中国コラボレーションセンター 設立記念シンポジウム
開催報告
「グローバル競争時代のマネジメント人材教育と国際コラボレーション」
ー全球競争時代的高層管理人材教育与国際協作ー
プログラム(日程)
- 司会進行
- 主催者挨拶
- ご来賓祝辞
- キーノート(主題演説)
- 神戸大学大学院経営学研究科 副教授 三品 和広
- 北京大学光華管理学院 副院長 武 常岐 氏
- 清華大学経済管理学院 副院長 廖 理氏 氏
- 中経済貿易センター 理事長 青木 俊一郎 氏
- 休憩
- 15:45 パネルディスカッション (討論)
- テーマ
- パネリスト
- 神戸大学大学院経営学研究科 副教授 三品 和広
- 北京大学光華管理学院 副院長 武 常岐 氏
- 清華大学経済管理学院 副院長 廖 理氏 氏
- 中経済貿易センター 理事長 青木 俊一郎 氏
- コーディネータ
- 結びにかえて
岡部 孝好 神戸大学大学院経営学研究科 教授
神戸大学長 野上 智行
在中国日本国大使館 廣報文化部長 公使 井出 敬二 氏
中国 教育国際交流協会 常務理事 尤 少忠 氏
「マネジメント人材教育と国際コラボレーション」
神戸大学大学院経営学研究科 教授 黄 磷
神戸大学大学院経営学研究科長 中野 常男
「中国市場における広域物流」 開催報告
中国コラボレーションセンター シンポジウム
開催報告
「中国市場における広域物流」をテーマとした
日中現代物流研討会を開催しました。
※中国語版はこちら
プログラム
神戸大学大学院経営学研究科 研究科長 桜井 久勝
「中国の広域物流と現代物流産業の発展政策」
中国国務院発展研究センター 市場経済研究所 任 興洲 氏
「全国市場の形成と現代物流の現状」
国家発展と改革委員会・中国交通運輸協会物流研究院 何 増栄 氏
「広域物流の課題と解決方(ソリューション)案」
パネリスト
山九株式会社 姫田 正規 氏
日通総合研究所 町田 一兵 氏
シノトランス 呉 幼喜 氏
コーディネーター:神戸大学大学院経営学研究科 教授 黄 磷
長富宮飯店2階 「月季の間」
神戸大学大学院経営学研究科
日本大使館
中華人民共和国大使館
日本国国土交通省
中国国務院発展研究センター市場経済研究所
日本学術振興会
国家発展と改革委員会・中国交通運輸協会物流研究院
日本物流団体連合会
中国物流調達聯合会
日本貿易振興機構(JETRO)北京センター
日中経済協会 北京事務所
中国日本商会
日中経済貿易センター
主催者挨拶
神戸大学大学院経営学研究科が開設した国際経営教育研究センター(Center for International Business Education and Research : CIBER) 中国コラボレーションセンター(CIBER BEIJING CENTER)の主催による日中現代物流シンポジウムが、2004年10月27日に中国北京の長富宮飯店(Hotel New Otani Chang Fu Gong)において開催されました。
会場 |
本シンポジウムは、急成長する中国市場における現代物流 (ロジスティックス)、なかでも広域物流【地域間、輸送手段間、そしてサプライチェーンの企業間をまたがる物流】の問題を取り上げています。中国政府の物流産業政策の立案に携わる部門および日中両国の代表的な物流企業から、パネリストを招いて中国の「広域物流」の現状と課題を討議し、中国ビジネスの問題点とその解決方法を探りました。
主催者挨拶 桜井 久勝 |
基調講演
神戸大学大学院経営学研究科長 櫻井 久勝教授による主催者挨拶ののち、基調講演として、中国国務院発展研究センター市場経済研究所所長 任興洲氏が『中国物流産業の発展及び政策方向』をテーマに、中国の物流産業の実態と方向を鳥瞰的にまとめて示しました。続いて、国家発展と改革委員会・中国交通運輸協会物流研究院副院長 何 増栄氏が 『全国市場の形成と現代物流の現状』をテーマに中国の物流の現状と課題を整理して概観しました。
基調講演 中国国務院発展研究センター |
基調講演 国家発展と改革委員会 |
パネルディスカッション
基調講演に続き、神戸大学経営学研究科 中国コラボレーションセンター長 黄 磷教授がコーディネーターを務め、『広域物流の課題と解決方案』を共通テーマに、パネルディスカッションを行いました。
パネリストには、山九株式会社中国総代表 姫田 正規氏、日通総合研究所研究員 町田 一兵氏、シノトランス(中国外運集団)研究センター主任 呉幼喜氏を迎え、代表的な物流企業の中国国内でのネットワーク発展の現状、広域物流の実務的な難題や今後の展望について、参加者との質疑応答を含めて活発な議論が交わされました。
パネルディスカッション |
山九株式会社 |
日通総合研究所 |
シノトランス(中国外運集団) |
パネルディスカッションの |
終わりに
本シンポジウムには、54の企業と19の機関や大学から166名の方々が出席されました。またNHKからもシンポジウムについて取材を受けました。
「広域物流」という日中両国の企業にとって関心の高いテーマを取り上げることにより、神戸大学大学院経営学研究科のCOEプロジェクトの研究成果を、シンポジウムなどのかたちで社会へ還元していくことは、中国コラボレーションセンターの重要な役割のひとつであることが再認識されました。
シンポジウムの後に開催したパーティーには、来賓の方々や企業の関係者を含め、60名を超える出席がありました。
今回のシンポジウムの開催に当たり、在中国日本国大使館、在日本中国大使館と国土交通省をはじめ、国務院発展研究センター市場経済研究所、日本学術振興会北京事務所、国家発展と改革委員会中国交通運輸協会物流研究院、日本物流団体連合会、中国物流調達聯合会、日本貿易振興機構(JETRO)北京センター、日中経済協会北京事務所、中国日本商会、日中経済貿易センターから多大なるご支援を得ることができました。この場を借りまして感謝を申しあげます。
懇親会 挨拶 黄 磷 |
会場 |
中国コラボレーションセンターについて
神戸大学大学院経営学研究科国際経営教育研究センター 中国コラボレーションセンターは、21世紀COEプログラム「先端ビジネス・システムの研究開発教育拠点」の海外拠点として、北京に設置されました。中国コラボレーションセンターは以下の活動を通じて、先端ビジネス・システムの研究・開発・教育を推進していきます。
- 情報収集を通じての中国での先端ビジネス・システムの研究開発
- 中国一流の経営管理学院との共同研究教育プロジェクトの実施
- 短期集中エグゼクティブ・プログラムによるマネジメントのトレーニング
- 日中企業の企業支援
- MBA教育による経営中核人材の育成の強化
- MBA教育によるミドル・マネジメントの再教育
- ワークショップやシンポジウムの開催等による知の社会的還元
また、中国コラボレーションセンターは、日系企業をはじめとする中国の産業界と連携を持ちながら、研究と教育の相乗効果を目指す、すなわち大学の研究成果を現場に応用し、その成果を大学にフィードバックする「神戸方式」を基本として、例えば下記のような活動を通じて、日中企業のグローバル競争力強化に貢献できるような新しい研究教育システムを開発していくことを目指しています。
- Company-Specific Programs:
日中企業毎の要求に適合した企業支援活動 - Customized Programs:
日中企業の経営管理の中核人材の育成と能力向上
日中企業の中間管理人材の育成と再教育への協力 - Short-EMBA Programs:
日中企業の高級管理人材のための短期集中エグゼクティブ・プログラム