発表者：2018年度MBAテーマプロジェクト・チーム（チーム本マグロのカマ）

場所：神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ（梅田ゲートタワービル8階）

4月の神戸大学MBA公開セミナーには、2018年度後半に行われた「テーマ・プロジェクト研究」最上位チームのひとつが登場します。「プロジェクト方式」は、事例と理論を徹底的に検討し、仲間と議論を闘わせ、経営上の問題に実践的な解を導き出すことができる人材を育成することをねらいとしたグループ演習であり、本学MBAプログラムのひとつの柱となっています。「テーマ・プロジェクト」では、神戸大学MBA生が12チームにわかれ、各チームが仕事上の問題意識からテーマをそれぞれ設定し、4ヶ月以上に渡って事例研究を行い、研究成果をまとめました。

今回の発表テーマは「21世紀型企業スポーツ ~成功のためのDos & Don’ts~」です。昨年のサッカーワールドカップの代表チームの活躍、今年日本で開催されるラグビーワールドカップ、来年の東京オリンピックとスポーツに関する大きなイベントを控え、スポーツに対する人々の関心は高いものがあり、日本のスポーツ産業市場も2025年までに15兆円を目指すと言われています。一方で、日本の経済成長と共に発展した企業スポーツは、1990年代以降、景気後退による業績不振を主な理由に休廃部が相次ぎました。業績不振による休廃部が理由なら、昨今の企業の業績回復により、企業スポーツのいくつかは再開されてもよいはずですが、現実はそうではありません。人を惹きつけ、組織運営にも有効で、企業経営にも取り入れることのメリットやスポーツの持つ力は誰もが感じている、スポーツに関する関心と市場が大きくなる一方で、企業スポーツは衰退し続けている。本当に企業スポーツの役割は終わってしまったのか。このパラドックスへの疑問が私たちのスタートでした。

調査の過程で、数ある企業のなかから、この疑問にヒントを与えてくれた企業に出会い、多大なご協力を頂くことで、私たちなりの知見を得ることができたように思います。調査にご協力いただいた企業のスポーツへの関わり方に、様々な企業経営のヒントが垣間見えると思います。

今回の公開セミナーでご紹介させていただくケースについて、見え方は皆さんそれぞれかも知れませんが、経営についての諸問題に対する解答の手がかりや、新たな問題意識を発見頂く機会になればと思います。当日のプログラムは以下の通りです。ぜひご参加ください。

当日のプログラムは以下です。

• 18:30-18:35　挨拶、概要説明
• 18:35-19:05　テーマ・プロジェクト研究の成果発表（神戸大学MBA生チーム）
• 19:05-19:45　質疑応答

募集人数は110名です

開催場所：神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ