春季インターンシップ体験談 蒔苗 茉那さん

KIBERプログラム8期生 経営学部4年生 蒔苗 茉那さん

インターンシップ先:Bloomberg L.P.・Teneo Partners 株式会社
インターンシップ期間:2019年2月~2019年3月

皆さん、こんにちは。私は、現在神戸大学経営学部の4回生で、今年の9月から、KIBERプログラムを通じて、アメリカのシアトルにあるワシントン大学の経営学部に1年間留学します。留学前に、大学以外の場で何らかの経験を積みたいと考え、3年生の春休みに、Bloombergで1週間、Teneo Partnersで3週間インターンシップに参加しました。以下では、各社で経験したことや考えたことなどについて述べていきたいと思います。

Bloombergでのインターンシップ

私はBloombergの東京オフィスで、1週間インターンシップをしました。この1週間のプログラムは「Bloomberg Academy」と呼ばれており、同様のプログラムが東京だけでなく、オーストラリアのシドニーなどでも開催されています。プログラムの内容は、Bloombergのビジネスモデルや各部署の説明、ターミナル(Bloomberg社が提供している端末)使用体験、実際に働いている方々との交流会等、様々なアクティビティを通じて、Bloombergへの理解を深めることを目標としています。

私はこのインターンシップを通じて、実際に企業に足を運んで、自分の目で企業を見る大切さを知りました。Bloomberg Academy参加前に、Bloomberg社についてインターネット等調べるなど事前準備はしていったのですが、インターネットで得られる情報には、限界があることを痛感しました。実際にオフィスで過ごし、社員の方々と交流することで、外からの情報とは違った企業の姿の理解が深まりました。私の場合は、一部Bloomberg社の事業内容について勘違いをしていた点があったので、その点がはっきりしたことは、Bloomberg Academyに参加した意味の1つであったと思います。このように、認識の違いを埋めるという点でも、実際に企業へ足を運び、自分の目で確かめる価値はあるかと思います。

Teneo Partnersでのインターンシップ

Teneo Partnersでは、主に資料の作成補助と会議に参加しました。資料の作成補助では、金融機関の財務諸表やディスクロージャー誌を見て、必要箇所を抜粋し、ExcelやPower pointに落とし込む作業を行っていました。会議の参加では、取引先の海外ファンドとの会議に同席させていただきました。

このインターンシップで、私は自分の金融に関する知識の少なさを痛感しました。授業等で金融を学んだことはありましたが、机上の知識では想定できない程、金融の世界は奥が深いことを学びました。この体験をきっかけに、留学先では金融に関する授業を取ろうと考えています。

インターンシップを終えた感想

インターンシップの利点は数多くありますが、その中でも特に私が一番の利点と感じたことは「大学では会えない人と会うことができる」ことです。確かに大学でも、様々な人に出会えますが、それはあくまでも大学内に限ったことで、実際に社会に出て働いている方々との接点は少ないのではないか、と思います。自分が普段いる組織(私の場合であったら神戸大学経営学部やKIBERプログラム)とは違う組織に一定期間身を置き、様々な人と交流していく中で、世界が広がったり、キャリアプランを真剣に考えるきっかけになったり、自分の中の課題が明確化するなど、様々な気づきを得ることができます。機会を作ってインターンシップに参加することは、長期休みの有意義な過ごし方だと思います。