高橋 千穂子氏
髙橋 千穂子(たかはし ちほこ)
- 有限責任監査法人トーマツ 関西ブロック勤務
プロフィール
平成26年 | 公認会計士試験合格 |
平成27年 | 有限責任監査法人トーマツ 関西ブロック入所 |
公認会計士を志した動機
私は、大学受験でとても苦労しました。ですが苦しみつつも何かに打ち込む充実感を味わいましたし、無事大学に合格できたときは、達成感と共に精神面での自分の成長をも感じることが出来ました。この経験をもう一度味わいたく、大学でもただ楽しむだけではなく、何か大きな目標にチャレンジしたいと考えていました。そんなときに、入学後のガイダンスで難関資格であるという公認会計士の存在を知り、しかもその仕事が「正義」を貫ける仕事であることを知りました。私は昔から曲がったことが嫌いで正義感が強かったので、自分にぴったりだと直感的に感じ、志すことに決めました。
受験・合格体験談~会計プロフェッショナル育成プログラムの活用~
私は会計プロフェッショナル育成プログラムを活用し、商業簿記Ⅰ・Ⅱを経て、2回生の9月から専門学校に通いました。通常は1回生から通う方が多いのですが、折角入った大学ではキャンパスライフを謳歌したいと心に決めていたので、1・2回生は遊び倒すという計画の下、それまでは学校で簿記の授業を受ける程度で、毎日サークル活動に明け暮れていました。専門学校に入学後は徐々に勉強にシフトしていき、3回生からサークル活動も休部し、本格的にダブルスクールを始めました。大学でも会計分野の授業を積極的に受けるようにしました。上級簿記や会計分野の外国語購読、またゼミも会計分野を選んだことで、専門学校では習わない資格試験の点数にはならないような周辺知識も学ぶことができ、会計自体に興味を持てるようになりました。
また専門学校では神戸大学の友人も多く、皆が無心に頑張る姿は自分にとってとても励みになり、刺激になりました。仲間と切磋琢磨する環境があったからこそ、私は合格できたのだと思います。
公認会計士としての仕事の魅力
公認会計士の一番の魅力は、将来の選択肢が多岐に渡ることだと思います。「公認会計士=監査」というイメージがあるかもしれませんが、実際はもっと多様な選択肢があります。はじめはほとんどの方が監査に携わることになりますが、数年後は「会計のプロ」として、コンサルティング業務や税務業務、海外駐在など、自分の興味がある方面にチャレンジすることが可能です。私自身もこれから監査業務に従事しながら、興味を持ってチャレンジしたいと思える分野を探して、自分にしかない強みを作っていきたいと考えています。
神戸大学生の皆様へのメッセージ
私は勉強をやってもやっても結果が出ず、悔し涙を流したことも何度もありました。それでも専門学校の講師や周りの仲間、何より家族の支えがあって、合格することが出来ました。やり遂げた自分を、今は誇りに思います。振り返ると大学に入学したあのとき、楽な道を選ぶこともできました。でも今は、険しい道を選んで良かったと心から思います。大学4年間はあっという間です。目の前の楽しいことに流されていても、すぐに過ぎてしまいます。ですが最後の学生生活、達成できないんじゃないかと思うくらい大きな目標をたてて、達成するために一生懸命になることをお勧めします。きっと何にも代え難い、充実した4年間になりますよ。