過去の神戸大学MBA公開セミナー
第18回:2012年8月1日(水)18:30~19:45
企業の社会的責任にみる消費者対応
経営学研究科准教授 蔵本一也
「企業の社会的責任」とは、定義として、企業が法律遵守にとどまらず、企業自ら市民、地域及び社会を利するような形で、 経済、環境、社会問題においてバランスの取れたアプローチを行うことにより事業を成功させることと定義され、求められる責任として、 法的責任、経済的責任、制度的責任、社会貢献などがある。これらの責任を果たすために企業は、弛まざる技術革新や各種の仕組みに取組み、社会的に望ましい製品・サービスを提供し、コストを抑え、社会的に望ましい行動を取ることにより責任を果す。その結果、企業は信頼度が高まり、他社との差別化ができ、将来にわたって安定的な成長・発展を可能とする基盤を創り上げることに繋がり業績にも繋がる。
日本的な意味合いと欧米的な意味合いは異なり、日本的意味合いは一連の企業不祥事の続発や消費者問題の発生ということに対しての今後の責任の果し方や 企業倫理の維持ということが求められている。また、欧米的な意味合いは、激しい国際競争のなかでルールなき安価な労働力を求めての途上国への進出が背景となり、多国籍企業の企業行動によりもたらせる、強制労働の廃止、差別の撤廃、児童労働の禁止など企業の行動そのものの姿勢について、社会的責任を果たすことが求められている。
企業の消費者対応はそれぞれの業界においても設置の歴史は異なり、そのミッションも大いに変化してき た。当初は企業防衛的な対応により、消費者満足など二の次の対応をし、消費者からの信頼を喪失するような企業が続出した。
故に、企業の社会的責任としての観点から、その役割や社内における位置付けを検討することが重要である。
本セミナーおいては、日本的意味合いにおいて企業の消費者対応部門のミッションを通じて、企業の社会的責任として、企業の信頼回復のための活動、消費者からの信頼獲得活動について考えます。
募集人数は75名です。
「企業の社会的責任」とは、定義として、企業が法律遵守にとどまらず、企業自ら市民、地域及び社会を利するような形で、 経済、環境、社会問題においてバランスの取れたアプローチを行うことにより事業を成功させることと定義され、求められる責任として、 法的責任、経済的責任、制度的責任、社会貢献などがある。これらの責任を果たすために企業は、弛まざる技術革新や各種の仕組みに取組み、社会的に望ましい製品・サービスを提供し、コストを抑え、社会的に望ましい行動を取ることにより責任を果す。その結果、企業は信頼度が高まり、他社との差別化ができ、将来にわたって安定的な成長・発展を可能とする基盤を創り上げることに繋がり業績にも繋がる。
日本的な意味合いと欧米的な意味合いは異なり、日本的意味合いは一連の企業不祥事の続発や消費者問題の発生ということに対しての今後の責任の果し方や 企業倫理の維持ということが求められている。また、欧米的な意味合いは、激しい国際競争のなかでルールなき安価な労働力を求めての途上国への進出が背景となり、多国籍企業の企業行動によりもたらせる、強制労働の廃止、差別の撤廃、児童労働の禁止など企業の行動そのものの姿勢について、社会的責任を果たすことが求められている。
企業の消費者対応はそれぞれの業界においても設置の歴史は異なり、そのミッションも大いに変化してき た。当初は企業防衛的な対応により、消費者満足など二の次の対応をし、消費者からの信頼を喪失するような企業が続出した。
故に、企業の社会的責任としての観点から、その役割や社内における位置付けを検討することが重要である。
本セミナーおいては、日本的意味合いにおいて企業の消費者対応部門のミッションを通じて、企業の社会的責任として、企業の信頼回復のための活動、消費者からの信頼獲得活動について考えます。
募集人数は75名です。
開催場所:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ