管理会計入門


管理会計入門 カバー写真
教官名 加登 豊 教授
タイトル 管理会計入門
出版社 日本経済新聞社(日経文庫) 
1999年8月
価格 860 税別

書評

 筆者曰く、管理会計に本当に精通している人は、経営に関する様々な意思決定において、会計にどのような役割を期待されているのか、そして会計にはどこに限界があるのかを知っているが、経理部などに所属する一部の会計専門家だけにその機能の遂行が委ねられているのが現状である。

 管理会計の知識は単独では無力であり、管理会計が適用される問題に関する十分な理解があって、初めて役立つものである。

今までの管理会計のテキストは、主に会計学に関連したトピックスだけを取り上げてきたが、本書では、必要に応じて管理会計が利用される状況に関する記述が不可欠と考え、管理会計の知識が現実にどのように適用されるのかを理解することを目的としている。

 本書によって、伝統的な管理会計から現在の経営環境に沿ったトピックスまで、管理会計の全般を概観することができるであろう。