばらしい事業アイデアや技術を持っていても、ファイナンスの知識なくしては、リスクマネジメントを行いながら成長のための資金を調達することも、調達した資金を有効に投資することもできません。
しかし、こうしたビジネスプランニングやファイナンスに関する知識を、多忙を極める中小企業の経営者が、日常の業務の中で自ら時間をねん出し学習することは容易ではありません。CFO人材育成実践塾では、中小企業の経営者が自社のビジネスモデルを再検討するための場を提供することと、御社におけるCFO人材を育成するための場を提供することを目的としています。中小企業経営者の勘と経験に頼った経営は、高いリスクをはらんでいます。経営者の右腕となり、事業のリスクについて分析しアドバイスできる能力を持つCFO人材の育成が、中小企業においても欠かせなくなっています。したがって、可能な限り、社長のみならず、御社において企画・財務を担当している役員(CFO)もしくは今後こうした役割を担当させたいと考えている社員と一緒に参加することを推奨します。もちろん、どちらか1名の参加でも問題はありませんが、ともに参加することでCFO人材育成実践塾の修了後に、御社での実践へとスムーズに移行することができるでしょう。
CFO人材育成実践塾は、このような基礎知識の習得にとどまるものではありません。習得した基礎知識を元にして、グループ討議と全体討議を通じて、指定した実践的課題に関して意見交換を行います。こうした討議を通じて、今後ますます不確実性の高まる事業環境下においても十分競争力を持つビジネスモデルへと再構築していくことが可能となるでしょう。自社の現在のビジネスモデルと今後目指すビジネスモデルを想定しながら、グループ討議および全体討議を行うことを通じて、中小企業の経営者およびCFOにとっては、自社のビジネスモデルを練り直すための貴重な機会となるでしょう。
参加する中小企業経営者やCFOにおいて、現状の知識レベルには差があるかもしれません。しかし、初級、中級、上級レベルのテキストとして何を読めばよいのか、どのようなプロセスを経てレベルアップを図れば自らの知識の向上が達成できるのかについて、よくわからず困っている人も多いかもしれません。CFO人材育成実践塾では、参加者のレベルに応じて、「どのようなテキストを使って、どのように勉強すればよいのか」という疑問に対しても、丁寧に指導していきます。
最後に、中小企業経営の実践においては、異業種の中小企業経営者間でネットワークを構築しておくことが、将来の事業展開において貴重な資産になります。人的ネットワークの形成、お互いが高い目標に向かって高めあうことのできるコミュニティを構築することも、CFO人材育成実践塾の大きな目的です。

対象者

CFO人材育成実践塾は、下記に示すような中小企業経営者とCFO(企画・財務担当者)を対象としています。
  • 自社の現在のビジネスモデルが成長可能なものなのかをチェックしたいが、そのためにどのような点に注意してチェックすればよいのかよくわからない方。

  • リスクをマネジメントしながら高成長を模索したいと思っているが、それを実施するためのファイナンスの基礎知識が不足していると感じている方。

  • 独自の方針でこれまで成長を模索してきたが、他の中小企業の経営者から幅広く意見を聞いて、ビジネスモデルをもう一度再検討したいと感じている方。

  • 今後の自社の成長戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得した財務担当役員を育成する必要があると感じている方。

プログラム

CFO人材育成実践塾では、ビジネスプランニングとリスクマネジメントに関する基礎知識を、1カ月程度の短期間で習得できるように、基礎知識の習得(個別講義)と、実践へのフィードバックが可能となるように参加メンバー間での意見交換(グループ討議と全体討議)を組み合わせて、プログラムを設計しています。
講義では、エクセルを使いますので、ソフトウェアがインストールされたノートパソコンを持参して参加して下さい。

個別講義
第1回
イントロダクション
CFO人材の重要性と役割
ビジネスプランニングの基礎(1)
優れたビジネスプランとはどのようなものか。
第2回
ビジネスプランニングの基礎(2)
顧客セグメントの明確化とビジネスプランの改善をどのように行えばよいのか。
第3回
ビジネスプランニングのリスク分析(1)
ビジネスプランのリスクをどのように分析すればよいのか。
第4回
ビジネスプランニングのリスク分析(2)
シミュレーションの技術を使って、どのようにビジネスプランのリスク分析を実践すればよいのか。
第5回
新規事業投資と資金調達
新規事業投資の実施にあたって複数の戦略の選択肢を設定することはなぜ有効なのか。
必要資金額はどのように見積もればよいのか。
新規事業のリスクに応じて、どのように資金調達手段を選択すればよいのか。

グループ討議
4名程度で1グループを編成し、個別講義で習得した基礎知識を元にして、講師が設定したテーマについて分析・意見交換を行います。
議論するテーマについては、講師が当日設定します。
グループは、第1回から第5回までの5回の個別講義ごとに、別のメンバーで行います。


全体討議
グループ討議を受けて、全体討議を行います。


スケジュール

時期 : 2009年5月スタート6月修了(5月12日、19日、26日、6月2日、9日)
場所 : 株式会社ビジネスインテリジェンス 大阪本社 会議室
 〒540-0028 大阪市中央区常盤町2-2-5 大阪HUビル8F
 http://www.business-intel.co.jp/info2.html

回数 : 全5日(火曜日開講・1日3時間 18:30-21:30)
18:30-20:00 個別講義1、グループ討議、全体討議
20:00-20:15 休憩
20:15-21:30 個別講義2、グループ討議、全体討議
募集人数 20名(開催最少人数10名)

費用等

費用 : 1人15万円(消費税含む)
 ※ 初回開始までに全額納入をお願いします。

必要書類 : 以下3点を添えて申込をお願いいたします。
(1)履歴書
(2)参加動機(A41枚程度)
(3)事業内容がわかる会社パンフレット等

応募締切 : 2009年4月30日(木)

事務局 : 株式会社ビジネスインテリジェンス
〒540-0028 大阪市中央区常盤町2-2-5 大阪HUビル8F
電話 06-6945-5851 ファックス 06-6945-5854
http://www.business-intel.co.jp/
Email: contact@business-intel.co.jp