お仕事マンガの経営学

著者名

鈴木竜太・北居明・松本雄一・上野山達哉(編著)

タイトル

『お仕事マンガの経営学』

出版社

有斐閣 2025年6月

価格

3740円 税込

紹介

島耕作シリーズ、働きマン、夏子の酒など、サラリーマンや職業世界を描いたマンガを取り上げ、それら作品を、現実を反映した「データ」と見なして分析。日本人の働き方や、経営学における暗黙の前提などに関し、新たな知見を得ようとする実験的研究書。

目次

はじめに

第1章 マンガ研究におけるアプローチ類型化の試み──組織や仕事を描いたマンガを中心に

第1部 お仕事マンガの世界
第2章  お仕事マンガと社会の関連性
第3章  マンガ業界の現在

第2部 お仕事マンガに見る日本人の働き方
第4章  サラリーマンの成功とワークライフ
第5章  日本の労働者のエートス
第6章  バブル期若手社員の姿──『なぜか笑介』の内容分析
第7章  「社畜」の誕生

第3部 マンガに問い返される経営学
第8章  お仕事マンガに描かれた実践共同体
第9章  コメディが転倒する仕事の前提
第10章 働きがいのジレンマとアイロニー──『働きマン』たちそれぞれの事情
第11章 「中小零細」イメージを乗り越える

第4部 マンガで経営学を学ぶ
第12章 お仕事マンガのビジネスケースへの応用可能性
第13章 マンガの共創知を目指して──SUMS-Kobe International Research Workshop

おわりに