経営学への招待〔第3版〕


著者名 坂下昭宣
タイトル 経営学への招待〔第3版〕
出版社 白桃書房 2007年3月
価格 2600円 税別

書評

本書は、その書名が示すように、経営学の入門書であって、1992年の初版、2000年の改訂版に続く第3版である。本書は、初版以来、次の3点に配慮して執筆、改訂がなされている。第1に企業経営を、「戦略をたてる」「組織をつくる」「人を動かす」という3つの活動の体系として、統一的にとらえること。

第2に、上記の3つの活動及びそれらの相互関係を、しっかりとした「経営学説」に基づいて手がたく論述すること。

第3に、上記の3つの活動及びそれらの相互関係に関する現実の企業のケースを、「具体的な事例」として収録すること。

結論的にいえば、本書は平易な表現で論理的に記述されているので初学者にもわかりやすく、経営学の最適な入門書といえるだろう。

目次

序章 経営学とは何か
第1部 戦略をたてる
第1章 企業の成長戦略
第2章 企業の競争戦略

第2部 組織をつくる
第3章 企業の組織構造-組織構造論の展開-
第4章 企業の組織形態-組織編成の原理-
第5章 企業の組織文化

第3部 人を動かす
第6章 企業のインセンティブ・システム
-仕事モティベーションのメカニズムと管理-
第7章 企業のリーダーシップ-人を動かす究極の仕組み-
終 章 経営学をより深く学習しようとする人々へ