古賀 天

プロフィール

古賀 天(こが たかと)

PwC Japan有限責任監査法人 京都事務所勤務

2024年 公認会計士試験合格
2025年 PwC Japan有限責任監査法人 京都事務所入所

公認会計士を志した動機

私が、公認会計士を目指したきっかけは、大学1回生の時に簿記3級の授業を受けた際に、理論的で面白いと感じ、興味を持ったからです。また、私は、将来の就職活動に不安がありました。そのため、強力な資格をもって、就職活動に取り組みたいと考えたことも、きっかけの一つです。実際に、就職活動については、公認会計士試験論文式試験受験後から、BIG4との接触禁止期間までの約1か月と、公認会計士試験合格発表後からの約1週間で終わらせることができました。そして、早い段階から高収入を得ることができることから、私の夢である親孝行の実現にもつながると思ったことが、一番の理由です。

会計プロフェッショナル育成プログラムの活用

会計プロフェッショナル育成プログラムでは、日商簿記の3級、2級の内容を、大学の授業で学ぶことができます。私自身も、この授業をきっかけに、簿記について興味を持ったため、将来の方向性を考えるうえでは、ぴったりのプログラムだと思います。また、公認会計士を目指すわけではない方にとっても、簿記の知識は重要なものであり、必ず役に立つ機会があると思っています。就職活動が近づいた際に、焦って簿記の勉強をするよりは、大学一回生の時期に、簿記の資格取得という目標をもって学習するほうが、効率も良いのではないかと思います。

公認会計士としての仕事の魅力

一つは、専門性の高さであると思います。実際に、受験勉強で学んだ簿記・会計学の知識を活かすことができ、資格を取得した後に関しても、学習を続けることで、自己成長していけるという点は、魅力的であると考えています。学生時代に学んだことを実際に活かすことができる職業は、それほど多くはないのではないかと思っています。二つは、監査業務が、公認会計士の独占業務であることです。有資格者であるからこそ、業務に従事することができるという事実は、非常に光栄なことではないかと考えています。

神戸大学生の皆様へのメッセージ

公認会計士試験は、簡単なものではありません。確かに、神戸大学経営学部に所属し、この試験に合格してきた方は、非常に多いと感じています。しかし、一度で試験を合格することができた方はわずかで、悔しい結果に終わってしまう方が多くいるということも事実です。それ相応の覚悟を持って、試験勉強に臨む必要があると考えています。私自身、1年と約8か月という期間で一発合格することができた理由は、絶対に一度で合格してやるという、断固たる決意があったためであると考えています。学生時代に、何か大きなことをやり遂げたいという方は、公認会計士試験受験という選択肢についても、検討してみてはどうでしょうか。