原 泰史

原 泰史はら やすし

准教授
修士(経済学)(一橋大学)

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研究教育概要

私の研究テーマは、「イノベーションが生み出される流れをみる」ことです。ここでのイノベーションとは、社会に新しい価値を生み出しうる財や組織やサービスのことです。産業組織論やデータサイエンスとも呼称される領域の研究成果に基づき、データセットの解析やヒアリング調査を組み合わせることで、どのようにしてイノベーションが生まれているのか、そのとき、どのような要因が律速要素になり、あるいは加速させる要因は何か。ということに関心を持っています。

学部教育では、「外国文献講義」および「トップマネジメント講座」を担当しています。前者では、データを実ビジネスで活用するための方法論について、データ分析の技法を交えつつ外国語文献を用いて学習することを目指しています。後者では、企業がデジタルトランスフォーメーション(DX) を如何に実現しているのか、企業の皆さんの現場の声を学生が直に聞き取る手助けをしています。

大学院教育では、「イノベーション分析(大学院)」, 「Technology Operations and Management(MBA)」を担当しています。今日の経営学では、定性的な分析と定量的な分析を分け隔てなく、リサーチクエスチョンやリサーチデザインに合わせて組み合わせることが必要不可欠です。大学院講義では、様々な分析手法を網羅的に紹介することで、道具や分析技法に振り回されることなく、自らの問いを明らかにすることが出来る専門家の育成を目指しています。またMBA講義では、イノベーションとも呼称される、新たな価値や財や組織を生み出すための方法論について、ビジネスとのリンクを重視しつつ皆さんと学んでいければと思います。

略歴

  • 2022年4月 神戸大学大学院経営学研究科 准教授
  • 2019年4月 一橋大学大学院経済学研究科 特任講師
  • 2018年4月 フランス・パリ社会科学高等研究院日仏研究センター(CEAFJP/EHESS) ミシュランフェロー
  • 2015年4月 政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター(SciREX センター) 専門職
  • 2012年4月 一橋大学イノベーション研究センター 特任助手
  • 2012年3月 一橋大学大学院商学研究科博士後期課程 単位取得満期退学
  • 2009年3月 一橋大学大学院経済学研究科修士課程 修了
  • 2006年3月 神戸大学経済学部 卒業
  • 2002年3月 株式会社クララオンライン 入社

担当科目

  • 学部:経営データ分析(経営管理)、研究指導
  • 大学院:演習

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