インソースとの包括的な産学連携推進に関する協定書の締結について
神戸大学大学院経営学研究科(研究科長國部克彦、以下神戸大学経営学研究科)は、株式会社インソース(代表取締役社長舟橋孝之、以下インソース)と「包括的な産学連携推進に関する協定書(以下本協定)」を、2023年5月16日に締結いたしました。
1.本協定締結の目的
本協定は、人的資本経営に関して中核的役割を担う神戸大学経営学研究科内の複数の研究室が取り組む「人的資本経営」を対象とする研究シーズと、インソースおよびそのグループ各社が取り組む人材教育・研修、コンサルティングサービス、人事部門向け ITシステム事業等を中心とした人的資本経営サービスに係る事業ニーズを組み合わせるという、両者の総力を結集した包括的な産学連携となります。本連携を強力に推進する施策の1つとして「人的資本経営研究教育センター(センター長:経営学研究科 上林憲雄教授)」を 2023年4月1日付で経営学研究科内に設置し、上場各社の人的資本開示の現状やその分析、ダイバーシティの促進や働きがいの向上といったSDGsで理念とされる社会問題の解決等を通じ,日本経済の活性化に取り組んでまいります。
さらに、神戸大学の博士課程学生や若手研究者を優先に、人的資本経営に関する研究プロジェクトを募集し、そこで得られた知見を具体的に社会実装するためにインソースの実施する人材教育・研修プログラムに取り入れるなど,人的資本経営に関する若手研究者の育成や学生のモチベーションの向上に繋がる仕組みづくりを行ってまいります。
今後は、当センターを中心に、トップマネジメント講座「人的資本経営」(仮称)を開設し、人的資本経営に関する研究・教育分野の重点テーマをさらに広げて、研究者の相互交流や人材の派遣を行い、成果の創出につがなる本格的な研究・教育と人材育成に取り組んでまいります。
2.連携事項
- 人的資本経営に関する研究教育の企画・実施に関する事項
- 人的資本経営に関する教育プログラムの開発に関する事項
- 上記に関する各種研修並びに経営指導に関する事項
- その他産学連携の推進に関する事項