環境管理会計入門 理論と実践


著者名 國部克彦 編著
タイトル 環境管理会計入門 理論と実践
出版社 社団法人産業環境管理協会 2004年4月
価格 2940円 税別

書評

環境管理会計とは、企業の内部管理に役立てるための環境会計である。経済産業省では、1999年から環境管理会計手法の開発に取り組み、2002年に「環境管理会計手法ワークブック」を公刊した。本書は、経済産業省のプロジェクトを委員長として指導してきた神戸大学の國部克彦教授が編著者として、環境管理会計の主要手法を解説するとともに、豊富な企業事例をとりまとめたものである。環境管理会計は、環境保全のためだけの手段ではなく、企業経営全体の手段であるというのが、本書を貫く主張である。企業の環境部門の方はもとより、トップやミドルの経営者の方にも是非ご一読いただきたい。

目次

第1部 環境管理会計の体系と手法
第1章 環境経営と環境会計
第2章 環境管理会計の展開
第3章 マテリアルフローコスト会計
第4章 ライフサイクルコスティング
第5章 環境配慮型設備投資決定
第6章 環境配慮型原価企画
第7章 環境予算マトリックス
第8章 環境配慮型業績評価
第9章 企業会計と環境会計から見た環境管理会計

第2部 環境管理会計の実践
第1章 マテリアルフローコスト会計の企業事例
第2章 環境配慮型原価企画の企業事例
第3章 環境予算マトリックスの企業事例
第4章 環境配慮型業績評価の企業事例

次の記事

中国経済論