イオンのＧＭＳのマーチャンダイジング・プロセス改革とコミュニティ社員制度

要約

本稿は、イオン株式会社の総合スーパー（GMS）事業のマーチャンダイジング・プロセスと雇用区分制度の2000年以降の変遷に焦点をあて、組織コーディネーション、人的資源の特質、正社員と非正社員の雇用システムのあり方の結合様式の変化を経時的に示したケースである。このケースから、それらマネジメントのアクティビティの結合様式の補完性と、雇用区分の多様化の合理性を考察するための素材を提供することを目的としている。