経済活動と計算実践

要約

経済行為を計算実践とみなして研究する動向が過去20年の程の間で大きく進展してきた。このような研究動向は、合理主義的な経済学研究に対抗して、経済に対する新たな理解を提供しようとしている。これらの研究は主に社会学と会計学において見られるので、本論文では、それらを「計算の社会学派」および「計算の会計学派」と名付けてその特徴的な思考を分析し、経済行為を計算実践とみることで、どのような世界が開かれようとしているのか、その可能性を含めて考究する。

著者 PDFへのリンク

國部克彦

PDFファイル

(396.4KB)