経営学研究科 鈴木竜太教授
（平成２８年度神戸大学MBAプログラム　現代経営学演習指導教授）

　今回のセミナーでは、平成２８年度の現代経営学演習指導を担当する鈴木　竜太教授が登壇し、『人に注目する経営学』について講義します。
　経営における資源はヒト、モノ、カネに加えて情報と言われます。これらをうまく使って付加価値を得るのが経営の根幹です。このセミナーでは、鈴木教授が専門とするこのうちヒトに着目した経営学について研究してきた学術分野である、組織行動論、経営組織論について、その守備範囲と考え方を話します。組織の力を大きくするためには、個々人の力を大きくすること、個々人から力や行動を引き出すこと、個々の力をうまく束ねることが大事になります。これらにまつわる組織論、組織行動論の世界をご紹介します。セミナーの後半では、鈴木教授のMBAゼミ(現代経営学演習)生が執筆したこれまでの論文を紹介し、具体的な事例からこの分野の解説を行います。
　将来、神戸大学MBAプログラムへの進学を希望する方々、MBAで勉強してみたいと思われている方や、神戸大学MBAプログラムが優れたメリットをもたらしてくれるのかに興味をお持ちの方にも、たいへん有益なセッションとなります。
　セミナーの最後にご参加の皆さんとは、質疑応答の時間を持ちます。現代経営学演習（ゼミ指導）やMBA修士論文のことだけでなく、神戸大学MBAの「研究に基礎をおく教育」や「働きながら学ぶ」の大きな効用などについて、MBA生の研究テーマとして最も人気のある人事や組織の先端的な話題を聞くことができます。

募集人数は85名です。
開催場所：神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ