「業務スーパー」のビジネスモデル -0から1を作る思考法-
2025・14
要約
業務スーパーは、株式会社神戸物産(以下、神戸物産)がフランチャイズ展開する食品スーパーである。コロナ感染の影響が消えつつある2024年10月期の決算によれば、連結売上高は507,883百万円で、時価総額は1兆円を超えている。業務スーパー1号店がオープンしたのは、2000年3月のことである。その後、急成長を遂げ、2022年10月には店舗数が1,000店舗を超えた。長期の景気低迷によるデフレ、その後の急速なインフレや円安、食品スーパー間や他の業態との熾烈な競争などにより、多くの食品スーパーが苦戦する中で、業務スーパーの急成長には目を見張るものがある。業務スーパーは、なぜ急成長を遂げられたのか。以降では、創業者・沼田昭二氏やビジネスモデルに注目しながら、業務スーパーの成長の軌跡を描き出す。
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