中小M&A白書(2024‐25年版)
著者
MAREC(神戸大学大学院経営学研究科 中小M&A研究教育センター)(編)
神戸大学大学院経営学研究科教員4名 他(著)
タイトル
『中小M&A白書(2024‐25年版)』
出版社
中央経済社 2024年9月
価格
2200円 税込
紹介
社会・経済の構造が大きく変化し、中小企業経営者の高齢化も進んでいる。企業の生産性の維持・向上や地域経済の持続的成長のために、中小企業のM&A(「中小M&A」)の重要性は増大している。
しかし、データの不足からその実態は明らかにされていない。必要とされる施策に関して、客観的な証拠に基づく議論をすることも難しい。
本書は、こうした状況を改善すべく、日本における中小M&Aに関するデータを整理し、その実態を明らかにする初の試みである。
本書に示した様々なエビデンスが、日本の中小企業が抱える課題や地域経済の衰退、ひいては日本経済の停滞という社会課題を解決するために、有益な示唆を提供することを期待している。
目次
第1章 はじめに(忽那憲治、内田浩史)
1-1 日本におけるM&Aの重要性
1-2 本書について
1-3 謝辞
第2章 本書で用いるデータ(内田浩史、本田朋史)
2-1 M&Aデータ
2-2 分析対象企業の属性
第3章 日本の中小M&Aの現状(内田浩史、本田朋史、久保雄一郎、戸梶奈都子、忽那憲治)
3-1 実態の概要
3-2 従業員規模・代表者年齢とM&A
3-3 業種とM&A
3-4 M&Aの形と形態・スキーム
3-5 M&Aの案件種別
3-6 上場有無・企業規模とM&A
3-7 地域(都道府県)とM&A
3-8 地域(国内外)とM&A
3-9 TOB(株式公開買い付け)
3-10 中小M&Aのプロセスとその実態
第4章 日本の中小M&Aに関するトピックス(横井伸、米澤恭子、久保雄一郎、戸梶奈都子、本田朋史、横山逸郎、田尻雄裕)
4-1 中小M&Aの契約の実態
4-2 中小M&A企業価値評価
4-3 ファミリー企業とM&A
4-4 クロスボーダーM&A
4-5 希望価格と譲渡価格の分析
4-6 中小M&Aの市場規模とアウトカム
4-7 中小M&Aに対する政策的措置と求められる研究
第5章 おわりに(忽那憲治)