森 直哉

森 直哉もり なおや

教授
博士(経営学)(神戸大学)
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研究と教育の概要

科目名で言えばコーポレートファイナンス(経営財務)が専門であり、広く言えば証券市場論や証券投資論を含めたファイナンスの領域に属する。

コーポレートファイナンスの研究者はほとんどが統計・計量的な実証研究をおこなっているが、私は理論的なモデルを作るタイプの研究者であるため、わが国ではかなり希少な位置づけにあると思われる。

主な研究テーマは企業のペイアウト(配当や自社株買い)である。税やエージェンシー費用、情報の非対称性が及ぼす影響をそれぞれ別個に考察するのではなく、同時に考察したときに標準的な結論がどのように修正されるのか、あるいは、投資家が異質な選好を持つとき、企業の財務政策がどのように決められるのかに興味・関心がある。近年は財務分析のツールをファイナンス向きに改良することや、負債構成の理論を統一的なフレームワークで整理することに興味・関心がシフトしつつある。

学部では「コーポレートファイナンス」、大学院ではMBA向けの「ファイナンス応用研究」が主たる担当科目である。学部のゼミナールでは、財務分析の手法を用いることによって、ファイナンス理論から得られる知見を実務に生かすことを目標としている。

何を学ぶにしても、「つまらなく真面目に」や「楽しく不真面目に」ではなく、「楽しく真面目に」取り組むスタンスが大事である。

略歴

  • 2016年 神戸大学大学院経営学研究科 教授
  • 2014年 日本大学商学部 教授
  • 2007年 日本大学商学部 准教授
  • 2006年 熊本県立大学総合管理学部 助教授
  • 2003年 熊本県立大学総合管理学部 講師
  • 2002年 同志社大学大学院商学研究科博士課程(後期課程) 単位取得退学
  • 1998年 同志社大学大学院商学研究科博士課程(前期課程) 修了
  • 1995年 同志社大学商学部 卒業

担当科目

  • 学部:コーポレートファイナンス、初年次セミナー、研究指導
  • 大学院:演習
  • MBA:ファイナンス応用研究、現代経営学演習

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