Kobe Effectual Entrepreneurship Launchpad

ビジネス価値共創・
起業家教育プログラム KEEL

<事業創造から承継までを統合する学部・大学院シームレス教育>
エフェクチュエーションを軸に、価値共創型の起業家人材を育成します

About the programビジネス価値共創・起業家教育プログラム(KEEL)とは

神戸大学経営学部・経営学研究科では、2026年度より、「ビジネス価値共創・起業家教育プログラム」(KEEL:Kobe Effectual Entrepreneurship Launchpad)を開始しました。

KEELは、自分自身の希望の実現や、社会に存在するさまざまな課題の解決に向けて、価値を生み出し、事業として組織化できる起業家型人材を育成する教育プログラムです。

本プログラムの基礎にあるのは、エフェクチュエーションという考え方です。これは、不確実な状況下で、予測ではなくコントロールできるリソースを使って行動することで未来を切り開くという、熟達起業家の行動原理に基づくものです。KEELでは、「自分は何者か」「何ができるか」「誰と取り組むか」を出発点に、行動しながら価値を共創できる人材を育成します。

Learning approach理論と実践を往き来する経験学習の重視

KEELでは、起業や価値共創の基礎を学ぶ講義科目に加え、パーパスの発見、仲間との協働、起業家的思考と行動、事業アイデアの具体化に取り組む演習・指導科目を配置しています。

たとえば、「ビジネス価値共創」「起業と経営学」「事業の創造と承継」「事業承継と中堅・中小企業のM&A」といった基礎科目に加え、「個人と組織のパーパス発見セミナー」「コ・ファウンダーシップセミナー」「起業家的思考と行動法則」など、理論と実践を往還しながら学ぶためのセミナー科目があります。

さらに、具体的に起業や価値共創の実践を行おうとする学生には、アイデアの創発から実際に世に問うところまでの実践的指導を行う「起業指導A/B」などの演習を受けることもできます。

Curriculum科目体系

価値共創・起業科目

  • ビジネス価値共創(1単位):ビジネス価値共創や起業を行うための基本の考え方とその基礎となる理論を学びます。
  • 起業と経営学(1単位):経営管理、マーケティング、会計、ファイナンスなど経営学の基本的な知識を起業のためにどのように活用できるかを学びます。
  • 事業の創造と承継(2単位):事業を創造し、それを承継する企業のライフサイクルと論理を学びます。
  • 事業承継と中堅・中小企業のM&A(1単位):事業創造の出口である事業承継について課題とそれを解決する方法について学びます。

個人を起点として行動し、他者と協力する力を養うセミナー

  • 個人と組織のパーパス発見セミナー(2単位):「自分は何者で、何がしたいのか」がすべての出発点になります。本セミナーでは、それを自分のパーパスとして発見し、実現することの大切さを学びます。
  • コ・ファウンダーシップセミナー(2単位):起業は、一人よりも、二人以上で取り組んだ方がはるかに効果が出ます。本セミナーでは、一人ではなく、複数で事業に取り組むための演習を行います。
  • 起業家的思考と行動法則(2単位):バブソン大学の起業メソッドを取り入れた演習科目です。「行動がすべてに勝る(Action trumps everything)」を合言葉に自分のアイデアを実践にまでもっていく思考と方法を学びます。

起業指導科目

  • 起業指導A(2単位)、起業指導B(2単位):EAモデルキャンバス(Effectual Art Thinking Model Canvas)を活用して、学生のアイデアの創発から実際に世に問うところまでの実践的指導を行います。

科目体系
科目体系(クリックすると拡大表示します)

Seamless education学部・大学院のシームレスな教育

さらにKEELは、2024年度に大学院博士課程前期課程で始まった「対話型ビジネス価値共創人材養成」(BVCC)プログラムとも接続しており、学部から大学院へと発展的に学びを深めることができます。BVCCは、小樽商科大学、和歌山大学と協力して三大学共同で運営される、対話型価値共創の観点から、地域や社会の課題をビジネスを通じて解決することのできる人材の養成を目指すプログラムです。

条件を満たす学生は、大学院進学を見据えてBVCC科目を先行履修することも可能です。起業を課外活動としてではなく、学修と結びついた「本務」として位置づけ、単位化された科目群の中で体系的に学べることが、KEELの大きな特徴です。

自分の関心や問題意識を、社会に新しい価値として実装したい。仲間とともに、事業を創り、育て、未来へつないでいきたい。そんな学生に、KEELは新しい学びの場を提供します。

Effectuationエフェクチュエーションを構成する5つの思考様式

  • 目的ではなく、手持ちの手段に基づいて着手する「手中の鳥」(Bird-in-hand)の原則
  • 期待利益ではなく、損失の許容可能性に基づいてコミットする「許容可能な損失」(Affordable loss)の原則
  • 競合分析ではなく、自発的な参加者とのパートナーシップを重視する「クレイジーキルト」(Crazy-quilt)の原則
  • 予期せぬ事態を避けるのではなく、テコとして活用する「レモネード」(Lemonade)の原則
  • 予測ではなく、コントロールによって望ましい結果を帰結させる「飛行機のパイロット」(Pilot-in-the-plane)の原則

プログラムの運営上、内容や要件等が変更される可能性があります

プログラム運営・お問い合わせ

KEEL委員会委員長:経営学研究科 教授 國部克彦

プログラムディレクター:経営学研究科 特命教授 佐藤正和

連絡先:bsan[a]@b.kobe-u.ac.jp(経営学研究科 産学連携支援室)