前期課程で必要な科目を履修し、要求される水準の修士論文研究を達成した学生に対し、修士号が与えられます。修士号は、その学生が、経営学等の研究能力を身につけ、それを実際の研究で発揮することができる人材であることを証明する学位です。神戸大学大学院経営学研究科の修士号は、これまで輩出してきた人材の実績と教育プログラムの信頼性とによって、高い評価を確立しています。

 前期課程から後期課程に進学するには、前期課程の修了要件に加えて、経営学等の学術研究に必要な能力が備わったと認められることが必要です。神戸大学大学院経営学研究科は、それを、講義の試験とは別に、総合学力試験によって確認します。第1群9科目のうち1分野、第2群3科目のうち1分野に合格した場合に、後期課程進学が認められます。その上で、第1群9科目から更にもう1分野と第2論文に合格して、初めて博士論文提出資格が得られます。総合学力試験に合格するには、経営学等の研究能力を身につけ、それを応用できるだけでなく、その能力を経営学等の学術研究に適用し、経営学等の学問の発展の仕事に携わることができるまで十分に自分のものとしていることが求められます。

 このような試験を課して、学生の進路を振り分けることは、後期課程に進学した学生については、その能力を客観的な手段で保証し、社会がそれを安心して受け入れることができることを意味します。また、後期課程に進学しなかった学生については、前期課程で修得した経営学等の研究能力を、自分に合ったやり方で社会に生かすことができます。この意味で、総合学力試験は、神戸大学大学院経営学研究科で行われている教育の品質保証機能、適切な人材配分機能を果たしています。総合学力試験にあたる試験は欧米の大学院では普通に行われていますが、このような試験制度を実施している経営学分野の大学院は、現在の我が国にはほとんどありません。

 そして、後期課程で論文作成セミナーと第2論文ワークショップを履修し演習指導を受け、要求される水準の博士論文研究を達成した学生に対し、博士号が与えられます。博士号は、その学生が、きちんとした科学的方法論に基づいて経営学研究ができる人材であることを証明する学位です。

 神戸大学大学院経営学研究科の博士号は、これまで輩出してきた人材の実績と教育プログラムの信頼性とによって、高い評価を確立しています。