地域創生と観光経営(アンカー・シップ・パートナーズ寄附講義)における7月の講義内容について、アーカイブを公開しました。

神戸大学では経営学部3・4年生を対象にした高度教養科目「地域創生と観光経営」を開講しております。

本授業では、地域に根差した活動をされている起業家や彼らを支援する地域金融機関からゲストスピーカーをお呼びし、地域の社会課題に対してどのように取り組むかについて学んでいきます。そして、ゲストスピーカーから得られた知見をもとに、学生自身の関心のある社会課題に基づき、新たな地域創生や観光経営のあり方を考案していきます。

2026年7月に開催された講義の概要を以下に記載しておりますので、是非お読み頂けたらと思います。

第12回(7/1)人が集まる場をデザインする【講演者:岡雄大(株式会社Staple/GOOD SOIL株式会社 代表取締役)】

本講義では、ホテルを核とした地域再生のアプローチに加え、投資・開発・運営を一気通貫で担う垂直統合モデルや、地域に資金循環を生む仕組みなど、実践から生まれた知見を学びます。

人口減少という課題を前提としながら、旅の目的地と豊かな生活圏を同時に育てる経営思想に触れる機会です。

第13回(7/8)民間と行政のハブとして生み出す観光まちづくり【講演者:長谷川英一(福井銀行代表執行役頭取)】

本日は福井銀行頭取の長谷川英一先生にご講演いただきます。長谷川氏は頭取就任後、数々の経営改革を実現するとともに福邦銀行との合併を主導し、福井県の地域活性化に奔走してきた方です。「地域金融機関の仕事は地域創生そのもの」と喝破する経営哲学と、伝える力に重きを置く考え抜かれた明快かつ奥深い言葉の数々から、組織を動かし、事を成し遂げる極意を学びます。

 

第14回(7/15)石川発 金融リーダーが進めるDXによる金融変革と地元リメイクプラン【講演者:杖村修司(株式会社CCIグループ代表取締役社長)】

北國銀行を傘下に持つCCIグループを率い、デジタル・AI・投資等を軸に改革を進める、杖村氏が登壇します。 

本講義では、「預金・融資・決済」という従来の銀行ビジネスモデルを超え、AI・システム・コンサル、そして、投資を融合させた新たなプラットフォーム戦略の実態を学びます。

地域課題の解決に向けて、個別の効率化のみならず、組織や地域全体の最適化、すなわち合成の誤謬の排除をどう設計するのかを考えます。

さらに、今後の日本経済の鍵となる人的資本や投資の本質についても触れ、これからの時代を生き抜くためのキャリア観を提示。従来の銀行ビジネスの枠組みを超えたプラットフォームと、その意思決定の実践例に触れる機会をお届けします。