1からの会計


著者名 谷武幸 桜井久勝 編著
タイトル 1からの会計
出版社 碩学社 2009年9月
価格 2400円 税別

書評

この本は会計学を初めて学ぼうとする人のための入門書です。会計と聞くと「計算ばかりで面倒くさい」とか、「将来は営業職に就きたいから、会計を勉強する必要はない」と考える人が少なからずいるでしょう。しかしこれは誤解です。会計は経済社会を生きていくうえで不可欠な知識であり、どんな仕事に就こうとも、会社の決算書を正しく読みとる力が要求されています。そのようなニーズに応えようとするのがこの本です。

本書は、大学で2単位科目として入門レベルの会計学を学ぶことを前提として編集されています。毎週、1章ずつ取り組めば、半年で完結します。各章には、初学者の理解を促進するために、次のような工夫が行われています。

(1)「はじめに」で各章の学習目標が示され、「おわりに」でその章で学んだ会計知識のポイントが要約されています。(2)各章には、誰もがよく知っている会社や製品の名前が登場するので、興味深く説明を読み進めることができます。(3)全体が2色刷になっていて、重要な箇所は赤い文字で印刷されています。(4)各章には説明文に関係する写真が含められるなど、理解を促進するための工夫が行われています。(5)それぞれの章には、関連のトピックスを解説したり、本文で説明しきれなかった追加情報を提供するために「コラム」が設けられています。(6)各章で学んだ知識を確認するために、「考えてみよう」というかたちで、復習クイズが提示されています。(7)興味を持ってさらに深い学習をしたい人のために、「参考文献」と「次に読んでほしい本」が、各章の最後に示されています。

[目次]

第1章 会計情報の役割
第2章 会計制度と社会
第3章 会計の仕組み
第4章 貸借対照表
第5章 在庫の会計
第6章 生産設備の会計
第7章 金融資産の会計
第8章 負債と資本の会計
第9章 損益計算書
第10章 営業活動の会計
第11章 儲かる仕組みの分析
第12章 利益構造の分析
第13章 経営管理と会計
第14章 会計を活用する仕事