センター長挨拶

「M&Aを軸に事業の集約化とイノベーションを創出し、日本企業の生産性向上を牽引する。」

中小企業・小規模事業者は日本経済において重要な役割を果たしています。しかし、経営者が高齢化する一方で、後継者難から事業の存続が危ぶまれています。また、事業の成熟化に伴い、収益性も低下してきており、ビジネスモデルの再構築を迫られています。こうした課題を解決するためには、ファミリーによる事業承継だけではなく、第三者承継を円滑に実践するための仕組みを構築する必要があります。また、既存事業を持続的に成長させるとともに、将来の事業の柱となりうる新規事業の創出にも取り組む必要があります。そのための重要な手段がM&Aであり、当センターでは中小企業・小規模事業者の存続と持続的成長に寄与することができる研究・教育・実践に取り組みます。

令和4年4月

中小M&A研究教育センター長
神戸大学大学院経営学研究科
(客員教授、専門:アントレプレナーファイナンス)
忽那 憲治