実践力を鍛える戦略ノート[企業価値評価編]
著者名 | 原田勉 |
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タイトル | 実践力を鍛える戦略ノート[企業価値評価編] |
出版社 | 東洋経済新報社 2007年4月 |
価格 | 2200円 税別 |
書評
最近では、M&AやTOBなど華々しい事例が数多く報道され、企業価値という言葉が1つのキーワードになっていると思われます。しかし、そもそも企業価値とはどのようにして測定できるのか、それが測定されたとして、その価値を高めるためにはどのような戦略や意思決定が必要なのかという点については、必ずしも議論されてきませんでした。
本書は、企業価値評価と戦略立案という今まで別々の領域の問題として取り扱われてきたものを統合し、企業価値ベースの戦略立案手法について提案しています。ここでは、初学者が無理なく必要な知識を習得できるように、まずは、企業価値評価の手法を体系的に解説し、それをマスターするための演習問題も用意しています。そのうえで、それらを活用した戦略立案手法を解説し、同じく演習の機会を設けています。
このような演習を通じて、企業価値評価手法のみならず、それらを戦略分析やその立案に活用できる知識やノウハウを身に付けていただくことが本書の目的となっています。これらの問題に関心のある方々には、是非とも本書に目を通していただきたいと思います。
目次
第1章 企業価値戦略の全体像
第2章 過去の実績で評価する-時価総資産アプローチ
第3章 現在の比較で評価する-マーケット・アプローチ
第4章 業績を予測する-マクロ・アプローチ、ミクロ・アプローチ
第5章 将来の予測で評価する-インカム・アプローチ
第6章 不確実性に対応する-リアル・オプション・アプローチ
第7章 企業価値戦略を立案する