財務会計講義(第16版)
著者名 | 桜井 久勝 著 |
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タイトル | 財務会計講義(第16版) |
出版社 | 中央経済社 2015年3月 |
価格 | 3800円 税別 |
紹介
会計基準の最新動向を織り込んで、今春も版を更新しました。
近年、日本の会計制度はめまぐるしく改正を重ねてきました。着々と進行してきた金融ビッグバンのもと、投資家に自己責任を求める前提として、企業の実態を的確に表す透明度の高い財務諸表の公開を促進すべく、会計基準の整備がはかられてきたのです。また会計基準の国際的な統合をめざして進行するグローバリズムに適応するための変革も精力的に推進されています。
そこで本書も、これらの新展開を織り込んで最新の財務会計を解説すべく、旧版を更新して第16版としました。この版で解説に織り込まれている新しい会計基準や周辺の関連法規は次のとおりです。
第1に、①単体財務諸表の開示を簡素化するために実施された「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」の改正(2014年3月)、および②コーポレート・ガバナンスの充実を主たる目的として行われた監査等委員会設置会社の制度の新設を中心とした会社法の改正(2014年6月)である。
第2に、会計基準の国際的統合の進展や、国際会計基準を任意適用する日本企業の漸増に対応しつつ、国際会計基準の柔軟な受入をめざして制定されつつある「修正国際基準」についても言及しました。
第3に、2015年4月以後に開始する事業年度から法人所得に対する法定実効税率がさらに引下げられたことに伴い、主として税効果会計に関連する本書の設例のデータを新しい税率による計算へ更新しています。
本書は、著者が神戸大学で開講する財務会計の講義用のテキストとして出版したものですが、企業会計を細部まで体系的に理解しようとするビジネスマンにも有益です。また公認会計士・税理士・証券アナリストなど、各種の資格試験の受験用参考書としても役立つように配慮しています。
目次
はじめに
第1章 財務会計の機能と制度
第2章 利益計算の仕組み
第3章 会計理論と会計基準
第4章 利益測定と資産評価の基礎概念
第5章 現金預金と有価証券
第6章 売上高と売上債権
第7章 棚卸資産と売上原価
第8章 有形固定資産と減価償却
第9章 無形固定資産と繰延資産
第10章 負債
第11章 株主資本と純資産
第12章 財務諸表の作成と公開
第13章 連結財務諸表
第14章 外貨建取引等の換算