複式簿記会計原理(第2版)


複式簿記会計原理(第2版) カバー写真
教官名 中野 常男 教授
タイトル 複式簿記会計原理(第2版)
出版社 中央経済社 
2000年2月
価格 6800円 税別

書評

 今日の経済社会において,複式簿記(複式企業簿記)は,企業が営む調達・製造・販売・財務といったさまざまな活動を,その固有のシステムを通じて,貨幣金額的に計量化し,処理・加工することを通じて,期間損益計算を実行する手段である貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を組織的に導き出すことをその主要な機能としている。

 本書は,このような複式簿記の基本構造について,基礎的レベルから解説を行うとともに,記帳技術としての複式簿記を運用するために不可欠である会計学,特に財務会計の基礎知識についても併せて解説することを課題としている。

 本書の初版が出版されたのは1998年5月であるが,それ以来わずか2年足らずの間にも,会計基準の新設や改訂,あるいは,商法や税法等の改正が相次いで行われている。このような急速な制度変革に対応すべく,旧著を大幅に改訂・増補したのが,この第2版である。