組織行動論の考え方・使い方–良質のエビデンスを手にするために(第2版)

著者名

服部泰宏(著)

タイトル

『組織行動論の考え方・使い方–良質のエビデンスを手にするために(第2版)』

出版社

有斐閣 2023年12月

価格

4290円 税込

紹介

組織行動論の主要な理論、概念、そして測定尺度をレビューしつつ、この領域全体の研究トレンドを俯瞰することで、領域全体として陥っているいくつかの課題と発展の可能性を浮かび上がらせることを意図した一冊です。
組織行動論の主立った理論・測定尺度を紹介するテキストとしての性格と、同時に、この領域の理論的方法的な課題を吟味した研究書としての性格を併せ持ったものになります。
この本の初版は2020年に出版され、ありがたいことに、第38回組織学会高宮賞や、日本の人事部 HRアワード2021書籍部門入賞といった形で評価をしていただきました。
今回の改訂では、リサーチ・プラクティス・ギャップの問題を学説史的に掘り下げた第2章、実証主義とは何かを概説した第6章、実践家との共同研究の成功要因を探る第15章の3つを、新たに加えております。ご覧いただければ幸いです。

目次

第1部 組織行動論の立ち位置
 第1章 組織行動研究の俯瞰(1):現状把握のための横断的レビュー
 第2章 組織行動研究の俯瞰(2):学説史的レビュー
 第3章 「知っている」ということについて
 第4章 概念と理論
 第5章 組織行動の測定
 第6章 実証主義とは何か

第2部 組織行動論は何をどう測るか
 第7章 リーダーシップ
 第8章 組織の中の公正
 第9章 欲求とモティベーション
 第10章 人的資本,社会関係資本,心理的資本
 第11章 組織と個人の心理的契約
 第12章 組織コミットメント,ジョブ・エンベデッドネス
 第13章 組織行動の成果

第3部 組織行動論の充実のために
 第14章 2つの知のサイクルが共振する共同研究
 第15章 共同研究が成功する条件
 第16章 共同研究の鍵を握る共同イベント
 第17章 組織行動研究のレリバンスを求めて