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アントレプレナーとベンチャーキャピタリストのためのベンチャーファイナンス実践塾





氏名
吉田 貴士
所属
スペクトロニクス株式会社 経営管理グループ
志望動機

私は以下の点から、今回開催される実践塾に参加させて頂きたく思いますので、よろしくお願い致します。 1. 理論と実践の融合 会計士の試験勉強、監査の過程及び個人の座学においては、それなりに知識は習得してはいるものの、ファイナンスの実践という点ではシロウト同然であり、当該分野で理論と実践を融合させていく取り組みを以前からおこなっていた当実践塾でブラッシュアップ&ステップアップを図りたいと考えております。 2. 社内での共通言語による運営 私が所属するスペクトロニクス株式会社においては、過去から何名も当実践塾にコア人材を派遣し続けており、社内におけるコアメンバーが経営の共通言語でディスカッションが出来るようになる意義は大きいと考えます。また、メンバーを派遣し続けることによって最新の知識がアップデートされ、当社のコアメンバーに最新知識の共有化がなされる点も有意義と考えます。 3. 人脈形成による将来展望 今回同席させて頂く実践塾の同期生は、今後のビジネス展開において、良き相談相手になるだけでなく、言わば出世争いの良きライバルともなるため、今後ビジネス人生を過ごしていく上で、かけがえのない人財・人脈となっていくと考えられます。


氏名
三嶋 涼史
所属
株式会社みしま 専務取締役
志望動機
昨年5月より、株式会社みしまの経営に携わっておりますが、経営に必要な知識・見識がまだまだ不十分だと感じております。過去、IBMで平成13年に1年程の経営に関する実務と、カネカでは開発の一環としてグロービスの研修を1年間受けたりしまして事業計画の作成や事業運営に携わっておりました。今回の実践塾の参加の機会を得まして、弊社の成長に必要な経営のノウハウを是非とも習得していきたいと考えております。

氏名
神田 真由美
所属
株式会社Smiley
志望動機
今回この実践塾へは弊社代表の勧めがあり参加させていただくことになりました。今後弊社が新事業を展開をしていくにあたり、現状ビジネスプランニングやファイナンスに関する知識が乏しいので、本塾にて専門知識を習得し、実践していけるようになりたいと思っております。どうぞ宜しくお願いいたします。

氏名
内山 みゆき
所属
株式会社AIVICK
志望動機
弊社の今後の成長を考えた時、自分たちで新しいビジネスプランを考え、皆で共有し、成功に向かって皆が同じ方向を向いて120%、いやそれ以上のパワーで向かって行かなければなりません。しかしながら、私は「自分は経理の立場だし、皆のお尻にくっついて行けばいいやー」と言った甘い考えがあり、1歩下がったところにいました。そこを実践塾卒業生である弊社代表に見透かされたのかもしれません。今回実践塾13期生として、また弊社4期生として学習する中で、ファイナンスの知識を深め、ビジネスプランを自分で考えることを実践・経験することで、皆と目標を共有し、共に悩み苦しみ、しかしながら皆のやる気の炎に熱い油を注ことができる存在になれるよう、頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

氏名
塩飽 直子
所属
塩飽直子税理士事務所
志望動機
平成14年に税理士事務所を開設し、主にスタートアップ期のクライアントへ会計導入業務、指導や税務コンサルタント業務に携わってきました。相続や贈与等の申告・プランニングも好きで、毎年携わっています。 さまざまな企業の創業ステージや成長の過程を見ていて、経営者のあり方こそが会社の利益と成果に最大の影響力を持つということを実感したことから経営者のヴィジョンメイキングや情熱そのものの支援の必要性を感じ、ビジネスコーチングを学び提供するようになりました。 経営者の価値観や志から解決策を見つけるコーチング、現実的に事業を動かしていく過程の戦術としての会計と税務。どちらの側面も必要であり、これを同時に提供することで経営者の情熱と作戦、双方から支援ができることが私のミッションであり喜びを感じています。 設立当初からかかわってきたクライアントの方々の中には、そろそろスタートアップ期を抜け出し、次の成長ステージに入る方が出てきました。また、最近は事業開始当初から、クラウドファンディング等のIPO以外の資金調達を目指す方法も広がってきたこともあり、私自身、さらなるファイナンスと事業の成長戦略の為の知識を習得したいと考えています。 そして、知識だけではなく、さまざまなバックグラウンドを持ち経験を身に着けてこられた方々と交流とディベートの経験が持てるというところも魅力的と感じ、受講しようと決めました。

氏名
岸田 浩和
所属
株式会社ファミリア マーケティング本部MD部 部長
志望動機
弊社は1950年創業のベビー子供服製造小売の企業です。創業65周年を迎えた本年は100年企業を目指す「中期経営計画」のスタートの年にもあたります。少子高齢化、オムニチャネル化対策など、新規事業や新規市場の開拓という中期経営計画に基づくミッションを推進しつつ、弊社を取り巻く様々な社会の変化にも適切に対応をしていかなければなりません。 そのような状況のなか、今の職責を果たすためにもファイナンスの基礎的な知識やスキルの習得が不可欠であることを実感しておりましたところ、弊社に在籍しております本実践塾10期の卒業生の勧めもありこのたび参加させて頂くこととなりました。そして、本実践塾では初級・中級・上級と参加者のレベルに応じて「どのようなテキストを使ってどのように勉強すればよいのか」 「どのようなプロセスを経てレベルアップを図れば自らの知識の向上が達成できるか」という疑問に対してもご指導をいただけるということもきっかけとなりました。苦手な分野ではありますが、事業計画策定やファイナンスの勉強にチャレンジをして、直感や経験と勘に頼らない論理的な考え方に基づく経営判断ができるように、そしてビジネスプランニングの構築スキルを身につけて戦略的な思考力・立案力・実行力を伸ばしたいと考えて本実践塾に参加することを希望しました。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

氏名
福田 崇
所属
ロート製薬株式会社 経営企画部
志望動機
社内の中で、新規事業立ち上げ、子会社サポートにまわる機会が多く、厳しいビジネス環境の立て直しを行う機会が多いです。その中で、新規事業、子会社を軌道にのせるために勉強させていただきたいと思い、参加させていただきました。よろしくお願いいたします。

氏名
林 裕也  
所属
 
志望動機
 

氏名
小池 康久
所属
みずほ証券 大阪企業金融部
志望動機
社会人になって、20年間一貫してファイナンスの仕事に携わっております。銀行員時代は法人向け融資を担当し、エムケーキャピタルマネージメント時代は経営企画として、直接金融、間接金融と資金調達の仕事に携わり、現在はみずほ証券大阪企業金融部ではIPO支援の仕事をしております。 先日、IPO祝賀会で忽那先生のプレゼンを拝聴し、改めてファイナンスに関する知識を習得し、IPO支援の立場としてコンサルティング契約先によりよいアドバイスをできるようになりたい。また、現在はまだ具体的なビジネスプランはありませんが、将来的には自ら起業をしてみたいと考えております。以上、宜しくお願い致します。

氏名
吉川 正晃
所属
大阪市都市計画局 理事 兼 経済戦略局 理事
志望動機
私は、以下の理由で、入塾を希望します。(1)私の現在の職務は、関西圏の創業および企業立地環境(イノベーション・エコシステム)の整備であり、業務に必要な知識を今回習得したいと考えました。 大阪市が「うめきた」グランフロント内に開設した施設「大阪イノベーションハブ」で、イノベーション・エコシステムを構築しています。国内外の起業家の集積、育成そして大企業とのオープンイノベーション、VC、アクセラレータとの連携など、産学官金の集積と連携の拠点造りを行っていますが、起業家やVC に関する最新の知識を体系的に獲得しておく必要があると痛感しています。(2)イノベーション・エコシステムの整備には、人的ネットワークが不可欠であり、本塾に参加することにより塾生間との人的ネットワークを構築できると考えました。 人的資源が経営における最高にして最大の資源です。その資源を連結し、流動化させることが少しでもできれば、社会は、変化に適応でき、成長、発展するものと思います。その意味では、成長を希求するものが集まる本塾は、社会にとって有用な人的資産の集積と感じております。そうした人々との出会いを持つことで、関西圏、ひいては世界の発展に貢献したいと感じております。(3)私の将来の目標は、社会を良くし、繁栄させる起業家を育成するメンターとなることです。そこで、本塾での知識、経験と人的ネットワークが必要と感じています。 私のキャリアにおける特徴は、「新規事業の立ち上げ」と「業界での協同プラットフォーム(コンソーシアム)の設立」であったと感じております。この経験を生かして、残りの人生もまた、新規事業を立ち上げる起業家の応援や、企業と企業を繋ぐ活動を行ってゆきたいと考えています。そのためには、現在の仕事と本塾での知識や経験、人的ネットワーク、そして、常にご指導頂ける忽那先生のような指導者が必要であると感じており、今回入塾を希望しました。

氏名
吉川 和美
所属
公認会計士
志望動機
私は会計士試験合格後、上場会社及び株式公開を目指すベンチャー企業を支援したいという希望が受け入れられ、クライアントに寄り添い、少し前を一緒に歩いていく気持ちで監査業務に従事してきました。担当クライアントが2007年に2社上場するなど、上場準備業務にも従事させていただきました。クライアントの社長や経理財務部長、経営企画の担当者と、会計だけではなく経営についてヒアリングする機会もあり、バリバリと働く充実した毎日を送っていましたが、2012年に体調を崩し、キャリアの方向性を考え直す機会がありました。 キャリアの棚卸をしてみると、売上高100億円以上500億円以下の多様な業種の会社を担当してきたこと、上場会社・上場準備会社を担当しており財務書類のディスクロージャー制度については経験があること、内部統制について長らくかかわっていることなどから、その経験を活かし、できあがった会社ではなくこれから伸びていくベンチャー支援に取り組もうと考えました。ベンチャー支援を行う女性担当者が少ないこと、ベンチャー側にも女性が少ないことから、政府方針を受けて女性ベンチャーを増やそうと考え、2013年より女性ベンチャーに焦点をあてて活動しております。 支援にあたり、起業の一般的知識や会計の基礎などは特段問題なく対応できていますし、事業計画については「会計上の見積もり」という監査の一環で必要なので何度となく見る機会があるのですが、資本政策についてはキャピタル任せになっており経験値が不足しがちであることを改めて自覚しました。過去にファイナンスについては証券アナリストの1次試験レベルは勉強したものの、かなり時間が空いてしまっていました。 こちらの講座については過去にも受講を検討したことがあり、かつてのクライアントの財務部長や、会計士の知人などが受講されていることを知りつつ、受講料が自己負担であることを考えるとなかなか決心がつきませんでした。しかし、既に開講13期目という先生のすばらしい活動の成果により、ベンチャー支援でおつきあいする方々が既に受講されているケースが増えてきており、最近では講義内容を知らないとは言えない状態になってきています。仮に今年受講しなければ、4月5月は繁忙期で受講できないため、次回は来年再来年となってしまうことが予想され、そうなると、ますます、今さら感がでてきて受講しにくくなるだろうと思い、講義日程をスケジュール帳で確認したところ偶然空いていたことから、それだったら早いほうがよいと考え今回申し込みさせていただくことといたしました。以上、いろいろ書いてまいりましたが、忽那ファミリーの、勉強会、パーティーといったイベントに参加させていただくと、みなさんとても楽しそうにされているそのご様子を見て、加わったら楽しそうだと思ったというのも大きな理由となっています。  講義内容はハードで、とても楽しそうだなどと言っている余裕はなさそうですが、積極的に取り組ませていただく所存です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

氏名
後藤 真臣
所属
株式会社Smiley
志望動機
以前会社経営しておりましたが、先見の目が無く倒産した事を教訓に、 それまで技術者としての知識しかなく経営と言う未知の世界にあまりに無知に飛び込んだのが原因だと反省し、現在スタートアップの会社でIPOを目指し事業企画、商品開発に従事しております。今回の受講でその辺りを学ばさせて頂きたいと申し込み致しました、よろしくお願い申し上げます。

氏名
島村 実希
所属
NPO法人ミラツク 執行役員・株式会社島村商店 取締役
志望動機
京都大学医学部保健学科を卒業後、看護師と保健師の免許を持って大手経営コンサルティング会社に入社し、医療機関の新規立ち上げを担当してきました。退職後は、家業を手伝ったりNPO法人で活動したりしています。お金の勉強に関しましては、ずっと独学でしてきましたが、どうしても実家の卸売業の感覚があり、自分で扱える金額の大きさに限界を感じています。会社を大きくするうえでの株式上のパフォーマンスも理解が及びません。また、新規事業の立ち上げを考えており、いよいよクラウドファウンディングも使おうとしていますが、それも、メディア以上の機能を期待していない自分がいます。もっと、大きなお金や株式に肝を据えて挑みたいと思います。宜しくお願い致します。

氏名
内村 真紀
所属
神戸大学MBA
志望動機
仕事と育児をしながら神戸大学大学院経営学研究科で学ぶことを許可され、2015年に学位を取得しました。在籍中にイノベーションとアントレプレナーシップ論を深耕したかったのですが、消化不良で、この実践塾に申し込みました。 この過去20年GDPは横ばい、東日本大震災という惨劇、超高齢化社会というユニークな特徴を持つ日本ですが、卓越した技術が沢山あります。いくつかは成功しています。私には技術を開発するスキルはありませんが、こういった技術のファンで、パッションを持って仕事でもプライベートでも、事業構想やビジネスプランをいつも書いています。今回は医療とデジタル化、またLEDについてのプランを、忽那先生や塾生の皆様からご指導いただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

氏名
藤中 達也
所属
株式会社アドバイザリー・ブレイン 代表取締役
志望動機
参加動機を申し上げる前に、簡単にこれまでの職歴を申し上げますと、私は大学の経済学部に在籍中、 ゼミで経営組織論を学び、その後 1984年に新卒で就職した金融機関において、主として当時では最先端の金融工学とも言えるデリバティブを使ったファイナンス・スキーム構築や本部でのALMトレーディング業務に従事した後に93年に退職し、直ちに大阪の実家に戻って家業の合板工場の代表取締役と建材問屋の取締役を同時に経験しました。 当該家業につきましては、その後、諸般の事情により、売却(建材問屋)と廃業(合板工場)を経験することで、経営から離れることになりましたが、その経験を買われて、2000年より企業再生の仕事 (民事再生や私的整理等)に携わる一方、2001年からは、当時ベンチャー企業を含む未公開企業のIPOが活況になり始めたことで急速に需要が高まってきた「公開企業のIR(インベスター・リレーション)」を支援する業務に主として携わって参りました。またこの間、母校の大学発ベンチャーの起業支援や資金調達の支援にも関与し、また一方で中小企業の財務コンサルや事業承継の相談業務にも携わっております。 上記の通り30年以上の職歴中で、現場の経験としては非常に広範囲な経験をして参りましたが、今年 の 2月に仕事仲間の友人の紹介で、忽那先生との出会いがあり、その後に毎月「アントレプレナーシップコミュニティ:研究と実践」の研究会に参加させて頂きました。この間、当研究会では多くの方々 との出会いを頂き、同時に各回の講師の方々からは様々な啓示を頂いて、自分ながらに触発されるものがある一方、忽那先生による「アントレプレナーシップコミュニティの構築」とそのための活発な啓蒙活動には敬服して参りました。 ちょうどこの度、当該実践塾(第13期生)の募集を知り、これまで現場で経験してきたファイナンス業務を理論的に見直すことと実践力については集中してブラッシュアップを図ることで、自分自身の専門的知識の再活性化を目指す一方、「アントレプレナーシップコミュニティの構築」において、微力ながらその一助となりたく、この実践塾に参加を希望するに至りました。改めてどうぞ宜しくお願い申し上げます。

氏名
金本 相揮
所属
株式会社ユニソンプラネット 代表取締役社長
志望動機
弊社は2012年5月に創業したスタートアップで、現在はWEBコンサルティング及びソフトウェア開発を行っています。事業を拡大していく為にはファイナンスの知識を深める必要があると考えていた中、顧問税理士の永島先生から本講座を紹介頂きました。この機会に知識を深めて長期的な事業展開において役立てていきたいと考えています。何卒宜しくお願いします。

氏名
野々松 秀和
所属
アソビュー株式会社 関西支社長
志望動機
私がこの講座を受講したいと思う理由は、大きく3点あります。 1. 経営者としての一歩を踏み出すため 私は、3年半ほど前から「asoview!」というサービスの立ち上げにかかわってきました。参画時は、2名しかいませんでしたが、現在では従業員約100名、資金調達では、計8億円ほど調達をしております。その過程で、シード期、シリーズA、シリーズBの資金調達を経験してきましたその中で、どうしても「お金」周りの知識不足を感じる機会が多く、かねてより、しっかりと学ぶ機会を設けたいと考えておりました。ここでファイナンス、財務分析などを学ばせていただくことにより、経営者として、さらに1つ上のステージに行けると確信しております。 2. 個人投資家になり日本経済を活性化させるという夢をかなえるため 私は、将来個人投資家として、シード期のベンチャーをサポートしていきたいと考えています。理由としては、自分自身が、スタートアップの立ち上げ当初から、関わる中で、日本でも屈指のエンジェル投資家や、VCの方々に支えられながら事業を成長させていくことができました。彼らの助けなしには、今の会社は存在しないと考えています。そのような日本のベンチャーを支える側が、まだまだ少ないと感じており、自分自身がそちら側に立って仕事をするためにも、今の段階からしっかりと学び将来につなげていきたいと考えております。 3、関西のビジネスコミュニティーを広げるため 弊社では、現在事業の拡大に伴い、関西支社の立ち上げを行っております。関西の事業をより拡大していくためにも、関西圏のビジネスコミュニティーをより広げていきたいと考えておりました。本講座の今までの実績などを拝見させていただいても、とても、志の高い仲間がこの講座には多く存在すると考え、この中で、仲間と切磋琢磨し、これからの事業発展にもつなげていきたいと思ております。 最後になりましたが、まだまだ、社会人経験も知識も浅い私ですが、この講座受講を通して、大きく成長し、これからの人生の大きな第一歩にしたいと考えております。ぜひ、本講座を受講させていただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。


受講後の感想







開催趣旨

ベンチャー企業のアントレプレナーは、不確実性の高い事業環境下で高度な経営的意思決定を行うために、ビジネスプランニングとそのためのファイナンスに関わる知識の習得が不可欠です。もちろん、こうした知識は独立系ベンチャー企業のアントレプレナーのみに求められるものではなく、企業のなかで新規事業を創造するコーポレート・アントレプレナーや、大学発ベンチャーを経営するアカデミック・アントレプレナーにとっても不可欠なものです。いくらすばらしい事業アイデアや技術を持っていても、ファイナンスの知識なくしては、成長のための資金を調達することも、株式公開に向けた有効な資本政策を考えることもできません。ベンチャー企業に資金を供給するベンチャーキャピタリストにおいても、投資先企業に対して付加価値の高いサービスを提供するためには、ビジネスプランニングやファイナンスに関する理論に基づいた行動が重要です。
しかし、こうしたファイナンスに関する知識を、多忙を極めるアントレプレナーやベンチャーキャピタリストが、日常の業務の中で自ら時間をねん出し学習することは容易ではありません。アントレプレナーファイナンス実践塾では、株式公開を目指している成長期にあるベンチャー企業のアントレプレナーと(可能であれば、御社において企画・財務を担当している役員(CFO)と一緒に参加することを推奨します)、若手中堅クラスのベンチャーキャピタリストを対象に、ビジネスプランニングから、ベンチャーキャピタルの投資を経てIPOに至るまでの一連のプロセスにおけるファイナンスの基礎知識を習得してもらうことを第1の目的としています。
アントレプレナーファイナンス実践塾は、このような基礎知識の習得にとどまるものではありません。習得した基礎知識を元にして、グループ討議と全体討議を通じて、指定した実践的課題に関して意見交換を行います。こうした討議を通じて、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストの両者にとって好ましいファイナンスの在り方は何かについて分析・研究することが第2の目的です。
 第6回目の最終講義では、アントレプレナーにビジネスプランを発表してもらい、ベンチャーキャピタルからの実際の資金調達につながる可能性を追求します。こうした討議を通じて、アントレプレナーにとっては、自社のビジネスモデルを練り直すための貴重な機会となるでしょう。ベンチャーキャピタリストにとっては、ファイナンスの理論を基礎にした、ベンチャー企業に対するアドバイス能力を高めるための訓練の機会となるでしょう。  

参加するアントレプレナー、CFO、ベンチャーキャピタリストにおいて、現状の知識レベルには差があるかもしれません。しかし、初級、中級、上級レベルのテキストとして何を読めばよいのか、どのようなプロセスを経てレベルアップを図れば自らの知識の向上が達成できるのかについて、よくわからず困っている人も多いかもしれません。アントレプレナーファイナンス実践塾では、参加者のレベルに応じて、「どのようなテキストを使って、どのように勉強すればよいのか」という疑問に対しても、丁寧に指導していきます。
最後に、アントレプレナーファイナンスの実践においては、アントレプレナー間、ベンチャーキャピタリスト間だけではなく、アントレプレナーとベンチャーキャピタリスト間でネットワークを構築しておくことが、将来の事業展開において貴重な資産になります。アントレプレナーとベンチャーキャピタリストの人的ネットワークの形成、お互いが高い目標に向かって高めあうことのできるコミュニティを構築することも、アントレプレナーファイナンス実践塾の大きな目的です。

対象者

アントレプレナーファイナンス実践塾は、下記に示すようなアントレプレナーとベンチャーキャピタリストを主として対象としています。ベンチャー企業を対象としているコンサルタントや税理士・会計士の方も対象としています。

(1)アントレプレナー(御社のCFOを含む)

  • 将来急成長を達成し、株式公開を実現したいと思っているが、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 企業を成長させるためにベンチャーキャピタルから資金を調達したいと思っているが、どのような点に注意して資金を調達すればよいのかよくわからない方。
  • 自社のビジネスモデルが成長可能なものなのかをチェックしたいが、そのためにどのような点に注意してチェックすればよいのかよくわからない方。
  • 大企業のコーポレートベンチャーとしてベンチャー企業の経営を担当することになったが、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 大学発ベンチャーとして企業を立ち上げたが、技術のことはわかっても、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 独自の方針でこれまで成長を模索してきたが、他のアントレプレナーやベンチャーキャピタリストから幅広く意見を聞いて、ビジネスモデルをもう一度再検討したいと感じている方。
  • 今後の自社の成長戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得した財務担当役員を育成する必要があると感じている方。
(2)ベンチャーキャピタリスト
  • 大学を卒業して大手ベンチャーキャピタルに就職したが、ファイナンスについての理論的な知識が十分に習得できていないと感じている方。
  • 銀行本体で長らく融資業務に携わってきたが、子会社の銀行系ベンチャーキャピタルに勤務するようになったものの、ファイナンスの理論的な知識が不足していると感じている方。
  • 大手製造業で長らく営業等の業務に携わってきたが、コーポレートベンチャーキャピタル部門に勤務するようになったものの、ファイナンスの理論的な知識が不足していると感じている方。
  • 独自の方針でこれまで投資を実施してきたが、アントレプレナーや他のベンチャーキャピタリストから幅広く意見を聞いて、自らの投資の在り方をもう一度再検討したいと感じている方。
  • 今後の自社の投資戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得したベンチャーキャピタリストを育成する必要があると感じている方。

プログラム

アントレプレナーファイナンスの先進国であるアメリカでは、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストがともに、ビジネススクールでアントレプレナーシップに関する幅広い知識を習得した後に、実践で経験を積み活躍しています。多くのアントレプレナーやベンチャーキャピタリストがMBAホルダーであることからも、アメリカの進んだ実態を伺うことができます。一方、わが国の場合は、こうしたアントレプレナーシップに関連する基礎知識を大学のMBAで習得したうえで、実践で活躍している人はむしろ少数派であるといえます。
とはいえ、2年近くの期間も実践を離れてMBAで学習することは、多忙であるアントレプレナーやベンチャーキャピタリストにとっては、現実問題としてとても難しいといえます。アントレプレナーファイナンス実践塾では、MBAのアントレプレナーファイナンスの講義や演習で提供されている内容を、6カ月程度の短期間で習得できるように、基礎知識の習得(個別講義)と、実践へのフィードバックが可能となるように参加メンバー間での意見交換(グループ討議と全体討議)を組み合わせて、プログラムを設計しています。
講義では、エクセルを使いますので、ソフトウェアがインストールされたノートパソコンを持参して参加して下さい。

個別講義
第1回
ビジネスモデルの検討
優れたビジネスプランとはどのようなものか。
第2回
財務モデルの作成とリスク分析
ビジネスプランのリスクをどのように分析すればよいのか。
シミュレーションの技術を使って、どのようにリスク分析を実践すればよいのか。
第3回
リスクキャピタルの調達とバリュエーション
アントレプレナーは資金を一度に調達した方がよいのか、数回に分けて調達した方がよいのか。
ベンチャーキャピタリストはどのような点に注目して投資決定を行うのか。
ベンチャー企業のバリュエーションを行う方法にはどのようなものがあるのか。
投資を行う前の価値評価(プレマネーバリュエーション)はなぜ重要なのか。
第4回
ディールストラクチャー
ベンチャーキャピタル業界において用いられる投資条項にはどのようなものがあり、それぞれどのような意味があるのか。
ベンチャーキャピタルとの投資契約において、アントレプレナーは何に注意をすればよいのか。
ベンチャーキャピタリストとアントレプレナーの両者にとって好ましい投資契約にするためには、どのような点をお互い考慮する必要があるのか。
第5回
投資回収・成長戦略としての新規株式公開(IPO)とM&A
新規株式公開のコストはどの程度なのか。
新規公開企業の公開価格は、どのようなプロセスを経て決定されるのか。
新規株式公開にあたって、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストはどのような点に配慮しておく必要があるのか。
第6回
ベンチャー企業他のビジネスプランのプレゼンテーション(13:00-18:00)
アントレプレナーが自社のビジネスプランを発表し、全体で意見交換する。
総括

【参考図書】
■リチャード・L・スミス、ジャネット・K・スミス著(山本一彦総監訳、岸本光永、忽那憲治監訳)『アントレプレナー・ファイナンス』中央経済社、2004年。
■忽那憲治、山本一彦、上林順子編著『MBAアントレプレナー・ファイナンス入門』中央経済社、2013年。
■忽那憲治『IPO市場の価格形成』中央経済社、2008年。
■忽那憲治『中小企業が再生できる8つのノウハウ』朝日新聞出版、2010年。

グループ討議
 4名程度で1グループを編成し、個別講義で習得した基礎知識を元にして、講師が設定したテーマについて分析・意見交換を行います。 議論するテーマについては、講師が当日設定します。

全体討議
 グループ討議を受けて、全体討議を行います。


スケジュール

開催日
2015年10月スタート16年3月修了
<大阪会場>
第1回 10/10(土)
第2回 11/14(土)
第3回 12/12(土)
第4回 1/9(土)
第5回 2/13(土)
第6回 3/12(土)
   

開催場所
グローバルベンチャーハビタット大阪(グランフロント内)

講義時間  全6日(土曜日開講・1日8時間10:00-18:00:1時間昼食休憩)

費用等


募集人数
アントレプレナー、財務担当役員(CFO)、新規事業担当者、ベンチャーキャピタリスト、コンサルタント、税理士・会計士、弁護士他 合計15名程度

費用
参加費 1人20万円(消費税別)
※初回開始までに全額納入をお願いします。

必要書類
以下3点を添えて申込をお願いいたします。
(1)履歴書
(2)参加動機(A41枚程度)
(3)事業内容がわかる会社パンフレットもしくはウェブのアドレス

申込期限
2015年9月4日(金)

修了証書
アントレプレナーファイナンス実践塾の修了者には、現代経営研究所から修了証書を授与します。

事務局 : 特定非営利活動法人 現代経営学研究所(RIAM)
神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学経営学研究科第3学舎内
担当:若命(わかめい)
E-mail:bi@riam.jp  TEL:078-803-6985  FAX:078-805-1624

現代経営学研究所(RIAM)の詳細は、HP<http://www.riam.jp/>をご参照下さい。