ハイヤーパーパス 革新的な組織創造のための8ステップ

著者名

ロバート・E・クイン(著)
アンジャン・V・タコール(著)
國部克彦(監訳)
粟野智子(訳)

タイトル

『ハイヤーパーパス 革新的な組織創造のための8ステップ』

出版社

中央経済社 2025年9月

価格

3520円 税込

紹介

「パーパス(purpose)」とは、本来、個人のパーパスでなければなりません。そして、個人がどのようにしてパーパスを発見するのか、そのパーパスをどうやって他者に伝えて、それを組織の共通のパーパスにまで育て上げるのかが問題になります。この難問に対して、具体的に8つのステップを示して、パーパスに目覚めた個人が組織の中でどのように行動していくべきかを論じたのが本書です。
そして重要なことは、自分自身のパーパスを深く理解すればするほど、他者に浸透しやすくなります。深さとは高さでもあり、「より高いパーパス」、つまり本書の題名でもある「ハイヤーパーパス(higher purpose)」が求められるのです。
パーパスを追求するときに核になるのは、それが本物(authentic)かどうかです。自分の存在意義を探っていって、本物の何かを発見したとき、それがあなたのパーパスになるでしょう。そして、それを判断基準(arbiter)として行動を続ける限り、必ず賛同者が現れて組織が変わることを、本書は多くの事例を使って説明しています。

目次

序文 

第Ⅰ部 ハイヤーパーパスの経済学
第1章 見えないものを見る
第2章 ハイヤーパーパスがすべてを変える
第3章 ハイヤーパーパスを持った組織を創造する
第4章 利己心の変容
第5章 経済学の再設計
第6章 なぜ誰もがそれをしないのか?

第Ⅱ部 パーパス主導型組織を構築するための8ステップ
第7章 ステップ1 パーパス主導型組織を構想する
第8章 ステップ2 パーパスを発見する
第9章 ステップ3 本物(オーセンティシティ)というニーズに応える
第10章 ステップ4 ハイヤーパーパスを一貫性のある判断基準に変える
第11章 ステップ5 学習を刺激する
第12章 ステップ6 中間管理職をパーパス志向型リーダーに変える
第13章 ステップ7 人々をパーパスに結びつける
第14章 ステップ8 ポジティブ・エナジャイザー(エネルギーを与える人)を解き放つ
第15章 行動を起こす:よくある質問への回答