1からのマーケティング
著者名 | 廣田章光 石井淳蔵 |
---|---|
タイトル | 1からのマーケティング |
書評
「最近の学生は専門書どころか入門書も読まないよね」
「一回読んで分からないと、その分野は『つまらない』となる」
「ビジネスの世界でも、『マーケティングは大事』と言いながら『4P』の知識に留まっている」
「マーケティング現場には思わず感心する出来事がたくさんあるのに、 入門書にうまく活かされていない」
「マーケティングをはじめて学ぶ人や、マーケティングって本当に大事なのと不信感を持っている人を、 マーケティングに引き込むような入門書が欲しい」
本書の制作は、若いマーケティングの先生方のこのような想いがきっかけとなって始まりました。 教科書の作り手ではなく、教科書の使い手 (教える人と教えられる人) の立場に立って書かれた教科書です。 隠れた工夫が随所に織り込まれています。
まずは、「わかりやすさ」の工夫。わかりやすさの中には、読み手だけでなく、 教え手にとってのわかりやすさも含んでいます。何を、どのように教えるのか、そのために魅力ある資料とはどのようなものかを考えました。
第二は、「生きたマーケティング」の工夫。そのために、マーケティングの現実のケースを用いました。 各章は共通して、何を学ぶかの全体像、興味を引く身近なケース、ケースの理論解説、 という構成をとっています。
第三は、使いやすさに留意しテーマの立て方の工夫。「マーケティング発想への転換」「ブランド」「組織営業」 「情報活用と意志決定」といったテーマごとの切り口で全体が構成されています。それによって、 一章から丁寧に読むことも、直面するテーマに従って特定章から読むこともできます。
最後に、本書を教科書として使う時には、われわれに連絡して下さい。予備資料や理解への道筋ほか、 蓄えた多様な資料を提供する準備を整えています。