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アントレプレナーとベンチャーキャピタリストのためのベンチャーファイナンス実践塾





氏名
北坂 規朗  
所属
ノースヒルズ溶接工業株式会社 代表
志望動機
目標と目的を描いて起業し4年が経ちました。 現在、製造業の設備投資の重荷を実感し始め、財務面とのバランスの取り方に不安があります。ベンチャー精神を経営の糧とするためにも、ファイナンスをよく理解し足元を固められるよう知識を深めたく志望させて頂きました。

氏名
佐田 幸夫  
所属
株式会社 I & C 代表取締役
志望動機
弊社は、平成20年12月の設立以来、家具インテリア製品の開発販売やインテリアデザイン、設計を専門としております。“世の中から必要とされ役立つもの、ワクワクするような革新性のある製品を提供する”を合言葉に、住宅、公共施設、商業施設、オフィスなど、事業領域を広げながら現在に至ります。医療や介護分野に向け、デザインと機能性をクロスさせた新ブランドを国内海外への展開を計画しております。ビジネスプランニング、ファイナンスの知識を習得し、事業の成長に役立てたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

氏名
篠田 理俊  
所属
リヴァックスホールディングス株式会社 取締役経理部部長
志望動機
現在、グループ4社の経理業務をホールディング会社として統括していますが、社内の計数管理は管理会計での予実管理を中心に行っている状況です。今後はグループ会社を増加させる方針(今期中に2社分社化)であるととともに、異業種への参入も考えられるため、各社の評価基準を財務的な視点で見直したいと考えています。今までは資金繰りをベースにした資金管理を行っていましたが、事業や会社の形態が多様化していく中で中長期的な財務戦略を作成していく必要性も感じています また、将来のIPOも成長戦略の一手段として検討しており、資本政策等を自社で判断できる指標をもっておきたいと思い、この度の参加を希望しました。この機会にファイナンスの基礎知識を得るとともに、他社がどのような財務的視点をもって経営をしているのかを知りたいと思います。 また、同じ目的をもった塾生との交流を通じて幅広い視野を持てることを期待しています。

氏名
羽田 哲也  
所属
税理士法人フロイデ 税理士
志望動機
税理士業界に入り、約10年になります。税理士業界は少し前から価格低下進み、昨今それはさらに激しくなっています。ただお客様から税務申告を受注し、申告報酬を頂く、というビジネスプランでは、価格競争に巻き込まれ、その先は厳しいと感じています。価格競争の土俵に上がらないためには、いかに高付加価値のサービスを提供するかであることは間違いありません。付加価値の高いサービスを提供するには「提案力」が必要であり、提案の過程で、ファイナンスに関わる知識は不可欠です。普段は、会計や税務のことばかりでファイナンスの知識が不足していると感じていたところ、弊社代表から勧めがあり、本実践塾へ参加させて頂くことになりました。また私自身、昨年、支店責任者に就いてこともあり、今後のビジネスモデルを練り直すよき機会にしたいと考えています。精一杯勉強させていただきます。よろしくお願い致します。

氏名
川村 卓也  
所属
税理士法人 北浜・中西会計 税理士
志望動機
会計事務所の既存の業務(申告書の作成・各種入力業務など)は、今後ますます低価格化・陳腐化していくであろうという問題意識のもとに、サービス業の原点であるお客様(中小企業の経営者)視点に立ち返り、本当に必要とされるサービスを生み出すスキル・考え方を身に着けたいと思い立ったことがきっかけです。 現場感覚ではありますが中小企業経営においては、事業戦略やBS視点での考え方がまだまだ欠如しているというのが実態であると感じています。また、中小企業経営者と接触頻度の多い会計事務所においても、月次監査という名の数字の残高合わせや、短期的な視点に立ったPLの説明に終始しているのが実情であると考えます。 今後、中小企業に対し、ニーズが高まっていくであろう経営サポートを行っていくうえで必要な事業戦略や財務(BS)の視点を実践的に学びたいと考え応募しました。

氏名
菅沼 聡  
所属
株式会社ファミリア
志望動機
弊社は1950年 神戸にて4人の女性により創業されました。一般的には「ベビー・子供服の製造・販売会社」での認知が高いかと思いますが、アパレル事業だけにとどまらない「世界でもっとも愛されるベビー・子供関連企業になる」ことをミッションとして掲げております。 多様化するライフスタイル・少子高齢化・国内消費の低迷など、外部環境は厳しさを増す中、2050年の100周年に向かって継続的な成長を続け、ミッションを確実に達成するために、昨年2015年に「2020年中期経営計画」を策定致しました。現在私はその中の1つであります「オムニチャネル戦略」をPMとして推進・実行する立場ですが、自分の知識・スキルの至らなさによる歯がゆさを感じていたところ、会社の勧めもあり、本アントレプレナーファイナンス実践塾を受講させていただくことになりました。 現在は恥ずかしながら知識・スキルも無く、全くの素人同然でありますが、受講を通じてより有効な事業戦略の策定・実践・投資管理を学び、自己の成長とともに社内へのフィードバックが出来るように努めてまいる所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。

氏名
小山 宏美  
所属
株式会社ファミリア
志望動機
弊社は1950年、神戸にて4人の女性により創業されました。戦後の混乱の中、未来を担う子供たちの将来を見据え、「愛情品質」をモットーに「ベビー・子供服の製造販売」を生業とし今日を迎えております。いつの時代も子供たちに対する愛情、安心安全な環境、健やかな成長を望む気持ちに変わりはないものの、子供たちを取り巻く外的環境は急激な速度で変化しております。 現在、私は1歳までのベビーの衣料、雑貨、周辺環境、提案までを企画、遂行する立場ではありますが、弊社が目指す「100年企業」の在り方について弊社、および自課の目指す有効な事業戦略の策定、実践にスキルが至らず、悩む日々でした。基礎知識が不足しており、お恥ずかしい限りですが、受講を通じて確信を持った事業戦略の策定、財務管理を学び、新しい第一歩を踏み出したいと存じております。よろしくお願いいたします。

氏名
定田 充司  
所属
金融業
志望動機
私が本実践塾に参加希望するに至る背景として、東京証券取引所に入社以降、①グループ子会社の管理部門での業務、②出向先の海外事務所における日本企業の進出支援業務、そして③国内外の企業に対するIPO のプロモーション業務を担当してまいりました。 上記①については、ビジネスの立上げから清算までに関与し、キャッシュフローやバリュエーションを意識する機会が多かったことから、「ファイナンス」に関心を持つきっかけになりました。一方、②以降は、国内外問わず数多くの方々に対して、情報提供等を通じて支援させていただく立場になったものの、特にアントレプレナーやVC の方々に対して、より質の高いサービスを提供するには何が必要なのか自問する日々が続いております。また取引所自身も海外との競争が激化する中で、新たなビジネスの創出は欠かすことの出来ないテーマであり、アントレプレナーやVC としての心構えや知識を理解しておくことは今後重要であると考えます。 このような問題意識の中、今年に入って忽那先生はじめ、実践塾の卒業生の方々と海外を視察する機会に巡り会えました。大変優秀な皆様との出会い、そして皆様の積極的な意見の発信・交換から大きな刺激をいただいたことから、私自身も実践塾に参加し、積極的に学習することによって、現在持つ問題意識の解決に向けたヒントにつなげていきたいと考えております。

氏名
松本 圭司  
所属
製造業
志望動機
2013年に神戸大学MBAプログラムを修了しておりますが、在学中は仕事・育児に追われ、十分にファイナンスの知識を習得するに至らなかったという歯痒い思いがあったため、改めて忽那先生の「アントレプレナーファイナンス」を学び直したいと思っておりました。 ゆくゆくは自分自身で新規事業を創出し、実践塾で獲得し得る知識をフル活用したいと考えております。どうぞよろしくお願いします。

氏名
坂本 剛  
所属
QBキャピタル合同会社 / 代表パートナー
志望動機
私は、九州の大学の産学連携組織で6年、九州大学の特定関連会社(九大TLO)の代表取締役として4年間、計10年間にわたり、大学の研究成果の事業化支援、大学発ベンチャー支援に携わってきました。 様々な支援体制を構築し、その中から外部資金を調達し上場などEXITを目指す本格的な大学発ベンチャーも生まれてきました。 しかしながら、九州地域においてベンチャーキャピタルの数は少なく、技術開発型ベンチャーがメインである大学発ベンチャーの支援・投資を行うVCは皆無のため、九州地域で大学発ベンチャーが資金調達を行うのはハードルが高く、例え起業したとしても「死の谷」を越えることができず、成長軌道にのれないベンチャーが多い(多かった)のも事実です。そういった問題意識の元、今回3年がかりで九州地域の大学発ベンチャーに特化して投資・支援を行うファンド「QBファンド」を約31億円で設立した次第です。 今回は、私自身のベンチャーキャピタリストとしてのスキルアップのため、体系的にVC投資、ベンチャーファイナンスについて学びたいと思い、本実践塾への参加を希望いたします。

氏名
山田 正洋  
所属
株式会社i-plug
志望動機
2012年に仲間と起業してから2015年末まではCTOとして技術開発に注力しておりましたが、2016年1月より管理担当役員に着任したことが転機となり、本実践塾への参加を希望いたしました。短期でのスキルの向上、人脈構築を進めながら、自社の事業拡大に役立ててまいりますので、何卒宜しくお願い致します。

氏名
池田 仁美  
所属
シャープ株式会社
志望動機
私がこのアントレプレナーファイナンス実践塾にこの度応募させて頂いた理由は、主に以下3点に集約されます。 1) 務める企業内で数年前より新規事業を担当。 一時期、カーブアウトによる外部資金調達の可能性についても検討する中、対外的な説明、協議の場においてファイナンスの知識が不十分であることを痛感したこと。 2) ここ数年、務める企業そのものが経営危機に瀕してきたが、会社に起こったことをファイナンスの観点から改めて自分自身で理解しなおしたいと強く感じていること。 3) 2年前にMBAを受講した際、残念ながらアントレプレナーファイナンスの講義を受けることができず、当初より関心のあったこのテーマでの集中した受講ができる最後のチャンスと思ったため。 1)については、全社の緊急プロジェクトとして位置づけられた新規事業ネタに対し、1年間、研究開発チームと営業チームでコンセプトモデルを作り、想定顧客に対して手ごたえを確認するプロセスを進める一方で、新規事業としての事業性、その成長性などを幹部報告してきましたが、事業化に際しては当初予定通りに社内予算の継続投入を確保することができませんでした。 会社が経営危機に直面する中、予算は削減されたものの、事業化検討の道が絶たれずに済んだこと自体を幸運と見るべきとの見方もありますが、自分たちのビジネスモデルに対して説得力のある分析、説明が十分でなかったことを痛感しています。 また、更にその後、この事業を切り出し、外部資金調達により成長を加速させる可能性についても検討しましたが、特に対外的な金融機関への説明にあたっては、当初の事業計画までは行えたものの、その先の検討、協議にあたり決定的なファイナンスの知識不足を感じた次第です。 2) については、この度会社自体が海外の企業に買収される見込みとなり、このこと自体も今回の受講の動機の一つとなっています。 企業価値分析、事業リスクの見方、などを学び、会社に起こったことを改めて理解したいと考えています。 3) 最後になりますが、将来的にはこれらの経験を踏まえ、志を同じくする仲間と新たな事業を立ち上げることを目指し、技術を持たない自分の役割として、特に営業・ファイナンス系の知識をしっかり身に着け、将来の新規の事業化を実現化していきたいとの思いです。 もっと早いタイミングで決断できればよかったのですが、この1年間体調を崩しがちであったため、調整が遅くなってしまいました。 決めたからには、皆さんと共に半年間、しっかりと実践できる理論的な知識を身に着けていきたいと思いますので、何卒宜しくお願い致します。

氏名
小坂 優太  
所属
株式会社アンクシステムズ
志望動機
2016年3月に大学を卒業したばかりで、これから会社のコーポレート部門に配属されることが決まっています。私が所属する会社は、実践塾二期生の金 明淑が創業者/代表取締役の会社で、本来はある程度、実務経験を数年経てから実践塾で学ぶことになると聞いていたのですが、今期が最後と伺い、急遽受けることになりました。 私の会社での使命は、まずはファイナンスの基礎をしっかり学び、そして、14 期目に入る弊社の基礎体力を、技術変遷の激しい業界の中でも強化していくことです。また、将来的にはファイナンスの面から分析やリスク予測を実施出来るようになることで、経営陣へのサポートなどが出来るようになることです。実践塾参加生の中ではおそらく最年少となるでしょうし、基礎知識もない中ではありますが、精一杯、たくさんのことを学びたいと思います。

氏名
Dustin Spillers  
所属
株式会社フューチャー・アイ
志望動機
アメリカでの大学卒業後、日本に来日して10年目に入りますが、当初は、主に飲食業などのサービス業や英会話講師など語学力を活かした仕事をしてきました。2013年からはオーク住吉産婦人科で、主に論文翻訳や海外からの患者様へのお問い合わせ対応やアテンドなどにも従事するようになったのですが、そんな中、日本に長く住む外国人として、外国人ならではの目線で、自分自身のビジネスに携わりたいと言う思いが強くなりました。そのときに、実践塾2期生の金 明淑と、共に、新しい会社を立ち上げようと話し合い、現在、ちょうど登記を終え、サービスを準備し始めたフェーズにあります。この会社の事業は一言で説明すると「IT サービス」の会社ですが、日本マーケットのみを意識したものではなく、近い将来、アジアマーケットや私の出身国であるアメリカも意識して展開したいと思っています。 現在は、まだビジネスサービスの開発期間中で、そのWeb システムそのものの開発はもちろん、知財戦略、クラウドファンディング利用による資金調達+広告戦略の準備中です。まだ実体はないビジネスではありますが、だからこそ、今のうちにビジネスの基礎をしっかり学び、これから進めていく私たちのビジネスに活かしていきたいと思っています。 大学でも語学が専門で、かつ、社会経験においてもファイナンスやマネージメントと言う経験はないので、知らないことも多いとは思います。また、一通りの日本語は話せるものの、専門用語など聞き取れない言葉も多く、ご迷惑おかけすることもあるかもしれませんが、実践塾受講生の皆様ともに精一杯学びたいと思います。

氏名
大内 良幸  
所属
株式会社フューチャー・アイ
志望動機
私は現在、future-i㈱でサービス業向けのアプリの開発をしております。昨年に興した会社と言う事もあり、まだまだ足りない所がたくさんあると感じております。その1つに将来的に売却や上場が発生した時に何が必要でどう対応すれば、良いのかがお恥ずかしながら、わかっておりませんでした。そこで、創業者であり、「実践塾」卒業生である 金明淑様より、今回ご紹介頂いて、是非、学ばせて頂きたく思い志望させて頂いた次第です。 入塾後は同期生と切磋琢磨しながら、良い時間にして行きたいです。


受講後の感想







開催趣旨

ベンチャー企業のアントレプレナーは、不確実性の高い事業環境下で高度な経営的意思決定を行うために、ビジネスプランニングとそのためのファイナンスに関わる知識の習得が不可欠です。もちろん、こうした知識は独立系ベンチャー企業のアントレプレナーのみに求められるものではなく、企業のなかで新規事業を創造するコーポレート・アントレプレナーや、大学発ベンチャーを経営するアカデミック・アントレプレナーにとっても不可欠なものです。いくらすばらしい事業アイデアや技術を持っていても、ファイナンスの知識なくしては、成長のための資金を調達することも、株式公開に向けた有効な資本政策を考えることもできません。ベンチャー企業に資金を供給するベンチャーキャピタリストにおいても、投資先企業に対して付加価値の高いサービスを提供するためには、ビジネスプランニングやファイナンスに関する理論に基づいた行動が重要です。
しかし、こうしたファイナンスに関する知識を、多忙を極めるアントレプレナーやベンチャーキャピタリストが、日常の業務の中で自ら時間をねん出し学習することは容易ではありません。アントレプレナーファイナンス実践塾では、株式公開を目指している成長期にあるベンチャー企業のアントレプレナーと(可能であれば、御社において企画・財務を担当している役員(CFO)と一緒に参加することを推奨します)、若手中堅クラスのベンチャーキャピタリストを対象に、ビジネスプランニングから、ベンチャーキャピタルの投資を経てIPOに至るまでの一連のプロセスにおけるファイナンスの基礎知識を習得してもらうことを第1の目的としています。
アントレプレナーファイナンス実践塾は、このような基礎知識の習得にとどまるものではありません。習得した基礎知識を元にして、グループ討議と全体討議を通じて、指定した実践的課題に関して意見交換を行います。こうした討議を通じて、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストの両者にとって好ましいファイナンスの在り方は何かについて分析・研究することが第2の目的です。
 第6回目の最終講義では、アントレプレナーにビジネスプランを発表してもらい、ベンチャーキャピタルからの実際の資金調達につながる可能性を追求します。こうした討議を通じて、アントレプレナーにとっては、自社のビジネスモデルを練り直すための貴重な機会となるでしょう。ベンチャーキャピタリストにとっては、ファイナンスの理論を基礎にした、ベンチャー企業に対するアドバイス能力を高めるための訓練の機会となるでしょう。  

参加するアントレプレナー、CFO、ベンチャーキャピタリストにおいて、現状の知識レベルには差があるかもしれません。しかし、初級、中級、上級レベルのテキストとして何を読めばよいのか、どのようなプロセスを経てレベルアップを図れば自らの知識の向上が達成できるのかについて、よくわからず困っている人も多いかもしれません。アントレプレナーファイナンス実践塾では、参加者のレベルに応じて、「どのようなテキストを使って、どのように勉強すればよいのか」という疑問に対しても、丁寧に指導していきます。
最後に、アントレプレナーファイナンスの実践においては、アントレプレナー間、ベンチャーキャピタリスト間だけではなく、アントレプレナーとベンチャーキャピタリスト間でネットワークを構築しておくことが、将来の事業展開において貴重な資産になります。アントレプレナーとベンチャーキャピタリストの人的ネットワークの形成、お互いが高い目標に向かって高めあうことのできるコミュニティを構築することも、アントレプレナーファイナンス実践塾の大きな目的です。

対象者

アントレプレナーファイナンス実践塾は、下記に示すようなアントレプレナーとベンチャーキャピタリストを主として対象としています。ベンチャー企業を対象としているコンサルタントや税理士・会計士の方も対象としています。

(1)アントレプレナー(御社のCFOを含む)

  • 将来急成長を達成し、株式公開を実現したいと思っているが、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 企業を成長させるためにベンチャーキャピタルから資金を調達したいと思っているが、どのような点に注意して資金を調達すればよいのかよくわからない方。
  • 自社のビジネスモデルが成長可能なものなのかをチェックしたいが、そのためにどのような点に注意してチェックすればよいのかよくわからない方。
  • 大企業のコーポレートベンチャーとしてベンチャー企業の経営を担当することになったが、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 大学発ベンチャーとして企業を立ち上げたが、技術のことはわかっても、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 独自の方針でこれまで成長を模索してきたが、他のアントレプレナーやベンチャーキャピタリストから幅広く意見を聞いて、ビジネスモデルをもう一度再検討したいと感じている方。
  • 今後の自社の成長戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得した財務担当役員を育成する必要があると感じている方。
(2)ベンチャーキャピタリスト
  • 大学を卒業して大手ベンチャーキャピタルに就職したが、ファイナンスについての理論的な知識が十分に習得できていないと感じている方。
  • 銀行本体で長らく融資業務に携わってきたが、子会社の銀行系ベンチャーキャピタルに勤務するようになったものの、ファイナンスの理論的な知識が不足していると感じている方。
  • 大手製造業で長らく営業等の業務に携わってきたが、コーポレートベンチャーキャピタル部門に勤務するようになったものの、ファイナンスの理論的な知識が不足していると感じている方。
  • 独自の方針でこれまで投資を実施してきたが、アントレプレナーや他のベンチャーキャピタリストから幅広く意見を聞いて、自らの投資の在り方をもう一度再検討したいと感じている方。
  • 今後の自社の投資戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得したベンチャーキャピタリストを育成する必要があると感じている方。

プログラム

アントレプレナーファイナンスの先進国であるアメリカでは、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストがともに、ビジネススクールでアントレプレナーシップに関する幅広い知識を習得した後に、実践で経験を積み活躍しています。多くのアントレプレナーやベンチャーキャピタリストがMBAホルダーであることからも、アメリカの進んだ実態を伺うことができます。一方、わが国の場合は、こうしたアントレプレナーシップに関連する基礎知識を大学のMBAで習得したうえで、実践で活躍している人はむしろ少数派であるといえます。
とはいえ、2年近くの期間も実践を離れてMBAで学習することは、多忙であるアントレプレナーやベンチャーキャピタリストにとっては、現実問題としてとても難しいといえます。アントレプレナーファイナンス実践塾では、MBAのアントレプレナーファイナンスの講義や演習で提供されている内容を、6カ月程度の短期間で習得できるように、基礎知識の習得(個別講義)と、実践へのフィードバックが可能となるように参加メンバー間での意見交換(グループ討議と全体討議)を組み合わせて、プログラムを設計しています。
講義では、エクセルを使いますので、ソフトウェアがインストールされたノートパソコンを持参して参加して下さい。

個別講義
第1回
ビジネスモデルの検討
優れたビジネスプランとはどのようなものか。
第2回
財務モデルの作成とリスク分析
ビジネスプランのリスクをどのように分析すればよいのか。
シミュレーションの技術を使って、どのようにリスク分析を実践すればよいのか。
第3回
リスクキャピタルの調達とバリュエーション
アントレプレナーは資金を一度に調達した方がよいのか、数回に分けて調達した方がよいのか。
ベンチャーキャピタリストはどのような点に注目して投資決定を行うのか。
ベンチャー企業のバリュエーションを行う方法にはどのようなものがあるのか。
投資を行う前の価値評価(プレマネーバリュエーション)はなぜ重要なのか。
第4回
ディールストラクチャー
ベンチャーキャピタル業界において用いられる投資条項にはどのようなものがあり、それぞれどのような意味があるのか。
ベンチャーキャピタルとの投資契約において、アントレプレナーは何に注意をすればよいのか。
ベンチャーキャピタリストとアントレプレナーの両者にとって好ましい投資契約にするためには、どのような点をお互い考慮する必要があるのか。
第5回
投資回収・成長戦略としての新規株式公開(IPO)とM&A
新規株式公開のコストはどの程度なのか。
新規公開企業の公開価格は、どのようなプロセスを経て決定されるのか。
新規株式公開にあたって、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストはどのような点に配慮しておく必要があるのか。
第6回
ベンチャー企業他のビジネスプランのプレゼンテーション(13:00-18:00)
アントレプレナーが自社のビジネスプランを発表し、全体で意見交換する。
総括

【参考図書】
■リチャード・L・スミス、ジャネット・K・スミス著(山本一彦総監訳、岸本光永、忽那憲治監訳)『アントレプレナー・ファイナンス』中央経済社、2004年。
■忽那憲治、山本一彦、上林順子編著『MBAアントレプレナー・ファイナンス入門』中央経済社、2013年。
■忽那憲治『IPO市場の価格形成』中央経済社、2008年。
■忽那憲治『中小企業が再生できる8つのノウハウ』朝日新聞出版、2010年。

グループ討議
 4名程度で1グループを編成し、個別講義で習得した基礎知識を元にして、講師が設定したテーマについて分析・意見交換を行います。 議論するテーマについては、講師が当日設定します。

全体討議
 グループ討議を受けて、全体討議を行います。


スケジュール

開催日
2016年4月スタート16年9月修了
<大阪会場>
第1回 4/9(土)
第2回 5/14(土)
第3回 6/11(土)
第4回 7/9(土)
第5回 8/13(土)
第6回 9/10(土)
   

開催場所
グローバルベンチャーハビタット大阪(グランフロント内)

講義時間  全6日(土曜日開講・1日8時間10:00-18:00:1時間昼食休憩)

費用等


募集人数
アントレプレナー、財務担当役員(CFO)、新規事業担当者、ベンチャーキャピタリスト、コンサルタント、税理士・会計士、弁護士他 合計15名程度

費用
参加費 1人20万円(消費税別)
※初回開始までに全額納入をお願いします。

必要書類
以下3点を添えて申込をお願いいたします。
(1)履歴書
(2)参加動機(A41枚程度)
(3)事業内容がわかる会社パンフレットもしくはウェブのアドレス

申込期限
2016年3月11日(金)

修了証書
アントレプレナーファイナンス実践塾の修了者には、現代経営研究所から修了証書を授与します。

事務局 : 特定非営利活動法人 現代経営学研究所(RIAM)
神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学経営学研究科第3学舎内
担当:若命(わかめい)
E-mail:bi@riam.jp  TEL:078-803-6985  FAX:078-805-1624

現代経営学研究所(RIAM)の詳細は、HP<http://www.riam.jp/>をご参照下さい。