B-Cスクール連携の仕組みづくりと高度専門職教材について ~大学と企業における経営教育の相乗的高度化を目指して~
要約
神戸大学大学院経営学研究科では、平成18・19年度において、専門職大学院教育推進プログラムのもとに、『大学と企業における経営教育の相乗的高度化』に取り組んできた。この教育プログラムは、神戸大学社会人MBAプログラム(Bスクール)の実績ある「プロジェクト方式」によるMBA教育を更に発展させるために、経営教育の新しい産学連携として、各企業のコーポレートスクール(Cスクール)とのB-Cスクール連携のための仕組みづくり及び先端的な高度専門職教材(高度専門職ケース教材、アクションリサーチ教材、「実践家の持論」教材)の開発を通して、日本の実情に適したMBA教育の一層の高度化を図るものである。
本冊子では、平成20年2月22・23日に、本教育プログラムの総括として、大阪で開催されたB-Cスクール連携のワークショップにおいて、報告され、議論された成果を報告する。このワークショップには、多数の本研究科教員とケース作成プロジェクト研究員、MBAフェロー(本教育プログラムのもとで設置された制度)、MBA修了生が参加し、1泊2日の稀有で有意義なブレーンストーミングが行われた。そこで、本冊子において、B-Cスクール連携の仕組みづくりにおいての最重要点とは、本質的な課題とは、本音で語る問題とは、これらのことを明らかにするために、ワークショップの様子をなるべく忠実に再現することに努めた。
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神戸大学大学院経営学研究科 |
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