日米グローバル経営史 企業経営と国際関係のダイナミズム

著者名

西村成弘(著)

タイトル

『日米グローバル経営史 企業経営と国際関係のダイナミズム』

出版社

法律文化社 2024年10月

価格

2920円 税込

紹介

世界経済を牽引してきた日米両国では、どのように企業経営が展開してきたのか。本書は、19世紀末から21世紀初頭までのアメリカと日本の企業経営の歴史を、両者の相互に絡み合う関係に注目して叙述した、新しい試みの経営史テキストです。その特徴は、長期間にわたる日米両国の経営史を統一的な視点で通史として描くために、大企業(近代企業)の形成・発展・変容を中心におき、それと相互前提するものとして人口、市場、技術、国際関係の変化を取り上げていることです。また、各時代のトピックスの理解を進めるとともに、企業経営の歴史的な流れが容易に把握できるように叙述していることも特徴です。
本書は、大学の授業で使用されることを念頭に書かれていますが、未来のビジネス・パーソンだけではなく現に活躍されているビジネス・パーソンにも是非読んでいほしいと思っています。日々の慌ただしい変化の先にある大きな時代の流れをつかむことが、次世代のリーダーに求められています。本書が、そのような歴史観を身につけるきっかけとなればと願っています。

目次

 はしがき
 序章  第2次グローバル経済下の日米企業
第Ⅰ部  工業化と近代企業の形成
 第1章  アメリカにおける大企業の形成
 第2章  日本の工業化と企業
 第3章  「アメリカの世紀」の始まり
 第4章  国際関係の中の第2次産業革命
第Ⅱ部 20世紀型大企業の成熟
 第5章  ニュー・ディールと第2次世界大戦
 第6章  連続と断絶
 第7章  パクス・アメリカーナと大企業
 第8章  高度成長と企業経営
第Ⅲ部 グローバル化の中の日米企業
 第9章  ニクソンショックから日米摩擦へ
 第10章 ジャパン・アズ・ナンバーワン
 第11章 リストラクチャリングからニュー・エコノミーへ
 第12章 製造業のグローバル展開
 第13章 ネットワーク化と統合化
 第14章 「失われた」成長

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