アフター・ネイチャー 20世紀後期におけるイングランドの親族《人類学の転回》

著者名

マリリン・ストラザーン(著)、谷憲一・堀口真司(訳)

タイトル

『アフター・ネイチャー 20世紀後期におけるイングランドの親族《人類学の転回》』

出版社

水声社 2025年9月

価格

5500円 税込

紹介

経営学の領域でも引用されることがあるイギリスの人類学者マリリン・ストラザーンによる著書After Nature: English Kinship in the Late Twentieth Centuryの翻訳書。「〈自然〉はいつ消失したのか。生殖技術の発達によって、親族を支える自然的基礎が揺らぎはじめた20世紀後期イングランド。当代一流の人類学者が、変容する〈親族〉のあり方を文化的視点から鮮やかに説明する。人類学における存在論的転回の力学のなかで、人文学全体の地平をひらく知の実践。」(本書帯より)

目次

緒言
はしがき

プロローグ 明らかにすること

第一章 個性と多様性
親族関係についての事実
自然の諸事実

第二章 多元的文化を表すアナロジー
展望を置き換える
重なり合う展望

第三章 上流社会の進歩
涵養
社会化

第四章 温室効果
字義的なメタファー
選好を再生産する

総括 ポスト多元的世界からのノスタルジー

訳者あとがき