日本企業の採用革新

 

著者名 服部泰宏、矢寺顕行(著)
タイトル 『日本企業の採用革新』
出版社 中央経済社 2018年8月
価格 3240円 税込

紹介

2015年前後に、日本企業において、自社の採用活動をこれまでのものとは全く異なったものへと転換する「採用革新」が群発しました。本書は、このような革新が、どのような企業において(革新企業のプロファイル)、なぜ(革新の理由)、どのように発生したのか(革新のメカニズム)、そして採用革新はその企業に何をもたらしたのか(革新の帰結)、ということを探求した学術書です。こうした種類の異なる研究課題に対して、本書は、ケーススタディ、アンケートデータの統計解析、質的比較分析(qualitative comparative method: QCA)といった複数のアプローチを駆使してせまっています。人事管理領域、あるいは組織領域の研究者はもちろん、採用活動の最新動向に関心のある読者の皆様にも、手に取っていただきたい一冊です。

 

【目次】

第1章 採用活動の変化の兆し
第2章 採用研究の展開―採用革新の議論に向けて
第3章 採用革新の定位と研究課題、調査方法
第4章 日本の採用活動および革新の実態把握―記述統計
第5章 採用革新のバリエーションの把握
第6章 日本企業の採用における「多様な入り口の設定」の発生
第7章 採用革新を導く要因
第8章 採用革新を遂行するプロセス
第9章 採用革新の帰結―革新がもたらす二重のアイデンティティ
結章 採用革新の発生・遂行と帰結―結論と含意