経営学研究科 三矢裕教授
平成２６年度神戸大学MBA　加護野忠男論文賞受賞者　柴田　曜氏

　今回のセミナーでは、平成２６年度神戸大学MBA　加護野忠男論文賞を受賞した柴田　曜氏が、新規事業の創発段階における意思決定をリアル・オプションというファイナンスの理論を基にしながら分析し、事業計画を立案するためのリアル・オプションの簡易的な活動方法を提案した修士論文について報告します。

　経営学の専門的理論を体系的に習得し、ファイナンスなどの経営学の世界でつくられた理論が日本企業と経営者の意思決定にどういった効用をもつのかについて、また、神戸大学MBAの特徴のある三つのコンセプト＝「プロジェクト方式」、「働きながら学ぶ」と「研究に基礎をおく教育」＝で構成されている独自のプログラムがどういった教育成果を生み出しているのかなどについて、セミナーの参加者と共に探ります。

　将来、神戸大学MBAコースへの進学を希望する方々、MBAで勉強してみたいと思われている方や、神戸大学MBAプログラムの優れたメリットをもたらしているのかに興味をお持ちの方にも、たいへん有益なセッションとなります。

　次に柴田氏の論文作成を指導した三矢教授より、神戸大学MBAプログラムで重視される修士論文という工夫の深い意味について解説してもらいます。

　最後に、セミナーご参加の皆さんとは、質疑応答の時間を持ちます。プロジェクト研究やMBA修士論文のことだけでなく、MBA入試、MBAの雰囲気、学生同士の交流、仕事や家庭との両立のさせ方などについて、MBA生の経験を聞くことができます。

募集人数は85名です。
開催場所：神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ