サーバント・リーダーシップ入門


著者名 池田守男 金井壽宏
タイトル サーバント・リーダーシップ入門
出版社 かんき出版 2007年11月
価格 1500円 税別

書評

サーバントは、従者を意味する言葉なので、指導する側の人物を表す言葉ではないように思われがちです。しかし、媚びるように、あるいは迎合するように、リーダーがフォロワーに従うのではなく、ミッションに向かって歩むフォロワーに対して、ミッションの名の下に、リーダーの側が尽くす、奉仕する姿勢もありえます。このような姿勢で成り立つ影響力を、サーバント・リーダーシップと呼びます。

本書は、この考えの提唱者であるロバート・グリーンリーフの説を誤解のないように紹介しながら、資生堂で社長、会長を歴任された池田守男相談役が実際に、サーバント・リーダーシップを実践してこられた姿を描き出しています。ご本人の記述、金井との対談、金井の解説によって、理論と実践とのつながりを重んじました。経営者と経営学者のコラボレーションは、神戸大学のMBAがめざす「学理と現実との融合」にも符合しています。実践家の抱く持論と、研究から解明された理論を、実践家の経験の意味づけを通じて探っています。そういう新しい試みです。『ビジネス・インサイト』で連載しているトップ・インタビュー(池田氏のご登壇は、通巻第38号、2002年)の濃厚バージョンともいえます。

目次

Ⅰ サーバント・リーダーシップとは何か
Ⅱ サーバント・リーダーの経営改革
Ⅲ サーバント・リーダーシップと使命感
Ⅳ ミッションで支えて組織と人を動かす