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アントレプレナーとベンチャーキャピタリストのためのベンチャーファイナンス実践塾

第IV期生の紹介



氏名
岩堀敏之
所属
オムロンヘルスケア株式会社
志望動機
私のミッションは技術者として、健康と医療に貢献できる技術を通じて世界中の人々に貢献することであると考えています。現在、新規事業に結びつく可能性のある要素技術を見極める技術探索を担当しており、潜在ニーズと技術シーズのマッチングを行っています。医療側の専門家が半ば諦めていた課題(潜在ニーズ)を解決するために技術シーズとのマッチングを行ってきた中でこれまでに2つ成功体験を経験しました。1件目は歯科医が推奨する歯磨き手技を誰でも簡単にできるようにする電動歯ブラシであり、国内はもとより国外の歯周病学の権威から評価されました。2件目は現在進行中の案件ですのでここでは詳細は申し上げられませんが、医学の世界的な権威から絶賛される結果を出せています。しかしながら、1件目の案件で痛感したことなのですが、技術面でのマッチングができたとしても、事業面でのリスク・リターンの試算が十分にできないがために経営を納得させるのに手間取ったり、いざやってみた際に技術面以外の様々な課題が生じたり、様々な阻害要因により大きな成功を収めるには至っていません。そこで技術者のベースを活かしながら、ファイナンスのスキルを今回習得し、少しでも潜在ニーズと技術シーズのマッチングした成果を事業の成果に結び付けたいと考え、本コースを志望しました。

氏名
金子稔
所属
三金株式会社 代表取締役
志望動機
現在、私は、三金株式会社(食品のネットスーパーさんき)として、生鮮食品に特化しましたネット通販をやり、9年目を迎えました。売上も約6.5億で、IPOを目指して、更なる発展を模索中です。また昨年、 日本おつかいサービス株式会社を設立し、地域スーパーと密着したネットスーパービジネスモデルを展開中です。事業展開では、どうしても軍資金を必要となる中で、直接金融での資金調達を考えております。そのためには、相手の考え方がわからないことには、攻め方がわからないと考え、是非この機会に大いに勉強し、考え方等を学びたいと思い、応募しました。

氏名
多久島裕一
所属
スペクトロニクス株式会社
志望動機
弊社は、設立7 年目のベンチャー会社で、レーザ技術をベースにした精密加工システムの受託開発を行っております。会社の成長のシナリオとして、2 年程前から受託開発から自社商品開発へと舵を切りはじめ、新規事業を立ち上げる段階にあり、そのために必要なファイナンス面での実践的な考え方を身に付けたいと思い応募いたしました。(これまでに、弊社からはCEO、CFO の2名(岡田穣治、岡田理英子)がこのベンチャーファイナンス実践塾に参加しております。)小職は、国内・海外の大学で光ファイバ通信関係の研究・教育に携わっておりましたが、昨年9月よりこの会社に移り、精密加工用のファイバレーザの開発を行っております。ファイバレーザは、従来の産業用固体レーザとはまったく異なる構造・技術体系を持っており、別のノウハウを必要とします。そのため技術的障壁が高く、社内にも経験が不足しております。幸いにも、光ファイバ通信で培われたノウハウを積極的に取り込んだり、内外の技術アドバイザーの支援を受けることにより、比較的短期間で研究開発が進めることができたのですが、ここから事業化していく展望が描けずに困っております。具体的にいうと、年間数台といった小ロットの製造は難しくないのですが、量産へのシナリオが描けません。また、使用する部品の大半を輸入に頼っており、サプライチェーンをどのように確保していくか、組立てをどこまで外注に頼るか、といった問題を考える際の判断基準も曖昧です。 また、継続的に研究開発資金・人材を投入していく必要もあり、これらの資金調達も重要な課題です。以上のように、技術的な面ではどうにかなるのですが、そこから先の知識・経験が欠けております。今後、新規事業として立ち上げるには、ファイナンスの知識やビジネスプランニングの立て方を学び、実践的な考え方を身に付ける必要があると考えました。このベンチャーファイナンス実践塾において、講義・グループワークなどを通じて、これらの知識が習得できれば幸いです。宜しくお願い申し上げます。


受講後の感想

岩堀敏之
参加のきっかけは私の周りで異なる3人が「この実践塾いいよ」って言っていたところから始まります。私個人のルールとして、「興味のある領域で3人がいいというものは、いいに決まっている!」というものがあり、この時点で「やるしかないモード」のスイッチがONしました。こうした背景で参加したわけですが、健康医療機器分野の技術者としてこれまで医療側の潜在ニーズと技術シーズをマッチングしてきた中でたどり着く数々のアイデアを如何に事業化して収益に結び付けていくかという観点で、その成功確率を上げるためには何を為すべきか、特にファイナンス面での示唆が多く得られた点で大変有意義でした。健康医療機器の分野で新規事業の事業化に成功すると健康であり続ける人を増やしたり、病気になる人を減らせたりできるわけで、この実践塾で得られる知識・スキルをもとに、収益を生みながらビジネスを発展拡大して行くことは最高の社会貢献につながると私は考えています。とりわけ、新規事業を成功させるために必要な要件はコーポレートアントレプレナーでもアントレプレナーでも組織の形態に違いはあれど、どういうステークホルダーが絡んで、どういう物差しで案件を評価しようとするのか、というのが掴めたのは収穫でした。ビジネスモデルの分析や利益構造図によるリスク・リターン分析、財務モデルと多変数関数解析ソフトを用いた感応度シミュレーションは定量性を持たせた事業の分析手法として説得性がありました。こういう切り口で話をすればファイナンス関係の人が理解・納得しやすいのかというのは知っておくべきことなのですが、独力ではなかなかたどり着けない領域です。こうした課題に対して適切な助言やdirectionを示してくださった忽那教授のご指導には感謝するのみです。また社内ですべての資金を賄い切れなかった場合にコーポレートアントレプレナーが為せるオプションとして何があるのか理解を深めるには十分な内容でした。資金調達の際に必要となる企業価値算出の仮説の置き方やディールストラクチャーの考え方は資金調達先から一方的に騙されないようにするためには必要不可欠な内容です。この実践塾のコースで使うテキストはわかりやすくまとめられたものが用意されており、座学とスタディーで実践的に学べるスタイルは加速度的に理解が進むので私にとっては非常に良かったです。さらに課外でも先生や学生、受講仲間、先輩方を含めたヒューマンネットワークが構築できるのもこの実践塾ならではの楽しみの1つではないでしょうか。みんなで支えあい、勉強をしていくこのコミュニティーで得られるものは表面的な勉強以外の内容も多く、個人的には大変満足のいく内容でした。最終回の課題発表プレゼン前にはサポートの学生の皆さんには大変お世話になりました。帰宅後夜遅くに資料を更新しては不明な箇所をメールでやり取りしていたわけですが、間際になっても資料のブラシアップに付き合ってくれた彼らの存在はありがたかったです。忽那先生、スタッフの学生のみなさん、実践塾の諸先輩・同期メンバー含めまして多岐に渡るみなさんとの出会いを通じてこの3か月でさらに成長することができました。ありがとうございました。

金子稔
弊社は、昨年10月にIPOをやるために会社を設立しました。そのためには、ファイナンスの知識が必要と感じ参加しました。第1回の講義では、何とか理解できたのですが、第2回リスク分析に入るころから、なんとなく理解できる感じになり、これではいけないと予習、復習をやり、遅れないように必死でした。やっと7回の講義が済んで、ホットするやら何か寂しい感じがしております。忽那先生はもとより、塾生の方々や学生の方々には、簡単な問題もわからず、大変ご迷惑をお掛けしました。講義が終わった後での懇親会では、意見を交換し、ためになるお話をお聞きし勉強になりました。私自身、ビジネスプランの分析ぐらいまではやるのですが、なかなかリスク分析、資金調達のあり方、IPOなどの所までは、やっておりませんでした、塾で勉強したことで実践に応用できる基礎理論を身に付けることができたかなと思います。基礎理論を知っているか、知らないかで大きく企業のバリューもかわることが理解でき、000億得した感じがしています(笑)。現在のビジネスモデルをよりブラッシュアップするのに大変ためになり、これから大いに活用し、飛躍のソースにしたいと思います。最後に、大変有難うございました。

多久島裕一
弊社からはCEOとCFOの2名が実践塾に参加しており、小職で3人目の受講生になります。普段はファイナンスとは縁遠い技術開発をしておりますが、自社開発レーザ事業の立ち上げの時期にあり、ファイナンスの知識を広く共有しようという社内方針で参加いたしました。受講前には予備知識はほとんどなく、また、実践塾のスコープが起業家とベンチャーキャピタリストへ向けられておりますが、起業家ではない小職のようなものに対しても、非常に有益な講義でした。この講義では、ビジネスモデルといった数量化しにくいものを客観的に評価する技術、それをベースにした事業計画の立案とリスクや不確定性を考慮した分析手法を学び、それらを生かすための資金計画やディールを講義と演習を通じて学びます。講義は洗練されており、短い時間で実践的な知識・考え方が身につくように工夫されています。また、ファイナンスに疎いものに対しても、決して放り出すようなことはせず、丁寧に教えてくれるほか、興味のわいたところについては、先の専門的な指導が得られました。重要な点は、テクニックというよりは、考え方をいろいろと教わったことであり、本講義を受けたおかげで物事を評価するときの座標軸がいくつも増えたような気がします。また、例題や受講生の実例による演習に多くの時間が割かれており、同期の受講生やアシスタントの学生と議論を重ねることができたのは、非常に刺激的な経験でした。特に、アシスタントの学生は、いい意味でお行儀が悪く、忌憚のない質問やコメントを手加減なく投げかけてきます。おかげで、はっ、とするような発見がいくつもありました。社内から4人目を出すかどうかは議論の余地がありますが、起業する・しないにかかわらず、貴重な経験が得られました。更に一言付け加えさせていただくとすれば、このような知識をもっと若い人、特に理系を志望する中高生・大学生に広めるべきではないかと強く感じます。理系のキャリアパスに対するイメージも変わりますし、科学技術のもつ価値を正当に評価する指標も得られ、理科ばなれも減るのではないかと。。。社交辞令抜きに、技術系の人にも広くお勧めします。


開催趣旨

ベンチャー企業のアントレプレナーは、不確実性の高い事業環境下で高度な経営的意思決定を行うために、ビジネスプランニングとそのためのファイナンスに関わる知識の習得が不可欠です。もちろん、こうした知識は独立系ベンチャー企業のアントレプレナーのみに求められるものではなく、企業のなかで新規事業を創造するコーポレート・アントレプレナーや、大学発ベンチャーを経営するアカデミック・アントレプレナーにとっても不可欠なものです。いくらすばらしい事業アイデアや技術を持っていても、ファイナンスの知識なくしては、成長のための資金を調達することも、株式公開に向けた有効な資本政策を考えることもできません。ベンチャー企業に資金を供給するベンチャーキャピタリストにおいても、投資先企業に対して付加価値の高いサービスを提供するためには、ビジネスプランニングやファイナンスに関する理論に基づいた行動が重要です。
しかし、こうしたファイナンスに関する知識を、多忙を極めるアントレプレナーやベンチャーキャピタリストが、日常の業務の中で自ら時間をねん出し学習することは容易ではありません。ベンチャーファイナンス実践塾では、株式公開を目指している成長期にあるベンチャー企業のアントレプレナーと(可能であれば、御社において企画・財務を担当している役員(CFO)と一緒に参加することを推奨します)、若手中堅クラスのベンチャーキャピタリストを対象に、ビジネスプランニングから、ベンチャーキャピタルの投資を経てIPOに至るまでの一連のプロセスにおけるファイナンスの基礎知識を習得してもらうことを第1の目的としています。
ベンチャーファイナンス実践塾は、このような基礎知識の習得にとどまるものではありません。習得した基礎知識を元にして、グループ討議と全体討議を通じて、指定した実践的課題に関して意見交換を行います。こうした討議を通じて、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストの両者にとって好ましいファイナンスの在り方は何かについて分析・研究することが第2の目的です。
 第7回目の講義では、アントレプレナーにビジネスプランを発表してもらい、ベンチャーキャピタルからの実際の資金調達につながる可能性を追求します。こうした討議を通じて、アントレプレナーにとっては、自社のビジネスモデルを練り直すための貴重な機会となるでしょう。ベンチャーキャピタリストにとっては、ファイナンスの理論を基礎にした、ベンチャー企業に対するアドバイス能力を高めるための訓練の機会となるでしょう。
 また、第7回目の講義の最後には、わが国のベンチャーファイナンスをより円滑に実施するために改善すべき課題は何かについて、参加者全員で分析・研究の成果を総括したいと思います。

参加するアントレプレナー、CFO、ベンチャーキャピタリストにおいて、現状の知識レベルには差があるかもしれません。しかし、初級、中級、上級レベルのテキストとして何を読めばよいのか、どのようなプロセスを経てレベルアップを図れば自らの知識の向上が達成できるのかについて、よくわからず困っている人も多いかもしれません。ベンチャーファイナンス実践塾では、参加者のレベルに応じて、「どのようなテキストを使って、どのように勉強すればよいのか」という疑問に対しても、丁寧に指導していきます。
最後に、ベンチャーファイナンスの実践においては、アントレプレナー間、ベンチャーキャピタリスト間だけではなく、アントレプレナーとベンチャーキャピタリスト間でネットワークを構築しておくことが、将来の事業展開において貴重な資産になります。アントレプレナーとベンチャーキャピタリストの人的ネットワークの形成、お互いが高い目標に向かって高めあうことのできるコミュニティを構築することも、ベンチャーファイナンス実践塾の大きな目的です。

対象者

ベンチャーファイナンス実践塾は、下記に示すようなアントレプレナーとベンチャーキャピタリストを主として対象としています。ベンチャー企業を対象としているコンサルタントや税理士・会計士の方も対象としています。

(1)アントレプレナー(御社のCFOを含む)

  • 将来急成長を達成し、株式公開を実現したいと思っているが、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 企業を成長させるためにベンチャーキャピタルから資金を調達したいと思っているが、どのような点に注意して資金を調達すればよいのかよくわからない方。
  • 自社のビジネスモデルが成長可能なものなのかをチェックしたいが、そのためにどのような点に注意してチェックすればよいのかよくわからない方。
  • 大企業のコーポレートベンチャーとしてベンチャー企業の経営を担当することになったが、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 大学発ベンチャーとして企業を立ち上げたが、技術のことはわかっても、ファイナンスの知識が不足していると感じている方。
  • 独自の方針でこれまで成長を模索してきたが、他のアントレプレナーやベンチャーキャピタリストから幅広く意見を聞いて、ビジネスモデルをもう一度再検討したいと感じている方。
  • 今後の自社の成長戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得した財務担当役員を育成する必要があると感じている方。
(2)ベンチャーキャピタリスト
  • 大学を卒業して大手ベンチャーキャピタルに就職したが、ファイナンスについての理論的な知識が十分に習得できていないと感じている方。
  • 銀行本体で長らく融資業務に携わってきたが、子会社の銀行系ベンチャーキャピタルに勤務するようになったものの、ファイナンスの理論的な知識が不足していると感じている方。
  • 大手製造業で長らく営業等の業務に携わってきたが、コーポレートベンチャーキャピタル部門に勤務するようになったものの、ファイナンスの理論的な知識が不足していると感じている方。
  • 独自の方針でこれまで投資を実施してきたが、アントレプレナーや他のベンチャーキャピタリストから幅広く意見を聞いて、自らの投資の在り方をもう一度再検討したいと感じている方。
  • 今後の自社の投資戦略を考えたとき、ファイナンスの基礎理論を習得したベンチャーキャピタリストを育成する必要があると感じている方。

プログラム

ベンチャーファイナンスの先進国であるアメリカでは、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストがともに、ビジネススクールでアントレプレナーシップに関する幅広い知識を習得した後に、実践で経験を積み活躍しています。多くのアントレプレナーやベンチャーキャピタリストがMBAホルダーであることからも、アメリカの進んだ実態を伺うことができます。一方、わが国の場合は、こうしたアントレプレナーシップに関連する基礎知識を大学のMBAで習得したうえで、実践で活躍している人はむしろ少数派であるといえます。
とはいえ、2年近くの期間も実践を離れてMBAで学習することは、多忙であるアントレプレナーやベンチャーキャピタリストにとっては、現実問題としてとても難しいといえます。ベンチャーファイナンス実践塾では、MBAのアントレプレナーファイナンスの講義や演習で提供されている内容を、2カ月程度の短期間で習得できるように、基礎知識の習得(個別講義)と、実践へのフィードバックが可能となるように参加メンバー間での意見交換(グループ討議と全体討議)を組み合わせて、プログラムを設計しています。
講義では、エクセルを使いますので、ソフトウェアがインストールされたノートパソコンを持参して参加して下さい。

個別講義
第1回
ビジネスプランニングの基礎
優れたビジネスプランとはどのようなものか。
第2回
ビジネスプランニングのリスク分析(1)
ビジネスプランのリスクをどのように分析すればよいのか。
シミュレーションの技術を使って、どのようにリスク分析を実践すればよいのか。
第3回
ビジネスプランニングのリスク分析(2)
ビジネスプランのリスクをどのように分析すればよいのか。
シミュレーションの技術を使って、どのようにリスク分析を実践すればよいのか。
第4回
ベンチャーキャピタル投資とバリュエーション
アントレプレナーは資金を一度に調達した方がよいのか、数回に分けて調達した方がよいのか。
ベンチャーキャピタリストはどのような点に注目して投資決定を行うのか。
ベンチャー企業のバリュエーションを行う方法にはどのようなものがあるのか。
投資を行う前の価値評価(プレマネーバリュエーション)はなぜ重要なのか。
第5回
ディールストラクチャー
ベンチャーキャピタル業界において用いられる投資条項にはどのようなものがあり、それぞれどのような意味があるのか。
ベンチャーキャピタルとの投資契約において、アントレプレナーは何に注意をすればよいのか。
ベンチャーキャピタリストとアントレプレナーの両者にとって好ましい投資契約にするためには、どのような点をお互い考慮する必要があるのか。
第6回
新規株式公開(IPO)の基礎
新規株式公開のコストはどの程度なのか。
新規公開企業の公開価格は、どのようなプロセスを経て決定されるのか。
新規株式公開にあたって、アントレプレナーとベンチャーキャピタリストはどのような点に配慮しておく必要があるのか。
第7回
ベンチャー企業他のビジネスプランのプレゼンテーション(10:00-18:00)
アントレプレナーが自社のビジネスプランを発表し、全体で意見交換する。
総括

【参考図書】
リチャード・L・スミス、ジャネット・K・スミス著(山本一彦総監訳、岸本光永、忽那憲治監訳)『アントレプレナー・ファイナンス』中央経済社、2004年。
忽那憲治、長谷川博和、山本一彦編著『ベンチャーキャピタル ハンドブック』中央経済社、2006年。
忽那憲治『IPO市場の価格形成』中央経済社、2008年。
忽那憲治『中小企業が再生できる8つのノウハウ』朝日新聞出版、2010年。

グループ討議
 アントレプレナー2名とベンチャーキャピタリスト2名の4名程度で1グループを編成し、個別講義で習得した基礎知識を元にして、講師が設定したテーマについて分析・意見交換を行います。
議論するテーマについては、講師が当日設定します。
グループは、第1回から第6回までの6回の個別講義ごとに、別のメンバーで行います。

全体討議
 グループ討議を受けて、全体討議を行います。

スケジュール

開催日
2011年4月スタート7月修了
<大阪会場>
第1回 4/23(土)
第2回 5/14(土)
第3回 5/28(土)
第4回 6/11(土)
第5回 6/25(土)
第6回 7/9(土)
第7回 7/23(土)

開催場所
大阪産業創造館 11階会議室

(重要)ただし、第1回(4月23日)と第2回(5月14日)の2回についてのみ、MBAの授業が午前中に入っているため、神戸大学六甲台キャンパスで開催させていただきます。

講義時間  全7日(土曜日開講・1日5時間 13:00-18:00)
13:00-13:15 講義テーマの説明
13:15-14:45 個別講義1
14:45-15:00 休憩

15:00-16:30 個別講義2
16:30-16:45 休憩
16:45-17:15 グループ討議

17:15-18:00 全体討議

費用等

募集人数
アントレプレナー、財務担当役員(CFO)、ベンチャーキャピタリスト、コンサルタント、税理士・会計士他 合計15名(開催最少人数8名)

費用
アントレプレナーおよび財務担当役員(CFO) 参加費(消費税含む)1人21万円(うち1万円はRIAM個人賛助会員年会費)
ベンチャーキャピタリスト(会社派遣) 参加費(消費税含む)1人35万円(うち9万円はRIAM法人賛助会員年会費)
ベンチャーキャピタリスト(私費参加) 参加費(消費税含む)1人21万円(うち1万円はRIAM個人賛助会員年会費)
※初回開始までに全額納入をお願いします。
※アントレプレナー、CFO、ベンチャーキャピタリストともに、1社当たりの参加者は2名までとします。
※ベンチャーキャピタリストについては、所属企業が既に法人会員である場合は1人26万円となります。

必要書類
アントレプレナー、CFO、ベンチャーキャピタリストともに、以下3点を添えて申込をお願いいたします。
(1)履歴書
(2)参加動機(A41枚程度)
(3)事業内容がわかる会社パンフレットもしくはウェブのアドレス

申込期限
2011年4月11日(月)

修了証書
ベンチャーファイナンス実践塾の修了者には、現代経営研究所から修了証書を授与します。

事務局 : 特定非営利活動法人 現代経営学研究所(RIAM)
神戸市灘区六甲台町2-1
神戸大学経営学研究科第3学舎内
担当:西橋(にしはし)・若命(わかめい)
E-mail:bi@riam.jp  TEL:078-803-6985  FAX:078-805-1624

現代経営学研究所(RIAM)の詳細は、HP<http://www.riam.jp/>をご参照下さい。