製品差別化とマーケティング・チャネル管理
脱コモディティ化への処方箋
著者名
結城祥
タイトル
『製品差別化とマーケティング・チャネル管理 脱コモディティ化への処方箋』
出版社
千倉書房 2026年7月
価格
3850円 税込
紹介
企業は差別化を目指しているのに、なぜ「似た製品」を生み出してしまうのか?
製品群が同質化してしまう現象は、俗に「コモディティ化」と呼ばれる。既存研究は、コモディティ化が発生する原因を、部品のモジュール化やアセンブリ段階での過当競争に求めてきた。つまり製品の同質化は、サプライ・チェーンの上流で起こることが指摘されてきた。それに対して本書は、サプライ・チェーンの下流で観察される「流通業者のシビアな死筋排除」(売れ行きの芳しくない製品を即座に店頭から締め出す行為)が、コモディティ化の原因になっていることを、理論的・実証的に説明する。加えて、コモディティ化がサプライ・チェーンの下流で生じているとすれば、脱コモディティ化(製品差別化)の方策も当然、流通業者との取引を考慮したうえで検討されるべきものとなる。そこで本書は、マーケティング・チャネル論の視座から、脱コモディティ化に向けたユニークな処方箋の提示を試みる。
目次
はしがき
第1章 本書の問題意識と研究課題
第2章 コモディティ化と流通業者の品揃え行動:exit-voice理論に基づく分析
第2章補論 非デジタル・非耐久財におけるコモディティ化
第3章 流通業者の離脱・発言と製品同質化の因果関係
第4章 取引関係管理による離脱・発言のコントロール
第5章 PB 受託はNB 開発力を鍛えるか?
第5章補論 製造業者の市場支配力とPB の受託動機
第6章 垂直統合とポートフォリオ管理によるブランドの差別化
第6章補論 生産・企画の延期は不良在庫の削減に貢献するか?
第7章 ポジショニングを問い直す
第8章 結論と今後の展望
