在学生の声:佃 奈津実
佃 奈津実
2回生(2010年12月現在)
経営学を学ぶなら神戸大学
「関西で経営学を学ぶのならば、神戸大学。」2年前、私が受験生のときに感じたことです。今もそれは変わっていません。むしろその言葉にずっと重みが増し、実感を伴った気がします。
経営学という学問分野について
皆さんの経営学のイメージとは一体どういったものでしょう。
何となくかっこいい?商品が売れるにはということを勉強する?これは、実際に私が高校生のときに漠然と抱いていた印象です。
まだ2年目ですが。経営学を学んでいくうちに、その奥深さ、また、学問の幅の広さに驚かされました。マーケティングや、経営戦略といったいかにも経営、という学問分野はもちろんのこと、会計、人的資源管理、物流、リーダーシップ論まで、入学してから、「これって経営学なの?」と思うユニークで面白い授業がたくさんあります。
経営学高度教育サポート制度について
私は、2回生の前期に、経営学高度教育サポート制度という制度によって、金井壽宏先生に直接ご指導いただくことができました。
この制度は、今年度から導入されたばかりで、私自身も「一体何をするのだろう?」という疑問の中でスタートしました。経営学高度教育サポート制度とは、経営学部の授業は大人数の授業が多く、いつもは遠い存在の教授と半期の間にわたって、個人的に近い距離で直接、先生の専門分野について学ぶサポートをしていただけます。勉強もそうなのですが、教授といろいろなお話ができたり、深くかかることのできるよい機会でもあります。
私も、金井先生やほかのサポート生とお話しすることができ、ときには雑談を交えながら、先生の研究内容であるリーダーシップ論や、モチベーションの話に触れる中で、この学問に興味を持つようになりました。これが3年生からのゼミ活動を選ぶことにもつながりました。
この制度は私にとって、自分の学生生活を見つめなおし、これからのどうしていきたいのかということを考える、いいきっかけになりました。
学外にて
大学の学部に入ったら、その勉強しかできないと思っていませんか。知っている人も多いと思いますが、大学生には春と夏に約2ヵ月間という長い長い休みがあります。普段はできないことに時間をかけることのできる貴重な時間です。私は高校時代から大学入ったら海外にいきたい!という思いが強く、これまでの長期休暇にその夢を実現させてきました。3週間の語学研修や、旅行、世界の大学生フェスティバルなどすべてにおいて学ぶところがあり、充実していました。大学生フェスティバルで今年訪れた韓国では、ちょうど終戦記念日のときに滞在していたのですが、韓国では独立記念日である、という当たり前のことに改めて驚いたり、韓国語しか話せないマザーにジェスチャーでしか物事を伝えられないもどかしさを感じたり、その土地でしか体験できないものを多く目にし、耳にしました。今でもそこで知り合った多くの友人とfacebookなどを通じて交流を続けています。
大学生、という時間があるときだからこそできること、他にもたくさんあると思います。
ぜひ、自分なりの過ごし方を見つけていってください。
学生生活
学ぶ内容ももちろんですが、皆さんにとっては大学生活への期待も大きいのではないでしょうか。
神戸という街、そして同年代の人の魅力も大きいかと思います。町並みもおしゃれで遊びなども充実し、かといって騒々しすぎる訳でもありません。また、大学からの夜景は素晴らしく、日が暮れてから帰るときなどはその夜景を見て、ほっとするものです。ともに学ぶ仲間には、学生団体、部活動、サークル、バイトなど何かに打ち込んでいるひとも大変多く、その人たちと話すことによる刺激もまた大きいです。
最後に
私は、神戸大学経営学部という選択は間違ってなかったと心から思っています。
高校生のみなさんは、大学選びにとても悩むことと思います。でも、忘れないでほしいのは、大学に入ることがゴールではない、ということです。それで終わり、ということは決してありません。大学に入って何をしたいのか、どういう人間になりたいのかはすべて自分次第です。
大学は将来なりたい自分に近づくための、一つのツール、一つの成長の場だと思います。
その場として皆さんの選択肢のうちに、神戸大学経営学部、が入るととてもうれしく思います。