過去の神戸大学MBA公開セミナー
第25回:2018年5月9日(水)18:30~19:45
斜陽産業において中小企業が持続的に発展するための企業連携
発表者:2017年度MBAテーマプロジェクト・チーム(チーム中小企業)
場所:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ(梅田ゲートタワービル8階)
4月の神戸大学MBA公開セミナーには、2017年度後半に行われた「テーマ・プロジェクト研究」最上位チームのひとつが登場します。「プロジェクト方式」は、事例と理論を徹底的に検討し、仲間と議論を闘わせ、経営上の問題に実践的な解を導き出すことができる人材を育成することをねらいとしたグループ演習であり、本学MBAプログラムのひとつの柱となっています。
今回の「テーマ・プロジェクト」では、神戸大学MBA生が12チームにわかれ、各チームが業務上の問題意識からテーマと仮説をそれぞれ設定し、4ヶ月以上に渡って事例研究を行い、研究成果をまとめました。
今回の発表テーマは「斜陽産業において中小企業が持続的に発展するための企業連携」です。中小企業はわが国において、企業数の99.7%を占め、雇用の7割を支え、付加価値の過半数を担うと共に、イノベーションの担い手として、重要な経済主体となっています。しかしながら、中小企業の数は2009年からの5年間で39万社の減少。2016年には実に14分に1社のペースで中小企業が廃業しています。
今回発表される研究は、中小企業の持続的発展のために重要な「企業間連携」に着目し、斜陽産業のなかにあって中小企業がどのように発展を遂げていくのか、そこでのあるべき企業間連携とはどのようなものか、という問いに向き合ったものです。特に企業間連携を活かした新規事業領域拡張について、どのように領域を設定するのか、どういった基準で連携先を選定するのか、どうやってその一歩を踏み出すのかについて、実ケースに沿ってリアルなプロセスを追求します。
今回の公開セミナーでは、実際に持続的発展を遂げることに成功している中小企業経営者へのインタビューを通じて、神戸大学MBA生が見出した一つの解をご紹介します。この解を皆さんと共有するとともに、さらなる議論を重ね、経営という問題への内省を深めていきたいと考えています。ぜひご参加ください。
当日のプログラムは以下の通りです。
- 18:30-18:35 挨拶、概要説明
- 18:35-19:05 テーマ・プロジェクト研究の成果発表(神戸大学MBA生チーム)
- 19:05-19:45 質疑応答
募集人数は110名です
開催場所:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ