ゼミナール マーケティング入門
著者名 | 石井淳蔵 栗木契 嶋口充輝 余田拓郎 |
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タイトル | ゼミナール マーケティング入門 |
出版社 | 日本経済新聞社 2004年10月 |
価格 | 3200円 税別 |
書評
ビジネス分野のテキスト(教科書)と言うと、「仕事や資格のために、がんばって読むものであって、読んで楽しいものではない」と見なされがちです。われわれは、このイメージは変えるべきだと考えています。ビジネススクールで学ぶ多くの方が感じておられるように、ビジネスそしてマーケティングを学ぶことは、本質的にエキサイティングで楽しいことであるはずです。
たしかにテキスト(教科書)には、その分野で必要となる基礎知識や理論をカバーすることが求められます。そのため、どうしても知識を羅列した辞典のようなものになりがちです。
しかし、マーケティングであればその面白さや醍醐味を伝えることも、テキストの重要な役割であるはずです。われわれ4人の執筆者が関わってきたビジネススクールでのスリリングな議論に参加するような臨場感を持って、マーケティングの基礎知識や理論を学んで欲しい。このような狙いで本書は執筆されています。学説ではなく、事例をベースに理論を提示していくというスタイルをとったのも、そのためです。
本書を読むことで、会社や仕事、あるいは社会に対する考え方が深まっていくワクワクするプロセスを味わっていただければと思います。
目次
第 I 部 マーケティング・マネジメント
第1章 市場をつくり出す企業活動
第2章 価値形成のマネジメント
第3章 価値実現のマネジメント
第 II 部 事業組織のマネジメント
第4章 マーケティング組織のデザイン
第5章 マーケティング資源の配分
第6章 事業の定義
第Ⅲ部 市場の論理
第7章 消費者行動の理解
第8章 競争構造の理解
第9章 取引関係の理解
第Ⅳ部 市場と事業のダイナミクス
第10章 プロセスとしての競争
第11章 産業のライフサイクル
第 V 部 市場資源構築のマネジメント
第12章 チャネル資産のマネジメント
第13章 顧客関係のマネジメント
第14章 ブランドのマネジメント